Old Record Catalogues, Pt.4

Part 1 (Bethlehem, Fantasy, Pacific Jazz)Part 2 (Roost, Atlantic, Blue Note)Part 3 (Riverside) に続く第4回は、1956年発行の、とある有名なジャズレーベルのカタログです。 今回は SP やシングル盤もばっちり掲載されている、いかにも過渡期らしいものです。

 


 

PRESTIGE RECORDS COMPLETE CATALOG (1956)

 
[Prestige Records Catalog 1956]
 

この一見すると味も素っ気もないカタログは、前回の Riverside 同様、ジャズ好きなら誰もが知ってる Prestige (プレスティッジ) レーベルの 1956年版カタログです。横14.0cm、縦21.6cm の2つ折りブックレットタイプで、表紙込みで全4ページです。紙質は わらばん紙?ざらばん紙?っぽい薄手のものです。

 

12インチLPPRLP-7001 (A Touch of Billy Taylor) から PRLP-7036 (Wail Moody, Wail / James Moody) までの 36枚がリストアップされています。

続いて 10インチLP なのですが、なぜか PRLP-160 (The Modern Jazz Quartet) から始まっていて、162169 および 171176178179 が欠番となっており、PRLP-215 (Collectors’ Items / Miles Davis) までがリストアップされています。カタログ自体が「Complete 1956 Catalog」と銘打たれているわけですから、ここに掲載されていない盤 (PRLP-101PRLP-159 及び上で欠番と書いたもの) については、このカタログが印刷された時点でもう廃盤になっていたのではないでしょうか。

 
[Prestige Records Catalog 1956]
 

続く 78回転 10インチ SP および 45回転 7インチシングル も、ここにリストアップされているものは完全ではありません。やはりすでに廃盤になっていたのでしょうか。載っているのは 821 (King Pleasure)860 (King Pleasure)880 (King Pleasure)921 (Gene Ammons) が SP とドーナツ盤両方 (一部欠番あり)、さらにドーナツ盤のみとして 922 (James Moody)924 (Gene Ammons) の 3枚が掲載されています。

最後に 45回転の EP盤 (ジャケ付)1301 (Annie Ross Sings)1374 (Terry Morel Sings Love For Sale etc.) までリストアップされています。

 

一番最後に価格表が載っていて、12インチLPが $4.98、10インチLPが $3.95、SP盤が $0.98、45回転シングル盤が $0.89、ジャケ付 EP盤が $1.05 となっています。

 


 

( . . . NEW JAZZ / PRESTIGE 78RPMS, EARLY YEARS . . . )

 

さて、LP や EP は識者やコレクターの皆さんにお任せするとして(笑)、プレスティッジ / ニュージャズレーベルの最初期である SP リリースも、いろんな資料やディスコグラフィー等とあわせてじっくりみてみると、当時かなり混迷をきわめていたのが見て取れます。以下、自分の頭の中をすっきりさせる意味もかねて、一連の流れを整理してみましょう。

以下の記述/推測に間違いがある場合は、遠慮なく (笑) ご指摘下さい。

 

このレーベルの最初のリリースとされるのは、New Jazz 80-001 (Subconscious-Lee c/w Judy / Lennie Tristano Quintet)、1949年1月11日の録音です。注目すべきは、設立当初の社名はプレスティッジではなく「New Jazz Record Co.」であったということです。そして次のリリースから、もはや新ナンバリングに移行し、New Jazz 800番台としてリリースが続きます。結局、イレギュラーな番号となってしまった最初の 80-001 は、ほどなく New Jazz 808 として出し直されたようです。

 

下はその 800番台最初のリリース、New Jazz 800 (T and S c/w Terry’s Tune / Terry Gibbs’ New Jazz Stars) です。レーベル面に記載されている社名と住所にご注目。この「Box 51, N.Y. 19」の住所が使われたのは、80-001800 を含めてごく最初期の数枚に限られるようです。

 
[New Jazz 80-001 Side-A]    [New Jazz 800 Side-A]

(NEW JAZZ RECORD CO., BOX 51, N.Y. 19)
 

80-001 はブルーレーベル、続く800番台最初の数枚はエンジレーベルで、ほどなくイエローレーベルに落ち着きます。New Jazz 802 (Four and One Moore c/w FIve Brothers / Stan Getz) は、ファーストプレス (エンジ) とセカンドプレス (イエロー) で、「Five Brothers」のテイクが違うことが確認されているそうです。

ともあれ、そのイエローレーベルの例が下のものです。やはり住所にご注目。この「782-8th Ave., N.Y.C. 19」の住所が使われたのは、830番あたりまでのようです。 瀬谷さんのコレクション を拝見すると、832番までこの住所が確認できますね。

