Fortune magazine September 1939 cover next to page 75 of its A Phonograph Needle Can Shiver 5,500 Times a Second article, with the title Fortune 1939 Phonograph Records

Phono EQ Curves Liner Notes III — Fortune 1939 “Phonograph Records”

Fortune誌1939年9月号の特集記事「Phonograph Records」を一次史料として精読。カルーソーの欠けた基音と脳内補完、家庭と放送局の帯域格差、35セント盤と高域抑制の経済構造、横振動が「残った」経緯。EQカーブという言葉がまだなかった時代の全景を読み解きます。

Fig K: LTAS differences vs the Mosaic master transfer for three tracks — T-477 (solid) shows track-specific presence-band lifts while H-477 (dotted) stays close to the master — next to the Capitol H-477 "The Duke Plays Ellington" jacket and the Mosaic Records "The Complete Capitol Recordings of Duke Ellington" box set used as the master-tape reference

Phono EQ Curves Liner Notes II-c — Capitol H-477 The Duke Plays Ellington (1953) and T-477

Capitol H-477 “The Duke Plays Ellington” と 12インチ再発 T-477 に LTAS (長期平均スペクトル) を適用した結果、および II-a / II-b / II-c を通した結果「LTAS で分かること / 分からないこと」 をまとめます。

「フォノEQカーブの歴史」を再構築しました

連載 Pt.0〜25 の内容を固定ページ「フォノEQカーブの歴史」として再構築。電気録音黎明期 (1925年) からRIAA策定 (1954年) を経てステレオLP時代までを、読者の問いを起点に、In a Nutshell / FAQ / Research Notes の3つの入口から辿れる形に整理しました。

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 25

米国のディスク録音再生における EQ カーブの歴史と技術を探究し続けてきた2年強でしたが、ディスク録音再生技術の奥深さを知り、数多くの学びがありました。結論として、モノーラルLP時代は諸説あり客観的調査も難しいが、ステレオLP以降に非RIAAカーブが適用されたとは到底考えられない、という考えに収束しました。

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 24

過去記事の復習として、音がレコードに刻まれるまでに通過する各機器の歴史や経緯を改めて概観すると同時に、フォノEQカーブだけが音を決める要素ではない、という当然のことを再確認します。また、近年のCDリリース音源等で、シングルマスター、LPマスター、マルチトラックマスターの音の違いから分かることを考えてみます。

“Gruve-Gard” and “Rim-Drive” (T-Rim)

ほとんどのレコードの断面形状はフラットではなく、最外周とレーベル辺りが盛り上がった形状となっています。音溝が記録されたエリアがターンテーブルに直接接触しないよう保護するためのもので、「グルーヴガード」と呼ばれます。今回は、このグルーヴガードの歴史を調べてみました。

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 23

1972年の日本のオーディオ雑誌の国内外プリアンプ特集号で、内蔵フォノイコのRIAA偏差など計測値が掲載されているものがあり、非常に興味深いデータとなっています。このほか、特に米国のプロ現場で伝統的に使われていたLCR録音イコライザと、民生用アンプで一般的なCR再生イコライザの違いに関する興味深い議論を紹介します。

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 22

1950年代末〜1960年代中盤の民生用オーディオ機器のうち、フォノEQ内蔵アンプにおいて、それらフォノEQのポジション、実装方法などを、取説 / 回路図 / カタログ / 実機写真などを探し、調査してみました。時代が進むにつれ、RIAA オンリーになっていく様子が分かった他、新しい発見が多くありました。