Old Record Catalogues, Pt.3

Part 1 (Bethlehem, Fantasy, Pacific Jazz)Part 2 (Roost, Atlantic, Blue Note)、 に続く第3回は、1956年〜1957年発行の、とある有名なジャズレーベルのカタログ 2種類です。今回は SP やシングル盤は掲載されていないものです。




RIVERSIDE CATALOG (Spring – Summer, 1956)


[Riverside Records Catalog Spring-Summer 1956]

ジャズ好きなら誰もが知ってる Riverside (リヴァーサイド) レーベルの 1956年春〜夏版カタログです。横10.2cm、縦16.6cm のステープラー (ホッチキス) 留めのブックレットタイプで、表紙込みで全24ページもあります。もちろん今となっては「Contemporary Series」(10インチ 2500番台、12インチ 12-200番台) に収録された一連のモダンジャズ録音が人気かつ有名ですが、この 1956年製カタログを見ると、まだまだ圧倒的に「Jazz Archives Series」(10インチ 1000番台、12インチ 12-100番台) のクラシックジャズ復刻の方が充実しているのが伺えます。


[Riverside Records Catalog Spring-Summer 1956]

まず 3ページから 4ページにかけては、「Jazz Archives Series」の 12インチLP が掲載されています。定価は $4.98 だったそうです。12-101 (Young Louis Armstrong) から 12-109 (The Amazing Mr. Waller) までの 9枚です。興味深いことに、12-105 (James P. Johnson) は 1956年7月リリース予定、12-107 (Muggsy Spanier)12-108 (Ma Rainey) は 1956年5月リリース予定、そして 12-109 は 1956年 6月リリース予定、と書かれています。やはりカタログ番号順にリリースなんてされてないことが多かったわけですね。

その他、4ページの最末尾には「Coming In September, 1956 – A Major Jazz Event」と銘打たれて、5枚組 12インチLP ボックスセット SDP-11 (A History Of Classic Jazz) が紹介されています。このボックスセットは後年、RiversideFantasy に買収されたもっとあとの時代 (1980年代前半とか?) に同様の LP ボックスとして復刻されましたね。オリジナルボックス、復刻ボックスともに中古レコード屋でたまにみかけます (復刻ボックスはずいぶん昔に購入しました)。

続いて 5ページから 12ページまでを費やして、「Jazz Archives Series」の 10インチ LP1001 (Louis Armstrong Plays The Blues)1061 (Yancey’s Getaway) の 61枚がリストアップされています。こちらの定価は $3.98 だったそうです。

13ページから 14ページにかけては「Contemporary Series (Modern Jazz)」の 12インチ LP および 10インチ LP がリストアップされています。前者は $4.98 で、12-201 (Thelonious Monk Plays Duke Ellington) から 12-214 (Randy Weston Trio Plus Cecil Payne) までの 7枚が、後者 ($3.98) は 2508 (Randy Weston Plays Cole Porter) から 2518 (A Woman In Love: Barbara Lea Sings) までの 5枚が紹介されています。ちなみに 12インチの 12-209 (The Unique Thelonious Monk) のところには 1956年 5月発売予定、そして 12-214 のところには 1956年 6月発売予定、との記述が見えます。

15ページから 17ページにかけては、「Contemporary Series (Dixieland)」の 12インチ LP および 10インチ LP がリストアップされています。前者 ($4.98) は 12-202 (Joe Sullivan: New Solos by an Old Master) から 12-215 (Conrad Janis: Dixieland Jam Session) までの 8枚が、後者 ($3.98) は 2501 (Young Men With Horns: Bob Wilber’s Wildcats) から 2516 (Sidney Bechet) までの 13枚が紹介されています。やはりここでも、12-211 (Wild Bill Davison: Sweet and Hat) が 1956年 5月発売予定、12-212 (Ralph Sutton)12-213 (San Francisco Style: Lu Watters and Bob Helm) が 6月発売予定、そして 12-215 が 7月発売予定と書かれています。