 
[New Jazz 813 Side-A]

(NEW JAZZ RECORD CO., 782-8th Ave., N.Y.C. 19)
 


 

さて、この 1949年当時の Down Beat をひもといてみると、まだ Prestige という名前は一切出てきておらず、レビューや広告に登場する SP 盤はすべて New Jazz レーベルのものです。

下の広告は 1949年 8月12日号の15ページに掲載されている「Jazz Record Corner」というレコードショップのものです。ここに新譜として掲載されているのは…

  • 805 (Stan Getz)807 (Lee Konitz) の 3枚、その下には
  • 80-001 (Lennie Tristano – Lee Konitz)、および
  • 800 (Terry Gibbs)804 (Terry Gibbs)

となっています。この 9枚(80-001 および 800807)が、文字通り New Jazz レーベル最初の 9枚ということになります。80-001 だけ $1.05、あとは全部 $0.79。1956年カタログより安い値段になってますね。

 
[Down Beat Aug 12 1949]

(Jazz Record Corner Ad on Down Beat Magazine Aug. 12, 1949 Issue)
 

さて、この広告にある住所を見て気付かれましたでしょうか。

上の New Jazz レーベルの住所と まったく同じ住所 です。

そう、このジャズ・レコード・コーナーというレコード店こそ、ニュージャズ / プレスティッジレーベルの創設者、Bob Weinstock (ボブ・ワインストック) その人がやっていたお店なのです。だからこの広告に文字通り「Home of New Jazz Record Co.」と書かれているわけなんですね。そして、ダウンビート誌恒例のディスクレビューのページ内にこの広告を入れるところが、必死にレーベルの知名度を上げて売ろうとする意気込みを感じさせられるというかなんというか (他の号でも、やはりディスクレビューのページに広告が入っています)。

参考までに、うちにあるその他の 1949年ダウンビート誌に登場するニュージャズレーベルの SP盤を列挙してみましょう。この時期、どのくらいのペースで新譜がリリースされていたかが分かるかと思います。

 
  • Down Beat, August 26, 1949: p14 (on Disc Reviews)
    • 805 (Stan Getz)
    • 807 (Lee Konitz)
  • Down Beat, September 9, 1949: p14 (on Disc Reviews)
    • 806 (J.J. Johnson)
  • Down Beat, October 21, 1949: p15 (on Disc Reviews)
    • 809 (Kai Winding)
    • 810 (J.J. Johnson / Don Lanphere)
  • Down Beat, November 14, 1949: p15 (on Jazz Record Corner Ad), New Releases
    • 812 (Don Lanphere w/ Fats Navarro)
    • 813 (Lee Konitz)
  • Down Beat, December 30, 1949: p15 (on Jazz Records Corner Ad), New Releases
    • 812 (Don Lanphere w/ Fats Navarro)
    • 813 (Lee Konitz)
    • 814 (J.J. Johnson – Sonny Stitt)
    • 815 (Howard McGhee, from French Vogue)
    • 816 (Kai Winding)
    • 817 (Wardell Gray)
 


 

さて、ニュージャズレコードは 1950年に入ると傍系レーベル Prestige (プレスティッジ) をスタートさせます。残念ながら、手元には今のところ 1950年のダウンビート誌がありませんので、具体的に 1950年のいつごろスタートしたのかは特定できていません。

初期のレーベルは水色のシンプルなものです。この傍系レーベルは、もともとはテナーサックスをフィーチャーした盤を中心にリリースされていたことがディスコグラフィーを見ると分かります。実際、下のレーベルの様に、一部の盤には「Tenor Sax Series」と印刷されています。

 
[Prestige 718 Side-A]

( . . . no address printed on the label . . . )
 


 

メインシリーズの New Jazz 800番台、傍系レーベルでテナーサックスをフィーチャーした Prestige 700番台を、それぞれ順調にリリースしていた New Jazz Record Co. ですが、1950年末〜1951年中頃にオフィスを引越し、それに伴い社名を Prestige Record Co. に変更したようです。ここから住所の表記が「PRESTIGE RECORD CO., 754-10th Ave., N.Y.C.」に、さらにほどなく「PRESTIGE RECORD CO., 754-10TH AVENUE., NEW YORK, N.Y.」に変更されます。

下のレーベルは、その時期の New Jazz および Prestige のものです。この辺りはまだ自分で所有しておりませんので、瀬谷さんのサイトからレーベル画像を拝借させていただきました。。。

 
[Prestige 735 Side-A]

(PRESTIGE RECORD CO., 754-10th Avenue., New York, N.Y.)

