盤質があまり良くないので,これ以上傷めない様にターンテーブルに乗せるのを控えめにしていますが,それでもかなりの頻度で聴いてしまいます.
1960年代後半になると,ガレージ系サイケ系のアルバムが俄然充実してくる Mercury の中でも,ジャケットデザイン,知名度 (無名度?),レア度,内容の充実度の全てにおいて突出していると思われるのがこのアルバムです.今でこそボーナストラック (リハーサル 3曲) 入りの CD が再発されていますが,それまでは長らく入手困難な時代が続き,ブートレグも流通した程でした.現在でも中古市場では高値で取り引きされています.
1968年にリリースされた,このバンド唯一のフルアルバム.アメリカ西海岸のローカルグループ Button Willow と Whatever's Right のメンバーを中心に構成された The Savage Resurrection ですが,ジミヘンばりのギターが縦横無尽に活躍するトラックあり,ドロドロのヘビーサイケあり,ブルースマナーにのっとったジャムあり,全体的にチープな味わいあり,と,ガレージ/サイケのおいしいところを凝縮した様な充実しまくりのアルバムです.
手元にあるのは,メンバー 5人中 4人の
サインが書かれた LP ですが,そもそもこれが本物かどうかなんて確証が持てるはずもありません(笑) ドラマーの Jeff Myer さんに問い合わせれば真偽の程は判定できるのかも知れませんが...