2002/09/01: パワーウィンドウモーターアッセンブリの修理




インデックス
[作業その1]
その1: ドアの内張りを剥がす
[作業その2]
その2: アッセンブリを取り外す
[作業その3]
その3: ワイヤーを組み直す



[吉池号としょーりん号] まず最初にホームセンターへ向かい,ワイヤーと,それをかしめる為の終端金具を購入しました.前回と同じ場所で.今回は万が一失敗した時の為に,必要な長さの倍買っておくことにしました.アッセンブリ一つにつき 2m 強必要なので,余裕をみて 2.5m x 2 で 5m 買いました.太さは 2.0mm のもの.純正アッセンブリで使われているものと同じ太さです.

その後一旦吉池さんの御自宅前に移動し,写真をぱちり.

さて作業場 (とはいっても実は路上なのですが) へ移動し,作業開始です.



[作業前のドア内張り] 吉池さんの御自宅の近所の住宅地内の某所,適当な場所にクルマを停めました. すぐ横には,マンション併設のミニ公園があり, 子供達がはしゃぎながらブランコで遊んでいました. 吉池さん,ちょっと「うるさいなー」とご機嫌斜め. 子供達は全く気にせず「おじさーん,それ何をやってるんですかー」と興味津々.

作業前のドア内張り.さて今からこれを外してゆきます.



[ドアロックを外す] 最初にドアロック部品を外してしまいます. 細めのマイナスドライバでつめを押えつつ, 手前に引っ張りながら上に動かすと外れます.

外すのはそんなに難しくないのですが, 逆に取り付ける時,若干難儀してしまいました. 実は Haynes 整備マニュアルを読むとちゃんと書いてあったのですが, つめのついた内部パーツを一旦下へさげておき, 更にドアロックを施錠した状態で下に押し込むと, かちっという音と共に完全に固定されるというものです.



[トルクスネジの取り付け位置] 次にアームレストを外します.印をつけた三個所がトルクスで止められています.



[トルクスネジ取り外し中] 順に外していきます. ここのサイズは T-30 となります.



[アームレスト取り外し完了] 無事外れました.こんな感じになります.

ドアから出ている,細長く白いプラスチック部分が,ネジをとめる部品です. ドアパネルへの取り付けは結構ガタガタしていますが,比較的丈夫に出来ていました.



[スピーカカバー取り外し中] 続いて,フロントドア前部下に取り付けられているスピーカを外します. 正確にはスピーカ自体は外す必要はないのかも知れませんが,今回は外しました.

まず,スピーカカバーを外します.



[スピーカ接続端子を外す] スピーカカバーを外し,更にスピーカユニットを外します.

このスピーカユニットの裏に接続されているケーブルが ドアパネルからきていますので,外しておかなければ内張りが外せません.



[ドアポケット横のネジ取り外し中] ドアの内張りを外すには,更に作業が必要です.

内張り後部下の,ドアポケットの端に目隠しカバーがあるのでそれを外すと, やはりトルクスネジの頭が見えます.これを外します.



[電動ドアミラーコントローラ取り外し中] 次に,ドアポケット前部についている, 電動ドアミラーのコントロールユニットを外します.

この辺りはユニットも取付部もプラスチック製なので, 傷を付けないように,かつ割らない様に, 力加減に注意する必要があります.



[電動ドアミラーコントローラ取り外し完了] こんな感じで外れます.



[リリースレバーカバー取り外し中] おっと忘れていました.ドア内側の,リリースレバー周りにとりつけられている目隠しカバーを外さないといけません. これも小さなプラスチックのツメで止まっています.



[パワーウィンドウスイッチ取り外し中] さて次は,パワーウィンドウスイッチを取り外します. これもやはり,取り外す際には余り力を入れすぎない様に注意します. また,コネクタを外しておきます.



[内張り取り外しトライ#1] これで内張りが外れるかな?

ちなみに,内張りとドアパネルは,今までに外したネジ以外に, 4〜5箇所あるプラスチック製の出っぱりによって止まっています. この位置をブラインドで特定するのは結構面倒ですが, 慎重にぽちぽちと外してゆきます.



[ドアミラー内側のカバー取り外し中] おっと忘れていました.ドアミラー取り付け部分のカバーを外しましょう. 内張りを外す際に,若干邪魔になってしまいますので.



[内張り取り外しトライ#2] お,これでやっと外れますね.



[ケーブル類を引き抜き中] はい,外れました.

ドアパネルから内張り側に通されていたケーブル類 (パワーウィンドウ,ドアミラー,スピーカ用) を引き抜いておきます.

本当ですと,この状態で,ドアパネルには更に発泡ウレタン製のカバーが 両面テープで貼りつけられていますので,それを剥がす必要があります. 今回のケースでは,前回作業時に外したままにしていたので,ありません.



[内張りに取り付けられたユニット] ドア内張りの裏側に,この様なユニットがネジ止めされています.

これは,運転席側パワーウィンドウに特有のユニットで, オートアップ/ダウンの為についています. 一定以上のトルクがかかり,それ以上ガラスが動かなくなったら, モーターへの通電をカットするわけです.

ちなみに,このユニットが接続されていない限り, 運転席側のパワーウィンドウは動かない様になっています.



[ユニット取り外し] 今回は,パワーウィンドウモータの修理を行う訳ですから, ちゃんと直ったかどうか何度か通電してテストする必要があります. その度に内張りをドアパネルの近くに持って来て接続するのは面倒臭い.

というわけで,このネジ止めされたユニットを外しておきます.



[内張りが完全に外れたドアパネル] これでやっと完全に内張りを外すことができました.

なお,ドア下部から覗いている,縦方向の金属製の棒の様なものが パワーウィンドウ用のレールです.また,その右上に覗いているものが モーターユニットです.



[発泡ウレタン製防音シート] これが先程上で触れた発泡ウレタン製シートです.恐らく防音用でしょう.

前回作業時に外してから, この様にリアトランクの裏側に貼り付けたままにしてありました.



インデックス
[作業その1]
その1: ドアの内張りを剥がす
[作業その2]
その2: アッセンブリを取り外す
[作業その3]
その3: ワイヤーを組み直す




MATSUBAYASHI 'Shaolin' Kohji <shaolin@peugeot405.org>
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