ここからあとのページはジャズ的に興味がもてる音源はぐっと少なくなりますし、聴いたことも実物を拝んだこともないものばかりとなりますが、レーベルの全貌という意味では貴重な資料となります。まず 18ページから 22ページまでが「Folklore Series」 の 12インチ LP で、定価は $4.98。12-601 (The Ballad Record: Ed McCurdy) から 12-618 (English Drinking Songs: A.L. Lloyd) までの 18枚、および 12-62112-629 (The English And Scottish Popular Ballads) という 2枚組 4枚 + 1枚という 9枚連続シリーズの紹介が掲載されています。12-613 (Irish Street Songs: Patrick Galvin)12-614 (English Street Songs: A.L. Lloyd) は 1956年 5月リリース予定、12-615 (Bloody Ballads: Paul Clayton)12-616 (Irish Humor Songs: Patrick Galvin) は 6月予定、12-617 (Southern Mountain Folksongs and Ballads)12-618 (English Drinking Songs: A.L. Lloyd) は 7月予定、そして 12-62112-629 のシリーズものは 10月リリース予定との記述があります。

続いて 22ページ中段に「World Folk-Music Series」の 12インチ LP (なぜかこれだけ定価が $5.95 と割高です) の 4001 (African Coast Rhythms – Tribal and Folk Music of West Africa) から 4004 (Geoffrey Holder and his Trinidad Hummingbirds) までの 4枚がリストアップされています。このシリーズは個人的にはかなり内容的に興味あり。中古で見つけたらぜひ聴いてみたいアルバム群です。

最後に 22ページ下段から 23ページにかけて「Specialty Series」の 12インチ LP ($4.98) と 10インチ LP ($3.98) が掲載されています。前者は 12-801 (Jazz Of The Roaring Twenties)12-802 (Bob Gibson: Offbeat Folk Songs) (こちらは 1956年 6月リリース予定とのこと) の 2枚が、後者は 8001 (I Love New York / Pat Northrop & Tony Burrello) から 8004 (Geoffrey Holder’s Steel Drum Trio) までの 4枚が、それぞれ掲載されています。このシリーズも雑食性趣味の私としてはかなり興味ありです。




RIVERSIDE RECORDS CATALOG (Fall, 1957)


[Riverside Records Catalog Fall 1957]

こちらは、先ほどの 1956年春夏版カタログの 1年以上あとに印刷された、1957年秋版カタログです。 サイズや体裁は 1956年版とまったく同じで、横10.2cm、縦16.6cm のステープラー (ホッチキス) 留めのブックレットタイプで、表紙込みで全24ページというのも同じです。このカタログになると、掲載されているのは 12インチ LP だけになっています。そして、1956年版には載っていなかった新しいシリーズがさらに追加されているのが見てとれます。

2ページの目次のすぐ下に、1956年版でも掲載されていた SDP-11 (History Of Classic Jazz) 5枚組ボックスセットが別枠で掲載されています。1956年版には未掲載だった定価もここでは $25.00 と記載されています。

そのすぐ下から 5ページ下ほどまで「Jazz Archives Series」の 12インチLP のリストが掲載されています。1956年春夏版から追加されたのは 12-110 (The Golden Age Of Ragtime) から 12-125 (Blind Lemon) までとなります。定価は $4.98 のままです。

続いて 5ページ最下段から 11ページ中段まで「Contemporary Series」の 12インチ LP ($4.98) が掲載されています。1956年春夏版では Modern JazzDixieland が別々にリストアップされていましたが、こちらでは番号順に整然と掲載されています。1956年春夏版から追加されたのは 12-216 (Creole Reeds: Sidney Bechet and Albert Nicholas) から 12-247 (Mulligan Meets Monk) までとなっています。

ところで、このシリーズ掲載の中では、一部のカタログ番号に「」印がつけられており、この印がついたものは「recorded and engineered with the new brilliance of Riverside-Reeves SPECTROSONIC High Fidelity Engineering」となっています。ちなみにこの印がつけられたものは以下の通りです。

