熱性けいれん騒動顛末

うちの娘が先々週始めに 熱性けいれん を起こしたお話。


[Satoka]




3月第1週: 若干風邪気味というか、鼻水がよく出るように。近所の耳鼻科でこなぐすりを処方してもらう。

3月第2週: くすりのおかげか、前半は調子よかった。念のため週初めに再び病院に行ってくすりを再度処方してもらう。9日か10日頃にはもう飲まなくてよくなった。

3月13日: 再び鼻水が出だす。処方してもらった薬の残りを飲ませることに。

3月14日午前〜昼: 朝は家族で気になるくるまのチェックに中古車屋に行き、そのまま契約してきた。帰りにファミレスで昼食。娘もがつがつ食べる。帰宅後再び薬を飲ませる。

3月14日夕方〜: パパと一緒にバスで和光のスーパー銭湯へ。一緒に大きな風呂に入って大興奮。そのあと他のパパ達や子供さん達とスーパー銭湯で宴会。

3月14日20時頃: 帰宅。銭湯ではしゃぎすぎたのか、若干疲れてる風。熱を計ると38度代前半。鼻水も相変わらず出てる。こりゃいかんということで、すぐに (週はじめに病院で処方された鼻水用の) こなぐすりを飲ませ、寝かしつける。

3月14日21時頃: 苦しそうに寝ている娘の熱を定期的に計ると、どんどんあがる一方。ついに39度代に。本人かなり苦しそうで、いろいろお話はしてくれるものの、ぜえぜえ言い出す。

3月14日23時頃: 熱はついに40度越え。相当苦しいのか、ほとんど寝付けない模様。そんな状態でも「きょうは、おっきなおふろ、たのしかったねー」と言われてほろっときたり。銭湯と宴会に連れていったことを後悔。

3月14日23時40分頃: 直前まで、ぜえぜえしながらも「あんぱんまんとー、こっしーとー、どっちがいいー」とか「パパありがとー」とか話しかけてくれてた娘が、突然白目をむき、両手をこわばらせて痙攣しだす。親の問いかけにもまったく反応しなくなる。体はずっと震えたまま。

3月14日23時45分頃:119番に電話。が、3回ほどかけても「お客さまのおかけになった電話番号は、現在使われておりません」ばかり。妻のツッコミで、実は間違えて 199番 をダイヤルし続けていたことに気づく。今度は落ち着いて 119番に電話。現状を伝える。その間も体を硬直させ両手をこわばらせたまま白目でけいれんをつづける。

3月14日23時55分頃: 救急車到着。パジャマ姿の娘を子供用毛布にくるみ抱きかかえて自分が救急車に運ぶ。血圧や心拍、体温の測定などを行ってもらいながら問診。症状からいって 熱性けいれん でしょうとのこと。

3月15日0時15分頃: 住居前に止まったままの救急車内で受け入れ先病院の打診を続けて下さり、日大光が丘病院に決定。移動開始。その間も視線は定まらず、ずっとうぅ〜うぅ〜うぅ〜うぅ〜とうなり続ける娘。耳元でアンパンマンのうたや「Star Light, Star Bright」を歌い続ける親。

3月15日0時30分頃: 病院に到着。救急隊員の方々にお礼をいいつつ、足早に診察室へ搬送。

3月15日1時00分頃: 問診および検診の結果、やはり熱性けいれんとのこと。けいれん止めの座薬を入れられ、点滴をされる。30分〜1時間ほど経過をみて、問題なければ今日は戻ってよいとのこと。座薬のせいで眠くなったのか、ぐったりとする娘を抱きかかえたまま待合室で待機。

3月15日2時00分頃: 問題ないということで点滴を外してもらい、事務手続き後帰宅すべく準備。明日再び病院で検診を受けるようにとのこと。

3月15日2時20分頃: ちょうど病院前にタクシーがきていたので拾う。

3月15日2時50分頃: 帰宅。熱はまだ高いまま。

3月15日3時〜4時頃: 親やっと就寝。

3月15日7時00分頃: 熱を計ると40.3度。この後40.5度まで。最高体温。

3月15日7時30分頃: 妻が一足先に病院に向かい、受け付け処理をしてくれることに。検診時間が読め次第、私がくるまで娘を連れて行くことに。

3月15日8時30分頃: 医師の指示の通り、この時間に再びけいれん止めの座薬をいれてあげた。

3月15日9時30分頃: くるまで病院に出発。10時頃到着。道中、娘が外にマクドナルドの店舗を見つけ、ぜぇぜぇしながら「ほらー ぱぱー たまごはんばーがーのおみせだよー たらたったったー I'm Lovin' It」と言ってくれるのが痛々しい。

3月15日10時30分頃: 問診。長々と説明を受ける。

3月15日12時30分頃: 事務手続き後、帰路につく。座薬がきいているのか、ぐっすり寝てくれている。

3月15日15時00分頃: くるま買い換えのための書類を準備し、最寄りの集配局に投函しに行く。

3月15日16時00分頃: 娘はリビングに移動。クッションをまくら代わりに、毛布にくるまってまったりテレビを観てる。けいれん止めの座薬の副作用(?)として、全体的に意識が朦朧というか酔っ払いみたいな感じ。




熱性けいれん自体は、5歳頃までの乳幼児の7%~10%に起こるもので、それ自体も後遺症はなく、実は特に心配しなくてよい、救急車で搬送する必要もなく、経過をみるだけでよい、とのことです。

しかし、実際に目の前で白目を向いて体を硬直させ痙攣されると、熱性けいれんについて予備知識がない状態では、我々がそうなったように、ほとんどの親御さんはパニックに陥ると思います。

ただ、注意すべき点として、

  • からだの一部のみがけいれん、あるいは左右のけいれんの差が激しいとき
  • けいれんが5分程度でおさまらず、10分〜30分続くとき

は、単なる熱性けいれんでない可能性があるため、即救急車・検査入院になるそうです。




で、今回の我々のケース。高熱を出した直接の原因は、やはりスーパー銭湯に連れていったことになりそうです。娘本人は実はあまり体調が良くなかったのか、あるいは微熱があったのか。けれども本人は鼻水を少し出しながらも至って元気だったため、気にせず連れていったのが悪かったということになります。ほんまごめんなさい。

また、鼻水止めのために病院で処方してもらっていた薬。因果関係は未だ完全には解明されてはいないものの、この中の 抗ヒスタミン剤 が、高熱時に熱性けいれんをより引き起こしやすくする、という説もあるようです。

けいれん止めの座薬を使っている時は、意識が朦朧というか、酔っ払いの様な状態になる副作用が出る場合があるようです。うちの娘はモロにそれでした。歩こうとしてもすぐによたよたしてつまずいてしまったり、会話が夢うつつ状態になったり。





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This page contains a single entry by Shaolin published on March 24, 2010 10:39 PM.

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