数年越しの悲願であった、スキャンガラス面とその周りに段差のない A3 スキャナをやっとこさ購入。 EPSON ES-6000H の中古 (付属品無し) を 3万円で。これで LP ジャケットのスキャンが格段に楽になるはず。
2002年6月 だの 2003年3月 だの、何度も出てきた話題ではありますが、
- Canon Canoscan 600
フツーの A4 スキャナ。周りに段差がある為 (スキャン面を大幅に上回るサイズのものをスキャンする際に) 画像の歪みがひどく、ダメでした。 - Apple Color OneScanner
US リーガルサイズのスキャナ。サイズ的には最高 (長辺が 35.5cm もあり、LP ジャケを 2回でスキャンできます) でしたが、あまりにも遅いのと、発色がスキャンの度にばらばらなので、涙をのんで使用を諦めました。知合いからタダで頂いたものでした (ありがとうございます)。 - EPSON GT-9000
結果的に最も長く使った奴。A4 サイズで周りの段差なし。安い中古でしたが、使い勝手は最高でした。
ときて、今回の ES-6000H 購入に至りました。
さて、実際にスキャンしてみることにします。以前と同様、スキャン時は ColorSync のみで色補正。150dpi で 4回ないし 2回スキャンした後、微調整して合成。ここでは 600 x 600 ピクセルのサイズに縮小しています。
左が GT-9000 でスキャンした画像 (4回スキャン後合成)、右が ES-6000H (2回スキャン後合成) です。同じ ColorSync を使っていても、ここまで発色が違うもんなんですね。うちのディスプレイ (DELL の 20インチ液晶) で見る限りでは、実物により近いのは ES-6000H の方です。
最も顕著な差は、スキャン方式の違いによる虹色の有無。GT-9000 では、三原色独立光源で、しかも微妙に取り付け角度に違いがあるので、少しでもうねっていたり段差があるものをスキャンすると、その部分が赤みがかったり青みがかったりしてしまいます (写真左)。けれども ES-6000H はまっとうな一光源なので、その様な虹色が写り込むことはありません (写真右)。この写真ですと、ジャケットの上端と下端、それとジャケット全体にかかっているシュリンクラップのたわみ部分に虹色が写り込んでいることが分かると思います。
余談ですが、 SANE が ES-6000H に対応しているかは未確認。
しょーりんさんのスキャナーにかけてこられた歴史がすごいですね。
でもそれでも2回に分けなくてはいけないのか…。
4回など到底する気にはなれないので、すいぶんと作業はらくになったのだと思われますが。
写真は右側のほうが鮮やかなブルーで、人物の奥行きもよく出ていますね!良かったですね!
とても参考になりました。
A3スキャナあるんだ〜!良かったね〜。