瀬谷さんのサイト でも言及されている通り、New Jazz レーベル 800番台は (実際にリリースされたのかどうかは別として) 867番までで、しかも「844〜852番、854番、856〜860番、862、863、866番が欠番」とのことです。この辺りは、恐らくですが、社名をプレスティッジに変更した直後で、ニュージャズレーベルからリリース予定だった盤を順次プレスティッジに振り替えていった時期に相当する、と考えるのがもっとも自然だと思われます。

そして、すでにニュージャズから SP で出ていた盤についても、その多くが順次プレスティッジから再度リリースされていったようです。

 


 

さて、ここから若干事情がややこしくなります。ニュージャズ 800番台からプレスティッジ 700番台への移行も順次始まり、SP の新譜としては Prestige 750 あたりがリリースされていた 1951年秋頃のこと。同じプレスティッジレーベル内に、別シリーズが新設されました。900番台の「Rhythm And Blues」シリーズです。

レーベルデザインは、この時期の 700番台と同じですが、レーベル色がエンジとなっています。レーベル上に「Rhythm And Blues Series」と明記されていたのは、最初の数タイトルのみのようです。 瀬谷さんのサイト に掲載されている 901 (Gene Ammons) の他、オークションサイトで 904 (The Cabineers) のレーベル上にも「Rhythm And Blues Series」と書かれているのを確認しました。下に掲載したのは、もうその表記が抜けてしまっている 924 (King Pleasure) の盤です。瀬谷さんのサイト では、他に 916 (Gene Ammons) のエンジ色レーベルも、これに相当しますね (レギュラーシリーズの 916 は、同じく Gene Ammons ながら What I Say c/w Our Love Is Here To Stay のようです)。

 
[Prestige R&B 924 Side-A]

(PRESTIGE RECORD CO., 754-10TH AVENUE., NEW YORK, N.Y.)
 


 

そして 1952年末から 1953年初頭にかけて、ふたたびオフィスを移し、LP コレクターにもお馴染みの「446 West 50th St., New York, N.Y.」という住所になり、また同じタイミングで社名が「Prestige Record Co.」から「Prestige Records Inc.」になります。

残念ながら、この辺りもまだ自分でコレクションをほとんど持っていないのですが、瀬谷さんのサイトをじっくり眺めると、793番あたりが最後の「754 10TH AVENUE」の様に見えます。ちなみに瀬谷さんコレクションによると、そのずっと先の Prestige 836 (Chubby Jackson) のプロモ盤でも「754 10TH AVENUE」の表記が見えますが、この 800番台前半の番号は、New Jazz の同一番号の Prestige からの出し直しに使われているものが多いようですので、飛び番的に先にリリースされたのではないかと思われます。

下のレーベルは、その時期の Prestige のものです。

 
[Prestige 838 Side-A]
 


 

さて、プレスティッジ SP 最大の混乱は、1954年末頃 (あるいは 1955年初頭) に起りました。「700番から始めるんだから、まさか 900番まで行くこたぁないだろう」といった感じで (笑) 1951年秋頃に始まった 900番台 R&B シリーズ。

ところがところがそのまさか、1954年まで順調にリリースが続いていたプレスティッジレギュラーシリーズ (700番台〜800番台) もとうとう 900番台に突入 してしまいました。同じ番号なのに、全く違うSP盤が発生してしまったのです(笑)

違いはレーベルの色 (エンジが R&B シリーズ、ブルーがレギュラーシリーズ) だけ。当時はもうエンジの900番台は廃盤になっていたようですので、混乱はなかったでしょうが、50年以上もあとになって中古 SP を探す我々にとっては、非常に混乱しやすい、迷惑な話です (笑)

ちなみに、1954年3月24日号のダウンビート誌ディスクレビューに Prestige 880 (King Pleasure)Prestige 881 (James Moody) が、同じくダウンビートの 1954年 9月22日号ディスクレビューに Prestige 891 (Art Farmer) が、それぞれ掲載されているのは確認しました。よって運命の 900番に突入するのはもう少し後ということになりましょうか。

 

なお、瀬谷さんのサイトによると、900番台レギュラーシリーズあたりから、SP 盤のカッティングもヴァン・ゲルダーさんが携わりだしているとのこと (ちゃんと RVG 刻印がデッドワックスにあるそうな)。この辺りはもはやフツーの値段では落ちなくなってるんでしょうね . . .

