最近民放局の番組をめっきり見なくなった (*1) 私としては、久々の民放局の大ヒット。
斉藤由貴さん演じるところの平凡な主婦に、旧千円札から夏目漱石が乗り移って、云々、というドタバタホームコメディ。脚本(宮藤官九郎) も演出 (高成麻畝子、坪井敏雄、木村政和) も最高で、複数の小ネタ的ストーリーが並行しつつ絡み合いながらスピーディに展開するという、ドタバタコメディの王道といえます。しかも随所には、分かる人にしか分からないようなものも含めて「ニヤリ」とさせられるネタが仕込まれており (「ペ・ヤングン」「女性タブン」「Kiyochuku」にはじまり「All You Need Is Love が Stones」的なものまで)、たった 30分の番組内なのに 3回も 4回も CM がはさまることを除けば、文句のつけようのない出来。
斉藤由貴さんの天才的な演技力と、随所で (漱石の) 心の声としてかぶさる本田博太郎さんのナレーション。これだけでもうおなかいっぱい。平日昼には毎回笑い死にさせて頂いております。
(*1):これは単純な理由で、あまりにも CM が多すぎて折角放送を楽しんでいる流れを阻害されてしまうからです。受信料を律儀に払っている NHK はさておき、番組途中に CM をあまり入れない (番組間には入る) スカパーを好んで見ているのも、番組内容以外にそういう理由があるのかもしれません。