Mercury マトリクス番号あれこれ
「マトリクス番号」(Matrix Number) とは, レコードの最内周とレーベルの間に位置する表記で, レコード番号,マザースタンパー番号,プレス工場などの情報を 読み取ることが出来ます.
使用されている レーベル と同様, マトリクス番号から,その盤のプレスされた時期が特定出来ます. また,マトリクス番号はしばしばプレス品質や音質と一緒に議論されます.
ここにあげているタイプが全てではありませんし,例外も数多く存在しますので, あくまで大枠として分類していることを御了承下さい.
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マトリクス番号のバラエティ: 1951年?〜1954年?
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YMG 25171A 2 M B
Mercury MG-25171 A面のマトリクス この盤の場合, 2回目にカッティングされたラッカー (2) から 2回目に作られたマザーあるいはスタンパー (B) であると考えられます. |
最初期 のものに続いて,
刻印先頭が YMG に変更されます.
最初期に比べると,刻印文字のサイズは少し小さめになっています.
最初期のものと同様,
- MG-10000 番台 (クラシック,12インチ LP)
- MG-15000 番台 (クラシック,10インチ LP)
- MG-20000 番台 (ポピュラー,12インチ LP)
- MG-25000 番台 (ポピュラー,10インチ LP)
- MG-30000 番台 (子供向け,10インチ LP)
- MG-35000 番台,MG C-100番台,MG C-500番台 (ジャズ,10インチ LP)
- MG C-600 番台 (ジャズ,12インチ LP)
といったシリーズで見ることができる他,
- MG-26000 番台 (ジャズ,10インチ LP)
- MG-36000 番台 (ジャズ,12インチ LP)
の初期のリリースで見ることができます.
ただし,ジャズのシリーズ (Norman Granz プロデュース) では,
刻印先頭は (一部を除き) MG のままです.
「M」の刻印は,
徐々に手書きの M に
変わっていった様です.
また,クラシックのシリーズでは,
早くも MF の末尾刻印が出現します.
これらのタイプの刻印を持つ盤のうち, 1953年以前のものについては, イコライジングカーブが RIAA ではありません (例外はありますが,Mercury は 1954年中頃に RIAA カーブに 変更したとされています).
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YMG15046A MF2
Mercury MG-15046 A面のマトリクス この盤の場合, 2回目にカッティングされたラッカー (MF2) から 作られたスタンパーであると考えられます. |
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YMG26043A M B
EmArcy MG-26043 A面のマトリクス M が,刻印ではなく手書きになっています. この盤の場合, 1回目にカッティングされたラッカーから 2回目に作られたマザーあるいはスタンパー (B) であると考えられます. |
![[MG-25171A MATRIX]](img/MTX_MG25171A.jpg)
![[MG-15046A MATRIX]](img/MTX_MG15046A.jpg)
![[MG-26043A MATRIX]](img/MTX_MG26043A.jpg)