  • 12-204 (Mundell Lowe Quartet)
  • 12-218 (Counterpoint for Six Valves / Don Elliott and Rusty Dedrick)
  • 12-219 (New Music of Alec Wilder / Mundell Lowe)
  • 12-221 (Jazz By Gee! / Matthew Gee)
  • 12-222 (Presenting Ernie Henry)
  • 12-223 (New Piano Jazz Conceptions / Bill Evans)
  • 12-224 (Kenny Drew Trio)
  • 12-225 (Trigger Happy! / Trigger Alpert)
  • 12-226 (Brilliant Corners / Thelonious Monk)
  • 12-228 (Zoot! / The Zoot Sims Quintet)
  • 12-229 (Gigi Gryce and the Jazz Lab Quintet)
  • 12-233 (The Hawk Flies High / Coleman Hawkins)
  • . . . . (12-234 から 12-243 まで全部「*」印あり) . . . .
  • 12-244 (Jazz For Lovers)
  • 12-246 (Duke With A Difference / Clark Terry)
  • 12-247 (Mulligan Meets Monk)

この「Riverside-Reeves SPECTROSONIC」なるもの。Reeves はもちろん Reeves Sound Studios を意味するでしょうし、(モノーラル録音に関しては) 担当エンジニアは Jack Higgins でしょうから (ステレオ録音は「例の」 Ray Fowler ですね)、この印がつけられた盤については、録音はすべて Reeves Sound Studios, NYC ということになるのでしょう。要するに、Reeves Sound Studios のエンジニア Jack Higgins ご自慢の技術を駆使した、特製ハイファイサウンドが楽しめますよ、ってなところでしょう。

続いて 11ページ中段から 18ページ中段までが「Folklore Series」 の 12インチ LP ($4.98) です。1956年春夏号からの追加分は 12-619 (The Great American Bum: John Greenway)12-620 (Jean Richie: Saturday Night and Sunday Too)、および 12-630 (Oscar Brand Sings American Drinking Songs) から 12-646 (Riddle Me This: John Ritchie and Oscar Brand) までとなります。上でも触れた、12-62112-629 (The English And Scottish Popular Ballads) という 2枚組 4枚 + 1枚という 9枚連続シリーズについても各アルバムごとの詳細が追加されており、12-621/622 (Vol.1)12-627/628 (Vol.4) および 12-629 (Vol.5 – Supplement: Great British Ballads not collected by Child) となっています。2枚組の定価は $10.00 だそうです。

続いて 18ページ下段が「World Folk-Music Series」の 12インチ LP。1956年春夏号では $5.95 という定価だったのに、この 1957年秋号では $4.98 に変更されているのが興味深いです。追加されたのは 4006 (Ekonda – Tribal Music of the Belgian Congo) だけで、4005 は欠番なのでしょうか。

19ページから 21ページ下段までが「Specialty Series」の 12インチ LP ($4.98)。1956年春夏号からの追加分は 12-803 (Land Of Milk And Honey)12-816 (Bob Gibson: Carnegie Concert) となっています。ここでも 12-80312-80612-811 そして 12-812 に「」印がつけられており、「Riverside-Reeves SPECTROSONIC High Fidelity Engineering」とうたわれています。

21ページ下段から22ページ中段までが、一部のファンには知られている「Sports Car Specials」シリーズ 12インチ LP。こちらは定価は $5.95 となっています。掲載されているのは 5001 (Sounds Of Sebring: 1956 Grand Prix of Endurance) から 5010 (Cuban Corner) まで。5008/9 (Sebring 1957) は 2枚組となっており、定価は $12.00 だったそうです。

22ページ中段〜下段が「Modern Voice Series12インチ LP7001 (A Treasury Of Ribaldry: Martyn Green) から 7006/7 (Sean O’Casey’s Pictures In The Hallway) まで、少し飛んで 7012 (Eleanor Roosevelt)、さらに SDP-22 (Alice In Wonderland / Cyril Ritchard) が掲載されています。1枚ものは $5.95、2枚組は $12.00、そして 4枚組ボックスセット (「不思議の国のアリス」 1865年初版の復刻本が付属していたそうです!) の SDP-22 の定価は $25.00 だったそうです。


[Riverside Records Catalog Fall 1957]

