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Mercury マトリクス番号あれこれ「マトリクス番号」(Matrix Number) とは, レコードの最内周とレーベルの間に位置する表記で, レコード番号,マザースタンパー番号,プレス工場などの情報を 読み取ることが出来ます. 使用されている レーベル と同様, マトリクス番号から,その盤のプレスされた時期が特定出来ます. また,マトリクス番号はしばしばプレス品質や音質と一緒に議論されます. ここにあげているタイプが全てではありませんし,例外も数多く存在しますので, あくまで大枠として分類していることを御了承下さい.
マトリクス番号のバラエティ: 1954年?〜1960年?
1952年に
Living Presence
シリーズが本格的にスタートしたのにあわせて,
1954-1955年頃から RCA Victor の Indianapolis 工場が使われる様になります.
この工場でプレスされた盤には,必ず「
1955年当初は,直前のタイプ
と同じスタンパー刻印 (先頭が
などの初期プレスで,この Indy プレスを見ることができます. 特にクラシックのリリースでは,この Indy プレスが (録音の素晴らしさとあいまって) 素晴らしい品質となっており, 最高のレコード演奏を楽しむことができます. 1958年にステレオ盤のリリースが始まってからは, 全シリーズのステレオ盤,及びクラシックのモノーラル盤だけが Indy プレスとなり,その他のシリーズのモノーラル盤は 自社工場でのプレス (手書きマトリクス) になった模様です. これはおそらく,プレスする枚数が一気に増えてさばききれなくなったために, 高音質を謳い文句にするシリーズのみを Indy プレスにしたためと 思われます.
なお,マトリックス末尾は,
クラシックでは当初 (
ポピュラー,ジャズなどのリリースでは,
1956年頃までは 中には,Indy タイプのマトリクス刻印であっても, Indy プレスでないものもありますので注意が必要です. これは,Indy の頃のスタンパーを引き続き別の工場で使ったものと考えられています (盤の縁の触感や音質で識別できます).
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