昨日、ちょっと時間的に早いとは思ったけれども、仕事帰りにいせや本店に寄った。一体今年何十回目なんやろう。
あと数日で現店舗が無くなる、ということが数日前の朝日新聞に載ったとか載らないとか。そのせいもあってか、15時台だというのに店内は満員で、複数の (プロ? アマチュア?) カメラマンが、名残惜しそうに客や店内を撮影している。もっと前から来いよ君たち。
で、立ち飲みになるかと思っていたら、たまたまカウンターテーブルがあいてたのでそこに座る。隣に陣どっていたのが、アラブ系と思われる外国人の男性。いろいろ話をしてみると、日本に住んで10年程、今日はたまたま目に入ったいせやに立ち寄ったとのこと。たしかに日本語は達者でした。「宗教上の理由から」と、鶏肉だけを選んで注文していた。とはいっても、串ものだと「ひなどり」と「つくね」くらいしかないんだけど。
彼は偶然立ち寄ったこのお店の古ぼけた雰囲気や喧騒感が痛く気に入ったようで、しばらくするとしきりに「もったいない」「このお店は残って欲しい」を連発していた。そういうところも日本人に似てきてるのね。 で、私が勘定 (920円) を済ませて彼に挨拶をして立ち去ろうとしたところ、良い気分になってきつつある彼が私に向かってひとこと、
「今日は、豚を食べてもいいような気がしてきました。いまからミックスを頼みます」
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そんなものなのね。ようしらんけど。