23ページ上段は「Samplers」シリーズ。定価は $1.98 です。以前本サイトで S-3 (Riverside Modern Jazz Sampler)紹介した ことがありましたね。そこのコメント欄での会話で、不明としていた S-2 のタイトルもこのカタログであっさりと判明。「Riverside Folk Song Sampler」だそうです。書かれているアーティスト名からすると、Folklore Series (12-600番台) のサンプラーってことみたいですね。なお、この 1957年秋号には S-1 (Riverside Dixieland Sampler) から S-4 (A Date With Riverside) までの 4枚がリストアップされています。S-4 の、砂浜にずらっと並ぶアルバムジャケットの中でなぜかバトンを右手に持ってジャンプする女性が楽しいジャケットは有名ですね。

そして最後に 23ページ中段の枠内に載っているのが、「Jerry Roll Morton Documentary Set」シリーズ。有名な、1938年に米国議会図書館で録音されたという一連の音源です。9001 (Vol.1) から 9012 (Vol.12) までの 12枚、定価はすべて $5.95 ということです。インタビュー部分も含めた完全版 (?) 8枚組 CD ボックス「The Complete Library of Congress Recordings」はまだ未入手ですが、近いうちにぜひ買ってその至宝を味わいたいものです。




お・ま・け


[Riverside Records Catalogs Back]

カタログの裏です。上が 1956年春夏号、下が 1957年秋号となります。

これを見て「をっ!」と思った方は偉い。

Bill Grauer Productions住所が違います。 1956年春夏号では「418 West 49th Street, New York 19, N.Y.」で、 1957年秋号では「553 West 51st Street, New York 19, N.Y.」となっています。

これらカタログが実際に印刷された時期の推定、カタログ内に載っていた発売予定月の情報、この住所、そしてオリジナル盤のジャケット裏に印刷された住所などをつつきあわせれば、ファーストジャケット、セカンドジャケットなどの判定に使えるんじゃないでしょうか? ちなみに、最初期の住所は「125 LaSalle Street, New York 27, N.Y.」だったそうです。

さらにおまけ。上で触れた Reeves Sound Studios (1950年代前半まで、マーキュリーも頻繁にこのスタジオを使ってましたね) の住所は「East 44th Street, New Yrok, N.Y.」だそうです。




» . . . 「Old Record Catalogues, Pt.4」に続く . . . »


17 thoughts on “Old Record Catalogues, Pt.3

  1. >これを見て「をっ!」と思った方は偉い。
    おはずかしい。私はYERBA BUENA Music Shop の方に反応してしまいました。
    モートンは是非Circle でリリースした12インチSPレコードの12冊セット(計45枚)で聴いてください。

  2. > 私はYERBA BUENA Music Shop の方に反応してしまいました
    予想通りの反応、ありがとうございます (笑)
    そう思って、そのスタンプ部分はトリミングしなかったのでした (笑)
    関連情報ということで、以下の興味深い記事へのリンクをはっておきます:
    Vivian Boarman of the Yerba Buena Music Shop (by Pat Watters)
    http://www.sftradjazz.org/v-boarman.html
    この 1956年春夏号のカタログ、鉛筆でアンダーラインを引いたりいろいろ書き込みがあるのですが、
    その書き込みはことごとくトラッド系のアルバムに対してでした。
    それも当然というわけですね。

  3. > モートンは是非Circle でリリースした12インチSPレコードの12冊セット(計45枚)で聴いてください。
    ひえぇぇぇ、12冊セット、計45枚ですかぁぁ . . . .
    とりあえずは CD で我慢しておいて、SP は瀬谷さんのお宅に伺った時にでも聴かせて頂くことにします (笑)

  4. >そう思って、そのスタンプ部分はトリミングしなかったのでした (笑)
    何となく罠のような気はしていました(笑)
    Vivian Boarman のリンクありがとうございました。久しぶりに懐かしい名前のオンパレードでした。文中で紹介していたJim Goggin, Jazz Scrapbook [Berkeley, California, Creative Arts Book Co., 1998] は今でも持っており、たまに写真を見ています。
    今日は帰ったらルー・ワターズのヤーバ・ブエナ・ジャズ・バンドを聴こうかな。何年ぶりだろう?
    それからSPアルバムのモートン、私は持っていません(汗)
    昔、何度か入手のチャンスはあったのですが、重さ、送料を考えて断念しました。しかし、断念した一番の理由は、英語力です。語りやインタビューを頷いて聞けるほどの能力は私にはありません。

