Two guys again in Seoul (Day 2)

[Hotel M, Seoul]

12月13日月曜日。二日目は仕事的にはメイン。7時に起床、食事をとった後 10時頃から夜までひたすらミーティング。前回よりはぐっと現実的で有用な意見交換が出来た様には思いますが、今後も仔細は詰める必要があるという感じ。

いつもながら昼も夜も豪華なお食事を頂く。お客には大量に残す位もてなしをするのが礼儀、とは知っていても、こんなに大量に余らせてしまうともったいないなあと思ってしまいます。

昼は チョングッチャン (韓国風腐り納豆鍋?) という強烈な匂いのチゲがメインでしたが、これは非常においしかった。ただ、ホンオ・フェ (強烈なアンモニア臭が苦行以外のなにものでもない、発酵したエイの刺身) だけはどうもダメだった。その他は全部おいしかってんけど。生まれて初めての、苦手な韓国料理。結婚式などのお祝いの席では欠かせないおめでたい料理だということですが。

一番ハマったのは カンジャンケジャン (ワタリガニの醤油漬)。キムチの様に唐辛子漬になったヤンニョムケジャンというのも頂きましたが、個人的にはこのカンジャンケジャンの方が大ヒット。これはうますぎる。毎日でも食いたい。

[Delicious dinner]

夜はホルモンとカルビがメインと思しき、なんだか高級っぽいお店。確かにおいしかった。

[Delicious dinner]

写真は骨付きカルビとテッチャン。テッチャンは、日本ではざっくりと裂き、中の脂をおおまかに取り除いてから焼くのがほとんどですが、こちらではまるまま焼いてしまい、食べやすい大きさにカットしてから食べます。巨大な芋虫の様な見てくれは慣れない人もいるかもしれませんが、味はとても淡白で実に美味。脂分もしつこさは全然ありません。

[Delicious dinner]

最後に食べたホルモンチゲもおいしかったのですが、なんとも不思議な味付けで、韓国風の香辛料と、インド的というかなんというか、ああいう系統の香辛料の両方が入っているもので (普通とはずいぶん違う意味で) とても辛かった。韓国国内でも、珍しい部類に属する味付けだそうです。

[Delicious dinner]

前回の醜態を教訓に、今回は本当に飲む方は随分おとなしく済ませました。

[Delicious dinner]

食後に山にドライブに行って夜景を楽しみ、その後はカラオケへ。 その途中では、昔懐かしい(?)売春宿なども見え、また別の側面も垣間見えたり。 最近売春禁止法が施行されたそうで、売春宿界隈の入り口では多数の警官が警備していました。その一方で、国会議事堂の前では、連日売春禁止法廃止を訴えるデモが行われていました。

写真は、デパートにしがみつくサンタさん。

[Delicious dinner]

で、カラオケ。なんでも世界で最も豪華な? お店なんだそうで、確かにカラオケ屋とは思えない贅沢な作りにはびっくり。 それも伊達ではなくて、各部屋の設計 (広いことは勿論、天井が高く音響的にも良さそうだった) や、通路や休憩スペースの調度品 (きちんと動作しそうな蓄音機と Bing Crosby の SP レコードが展示してあったり) など、隅々までこだわりが感じられました (とはいっても半分はハッタリなんでしょうけど)。

私自身はカラオケにあまり興味がないのと、疲れが溜まったせいもあってか眠かったので、ちょっと苦行な一時間ではありました。その後1時頃にホテルに戻って就寝。私以外の皆さんは更に飲みに行かれたそうで。

今回の旅行でも、日本と韓国の様々な時代の様々な文化について話すことが多く、そういう意味ではとても興味深い会話が出来たのは良かった (食堂、食事、時節の挨拶、街の設計、宗教、教育、方言、豊臣秀吉、在日韓国人)。日本で予習し、ガイドブック片手に様々な観光地をめぐるのも興味深いでしょうが、それとは別の意味で、より現地の方々の感覚というか生活感や温度を知り得るのは、観光では得られないものかも知れません。

それもこれも、日本語と韓国語の両方が堪能な人が 2人も常時同行して下さっているからなのですが。 ニュアンスの微妙な技術的議論は通訳してもらい、それ以外の技術会話や日常会話については英語で直接会話、というのが基本でした。









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This page contains a single entry by Shaolin published on December 16, 2004 8:49 AM.

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