第四土曜日.いつものように白山のジャズ喫茶
「映画館」
で
いつものメンツ
でうだうだ.
少し早く到着した後,マスターの御厚意で,持って行った愛聴盤,Illinois Jacquet の “Go Power!” の Cadet 盤オリジナル LP をかけてもらいました.
昨日書いた Illinois Jacquet への追悼
の気持ちもあり.
Go Power! / Illinois Jacquet
(Cadet LPS-773)
Illinois Jacquet (ts), Milt Buckner (org), Alan Dawson (ds).
Recorded live at Lennie's On-The Turnpike, W. Peabody, MA in March 1966.
こういうお店のオーディオで聴くと,うちにもホーンスピーカ欲しいなとか思ってしまうのがあれですが,ともあれ Milt Buckner, Alan Dawson にプッシュされまくってアップテンポではいつものブリブリホンク,スローテンポではこの世のものとは思えない程リリカルで同時にエロい,Jacquet 節を (もはや何十回何百回聴いたか分かりませんが今回も) 堪能しました.
そこへ遅れて現れた岡村さん.開口一番:
「なーんだね,このけたたましいうるさい音楽は...」
あーえーっと僕が持ってきた LP ですと告げると
「いやぁー,オルガンは嫌いじゃないんだけどねぇ...」
顔に「苦手」って書いてますよ,岡村さん.相変わらず面白いおじいちゃんです.お口直しに,Buck Clayton が参加しているという噂がある Frankie Laine の 1948年録音 “Rosetta” が (初版の SP 以外で唯一) 収録されている LP も持っていってたので,これを掛けてもらい,岡村さんはご機嫌さんで聴いておられました (結局,皆で聴いた結果「このトランペットは間違いなく Buck Clayton だ」という結論に達しました).
毎度のことながら,平均年齢60歳を軽く越える不思議な集まりに乱入する 34歳の私.明らかにういてますが,温故知新,吸収できるものは今のうちに吸収させてもらわないと.距離のとりかたが若干微妙ではありますが,まあそれはそれ.
大和さんは,以前お会いした時より顔色が良くなっていた様で,ほっと安心しました.