歐米人ノ眼ニ寫ル亞細亞

SKY PerfecTV を見る様になってはや一年が経過しました.頻繁に見るチャネルは BBC ワールドDiscovery ChannelMusic Air Networksファミリー劇場FOXANIMAX 辺りに落ち着きましたが,その他細々と興味深い番組をやっているチャネルもあり,フォローするのが大変です.

で,土曜日の夕食時にはディスカバリーチャネルの「アジアンアワー」をよく見ます.今回は Discovery Channel: 工芸品 の「毛筆と英知」というタイトル.これがともかく面白い.





何が面白い (= 興味深い) かと言うと,勿論この番組自体で扱われた中国の「書」と「画」の歴史とその特性自体もそうなのですが,むしろ「欧米の人から見たアジア」という視点が,我々日本人から見ると強烈に感じられるところでしょうか.(オリジナルの番組の) 視聴のメインターゲットが欧米人なのでしょうから当り前なのですが,これが逆に新鮮に感じて仕舞う.「当り前」と思っている「前提」が異なるから,描き方も異なる,と.

若干鼻につくのが,昔よりはトーンは控えめとはいえ,オリエンタリズム/エキゾティシズムなメンタリティが見え隠れしていることでしょうか.そこかしこに「未知の世界」「(我々とは) 異質なもの」という匂いを感じます.そんなに厭味ではない程度なのが救われますが.

しかし「アジアンアワー」とはいっても,ディスカバリージャパンで放送している番組は中国のお話が大半で時々東南アジアやインドなので,日本についての番組は意図的に流してないのかな? そういう意味では,日本がどう受け止められどう描かれているのか,是非見てみたいです.





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This page contains a single entry by Shaolin published on January 25, 2003 10:15 PM.

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