ATP Tennis Show - A Change at No. 1
ランキング1位になった 8/18 の前日に、オリンピックで金メダルを獲得、自ら花を添えた ラファエル・ナダル (Rafael Nadal)。ともあれおめでとうラファ。US オープンおよびシーズン終盤のヨーロッパラウンド、年末のマスターズカップでどこまでこの絶好調をキープできるか楽しみです。
- Golden Boy Nadal Takes Olympic Glory; Silver For Gonzalez (atptennis.com)
- Nadal Becomes 24th Player to Hold No. 1 Ranking(atptennis.com)
歴代 No.1 ランカーの面々も讃辞を惜しみません。3年以上に渡る 2位を経て、史上最高のプレーヤとのランキング交代ですから。
しかしフェデラーもこれで終わるプレーヤーであるはずもないでしょう。また神の領域のプレイ連発の壮絶バトルをくりひろげて欲しいものです。いやホントに今年のトーナメントはおもしろすぎる。
- Former World No. 1s Pay Tribute to Nadal (atptennis.com)
- 新世界1位のナダルに元王者から賞賛の声 (日本語訳、tennis365.net)
Rafael Nadal - New World No. 1
さて、US オープンは予選から出場予定だった 錦織圭 選手ですが、どうやらヒューイットその他が欠場を表明したため、ウィンブルドンに続く本選ストレートインが決定したようです。こちらも期待。日本人選手で、あんなに才能に溢れたイマジネーション豊かなテニスが出来る選手は本当に稀有な存在なので、今後数年間の成長と活躍が期待されます。
- U.S. Open Entry Sheet / Fact Sheet (updated August 18, 2008) (menstennisforums.com)
Mercedes-Benz Play of the Week - Rafael Nadal (at Queen's Club, def. Kei Nishikori)
ラファ、フェデラー、ジョコビッチのトップ3以外での注目は、なんといっても今シーズン急激な成長を遂げているアルゼンチンの ファン・マルティン・デル・ポトロ (Juan Martin Del Potro) 選手ではないでしょうか。
一昨年 (2006年) のジャパンオープン1回戦で添田豪選手に勝った試合を TV で観たのが最初だったと記憶しています (この頃はロングヘアーをうしろで束ねていたっけ)。昨年 (2007年) の全仏1回戦 (対ナダル) で観た時は、ストレートで負けたとはいえ既に溢れんばかりの才能を見せていたのが印象的でした。
そして今年。ウィンブルドン直後の7月、シュトゥットガルトのメルセデスカップで 6-4 7-5 のスコアで見事優勝。しかも決勝の相手はガスケ。この試合は後日映像で観ましたが、別人のようにパワフルな攻めまくりテニスになっていてびっくりしました。
Stuttgart 2008 - Sunday Highlights
しかも翌週のキッツビューヘル (オーストリアンオープン) でも地元メルツァー選手相手に 6-2 6-1 と圧倒的な一方勝ち。これも映像をみましたが、毎週のようにレベルがあがっているのが驚きでした。フォアの強打の速いこと速いこと。
続いて出場した8月上旬のカントリーワイドクラシック (ロサンゼルス) でも決勝でロディックを 6-1 7-6 で破って見事優勝。これは観ていませんが、恐らくラリー戦になったらデルポトロの一方的な展開だったんではないでしょうか。
そしてオリンピック開催中の8月中旬に開催された、レッグメーソン (ワシントンDC) でもまたまた優勝。トップ選手のほとんどがオリンピック出場中とはいえ、なんと4大会連続優勝という快挙。
Washington 2008 – Sunday Highlights
今年前半に50〜60位台だったランキングも、現在19位にまでステップアップ。来週の US オープンでは恐らくシードがつくんじゃないでしょうか。この勢いを今年最後のグランドスラム、US オープンでも見せつけて、旋風を巻き起こしてほしいものです。