  5. > 今日は帰ったらルー・ワターズのヤーバ・ブエナ・ジャズ・バンドを聴こうかな。
    私も同じことを考えてました (笑)
    SP はまだ持ってないですが、マーキュリーの10インチがあるので、夕食後、ウィンブルドン中継が始まる前に久しぶりに聴こうかと思ってます。

  6. shaolinさん、瀬谷さん、こんにちわ。
    出ましたね、Riversideのカタログ!それも1956年、1957年とおもしろい時期のやつで、楽しく拝見しました(笑)
    Riversideはなぜだか好きなレーベルで、shaolinさんの過去記事~レイ・フォーラー絡みのMonk’s Musicと、サンプラーのS1~S3の件~リンクを見たら、両方とも、私:bassclefがコメントしておりました(笑)
    S-2は「ヴォーカルもの」だろうと予想してましたが、「トラッド・フォーク」だったのですね。まあ当たらずとも遠からず・・・という感じですね(笑)
    それにしても「トラッド・フォーク」というのは、専門レーベルもわりとあったようだし、当時はかなりの人気があったようですね。

  7. bassclefさん、遅くまで起きていらしたんですね。花金で遅くまで音楽三昧? (笑)
    主にイギリスのトラッドフォークを収録したシリーズが 1957年までの当時こんなにリリースされていたなんて、このカタログを入手するまで全然知りませんでした。ほとんどジャズシリーズとタメをはれるくらいのボリューム感がありますよね。
    例えばジャズ批評別冊のリヴァーサイドブックなどにも、(かなりの抜けはあるにせよ) 一応リスティングはされていますが、やはりジャズ系に重きを置いた編集になるのは当然です。
    ただ、個人的には、ジャズ以外のシリーズも含めての全体がレーベル像だと思いますので、どういう時期に、どのくらいのペースでリリースされていたか、そのラインアップは内容は . . . ということが分かるだけでも非常に興味深いです。
    ところで、もう一度カタログを見返していたら、このフォルクローレシリーズ (12-600番台)、シリーズ監修者 (プロデュースもしていたことでしょう) があの Kenneth S. Goldstein だったんですね。知らなかった . . .
    日本ではあまり知られていないかもしれませんが、その筋では超有名な、フォークリヴァイヴァル期に大変な貢献をされた伝説的ともいえるフォーク研究家/プロデューサで、Prestige レーベルのブルース/フォーク系傍系レーベル (Bluesville、Prestige Folklore、Irish など) でもプロデューサやディレクターを勤めていた方です。
    Kenneth S. Goldstein, 1927-1995 (from Dirty Linen #62 February/March 1996)
    http://www.dirtylinen.com/linen/feature/62goldst.html
    ジャズ側だけから見ていたら、その辺の傍系レーベルは「ついで的にとっちらかしていろいろ出してた」くらいにしか思わないものですが、こうやって改めて考えると、これら Riverside や Prestige レーベルに対する私のイメージが徐々に変わってくるのを感じます。

  8. >その辺の傍系レーベルは「ついで的にとっちらかしていろいろ出してた」くらいにしか思わない
    不思議なのは両レーベルがその後、いわゆるJAZZ専門的なレーベルに変わってゆくのは世の需要のせいだったのか、会社が大きくなり創設者の趣向が通らなくなってしまったのか、あるいは、、、というところです。
    A History Of Classic Jazzに入ってる曲、面白いモノばかりなのですが、音がね。。。ここら辺のオリジSPって高価・稀少なんですかね?

