CHOPIN: Sonata in G minor, Op.65, for Violoncello and Piano.
Janos Starker, cellist; Gyorgy Sebök, pianist
(Mercury SR-90320)
で,昨日吉池さんご夫婦が来られた際 にかけた幾多の LP のうちの 1枚がこれです.狙った様に数日前うちに到着していたオリジナル盤 (マトリクス RFR-1).
Mercury 時代の Starker さんの人気は,少なくともアメリカ本国ではものすごいものがあり,バッハ無伴奏チェロ全曲集の 3枚組 LP ボックスのオリジナル盤の値段は常軌を逸するものがあります.これはそんなに高いものではなく,$26 で落札したものですが.
1924年ブタペスト生まれですから,1962年のこのアルバムを録音された時には 38歳ということになりますが,その事実がにわかに信じ難い程の円熟味と超絶技巧をさりげなく聴かせるアルバムです.近年のよりヴァーチュオーソとしての円熟味を増した演奏よりは,若さというか突っ走り気味のところもありますが,ともかくクラシック門外漢の私にとっても音色と空気だけでノックアウトされる一枚ではあります.両面とも,曲が私ですら馴染み深いものであるのも救いかも.
吉池さんの奥さまがチェリストということでなんとなく選んだこの盤でしたが,奥さんはシュタルケルさんの congress だか workshop だかに参加されたことがあるそうで,そういう意味でも偶然が重なって選んだ盤でした.確かに Starker さんは老いてなお御健在ですが,日本にもほぼ毎年の様に来られては演奏されているはずですね.
ここのところ毎日 1-2回は聴いている,愛聴盤です.
シュタルケル。数年前に来日好演を聴いたよ。
アンコールのブラームス、ソナタ第2番第2楽章(アダジオ・アフェトゥオーゾ)ではマジで鳥肌が立った。
メンデルスゾーンとショパン。なかなか無い組み合わせ?是非聴いてみたい。
コダーイの無伴奏とかは聴いたことある?'48年録音のものだけどお勧めだよ(CDだけど)。バルトークの息子ピーターが録音した代物らしい。
1948年録音のコダーイ無伴奏は有名ですね.
やはり CD で聴いたことあります.
原盤 LP は,これまた常軌を逸した値段で流通してます...
とりあえず国内盤 LP をゲットするかの (あるのかな)