  9. >ここら辺のオリジSPって高価・稀少なんですかね?
    バカ高いです。一枚でA History Of Classic Jazz が何十冊も買えるのでは?
    この中ではChippie Hill、Wild Bill Davison、Kid Ory のサークル盤は比較的安く買えると思います。
    20年代の稀少盤は、復刻のSP でも十分だと思います。盤質の良い盤なんてないのですから。

  10. 復刻のSPって手があったんですね!
    探してみます♪
    ウィンブルドンの次はツール・ド・フランス。
    ああぁぁ〜j-sports 再登録するの忘れてたーーー

  11. 先日、例の某オンラインオークションに、瀬谷さんの書かれていた Circle の SP が出ていました。アルバムバインダーなしで、全45枚中欠番ありの27枚のロット。
    安かったら買ってみようかなーと考えてましたが (実際、最終価格は 1枚あたりで考えるとかなりお得でした)、12インチSPが27枚ともなると、送料がとんでもないことになりそうですよね…そう思って今回は見送りました。
    さて、CD ボックスでも近々買うとするか。

  12. >探してみます♪
    復刻ものには以下のようなレーベルがありますので、ご参考まで。
    American Music, AFCDJ, Biltmore, British Rhythm Society, Century, Creole, Decatur, Hot Jazz Club of America, Hot Jazz Society, Jay, Jazz Classics, Jazz Information, Paradox, Paramount, Steiner-Davis, Temple, UHCA などがあります。
    >Circle の SP
    記憶が曖昧なのですが、赤盤だったような気がするのですが・・・。
    ヴィニール盤だとするとそんなに重くないかも知れませんね。

  13. > 復刻ものには以下のようなレーベルがありますので、
    参考になります (笑)
    American Music、HJCA、HJC、UHCA あたりはあちらこちらでよくみかけます。
    あとはオリジナルと同じレーベルの後期リリースとかも含めると、安価に入手する方法はいろいろありそうです。
    復刻レーベル、音質的にはどんなものなんですかね?
    以前瀬谷さんが教えて下さったように、オリジナルスタンパーを使っているものは期待できると思いますが、そうでないもの (盤起し?) だとどのくらいになるのか聴いたことがないのでどんなものなのかなと。
    また、どの復刻のどの盤がスタンパー流用か盤起しかといった情報もまとまっているんでしょうかね (UHCA は瀬谷さんのサイトがありますが)。
    あ、特に後者はご存知でもここに全部書かなくてもいいですよ (笑)
    とりあえず個人的な備忘録を兼ねたメモみたいなもんですから。

  14. >参考になります (笑)
    暇だったもので、つい…。
    音質は、盤起しでも良いものが多いですよ。オーナーはほとんどが熱心なコレクターですので。ただ、オリヴァーに関しては、どこも同じようなものです。
    また、スタンパー流用か盤起しかといった情報も完全ではありませんが、ディスコで分別されています(ブライアン・ラストの2冊セットだけですが)。

  15. > ディスコで分別されています (ブライアン・ラストの2冊セットだけですが)
    ふーむ、これだけ SP に興味が向くようになってきたわけですから、そろそろ Brian Rust さんの本も欲しくなってきます。まぁぼちぼちと . . . .
    閑話休題。VRII のダイア針、まだ届きません。
    SP はまぁサファイアでいいとして (3mil ダイアってかなり入手しづらいみたいですね… たまに見つけてもけっこう高かったり。2.5mil ならまだ新品もあるのですが)、LP はさすがに 1面あたりの再生時間を考えるとダイアの方が無難かなぁと。こちらは 1mil ダイア、0.7mil ダイア共に、比較的容易にかつ安価に見つけられるみたいです。
    しかし VRII、リハビリ的ブレークインでこなれてきたのか、出てくる音がどんどん気持ち良くなってきました。昨晩は Paulinho Nogueira の RGE盤を聴いていましたが、CG25Di の時にはヴィオランがこんな生々しい音では鳴ってなかったぞ…

  16. >そろそろBrian Rust さんの本も欲しくなってきます。
    1942年まではBrian Rust、以降はTom Lord のCD-ROM 版ということになるのでしょうか。
    >出てくる音がどんどん気持ち良くなってきました。
    SP/Mono 時代の優れたカートリッジといえば、GE バリレラ、フェアチャイルド、ピッカリングあたりになるのでしょうか。
    やはり、違いますよね。 誘惑するわけではないですが、フェアチャイルドで聴くLP も良いですよ~~。

  17. > 誘惑するわけではないですが、フェアチャイルドで聴くLP も良いですよ~~。
    きっといいんでしょうねぇ〜〜。
    しかし、次から次へと買うわけにもいかないので、将来の夢にとっておきます (笑)

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