 


 

というわけで、瀬谷さんのサイトの見事なコレクションからいくつかレーベル画像を引用させて頂きつつ、うちにある数少ない盤、そしてダウンビートのバックナンバーを資料にしつつ、ニュージャズ / プレスティッジレーベル最初期の SP 盤リリース経緯について、頭の中を整理してみました。1950年〜1955年のダウンビート誌がもう少し我が家にあれば、具体的なリリース時期をより絞り込むことができたのにと思うと残念です。

 


 

お・ま・け

 

今回のおまけは、1954年3月24日号のダウンビート誌15ページに掲載されている広告。左にあるのが、今回のプレスティッジの新譜紹介広告です。10インチ LP の PRLP-177 (Art Farmer with Sonny Rollins, Horace Silver) が当時の新譜だったようです。また、ジャケ付 EP については、掲載されているもののうち 1345 が最も新しい番号となっています。

 
[Down Beat Mar 24 1954]

(Prestige Records Ad on Down Beat Magazine Mar. 24, 1954 Issue)
 

その右に載っている広告。Turntable Records というレーベルのものなのですが、よくみると「78 RPM MICROGROOVE For High Fidelity Reproduction」と書かれています。へぇ〜、こんな当時に、78回転 LP (という言い方が正確とは思えないな) があるにはあったんですね . . . . しかし 1枚 $4.00 とは高すぎますよ . . .

 


 

References & Special Thanks:

 


 

» . . . 「Old Record Catalogues, Pt.5」に続く . . . »



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8 thoughts on “Old Record Catalogues, Pt.4

  1. shaolinさん、素晴らしい推察です。
    私もレーベルAtoZ を連載していた時は、一枚一枚書き出し、表を作ったりして追い込んでいったのですが、もう何年も前からM で止まったままです。
    始めた頃はそれなりに意義はあったと思いますが、現在では、 shaolinさんのような方が出てきて、とても助かっています。
    もうご存知とは思いますが、Turntable はJump をリリースしていた会社です。10-inch 78rpm LP はオーディオ・マニア向けのもので、HF-2、HF-3 は調べても不明でしたが、これを見るとJump とは関係がないようです。 なお、この後リリースされたHF-5 はRed Nichols です。
    Jump に関しては、レーベルAtoZ のJump の項、及びCollections のJump をご覧ください。
    レーベル画像、小さくてすみませんねぇ。HP を始めたころは、良く分からないことばかりで、このようになってしまいました。画像をあまり大きくしないのは、基本を作ってくれた方の好みのようです。今ある画像をすべて撮り直すことは困難なので、不満ではありますが、現在に至っている次第です。

  2. > レーベル画像、小さくてすみませんねぇ
    あれだけの数のコレクションを一枚一枚デジカメで撮影されてサイズや色合いを揃えられたかと思うと、頭が下がります。私が (Mercury 関係を除いては) 思いつき程度にぱらぱらとスキャンして掲載しているのとは次元が違います。
    そしてそれを惜しげもなく公開して下さっていたからこそ、今回の様な推理及び情報整理が出来たわけですので、瀬谷さんにはただひたすらひれ伏し感謝するのみです。
    これを、もし自分で一枚一枚買って調べていたとしたら、この記事が書けたのは 5年後10年後になっていたでしょうし、それまでに要する金額もえらいことになってたはずです (笑) 瀬谷さんが入手された頃は、もっともっと安かったんだと思いますが . . .

  3. 今回分かったこと。
    New Jazz 80-001 という存在。
    私が持っているThe Prestige Label A Discography Compiled by Michel Ruppli(Greenwood Press)は1980 年出版の初版で、データが古いと思います。
    Subconscious-Lee c/w Judy / Lennie Tristano Quintet に関しては、New Jazz 808, 80-001, Prestige 808 というリリース順です。
    PRESTIGE RECORD CO., 754-10th Ave., N.Y.C.で一番新しい番号は836。したがって、この番号以前でPRESTIGE RECORDS INC., 446 WEST 50TH ST., NEW YORK, N.Y.とあるのは2nd リリース盤。また、New Jazz のサックス・デザイン・ラベルも2nd リリース盤。 ただし、839番以降はオリジナルの可能性があり。
    マトリックスにあるJRC は「Jazz Record Corner」というレコードショップの略、また、BL はBirdland 原盤の意味と思われる。マトリックス・ナンバーに関しては、まだまだ謎が多いので検証が必要です。ところで、最初期のJRC 1, 2, 5, 6, 7, 9, 10 の記載がありません。興味があるところです。 

  4. > New Jazz 80-001
    これのレーベル写真が、ジャズ批評別冊のプレスティッジブックに載っていまして、住所が BOX 51, N.Y. 19 だったので、おそらくこっちの方が New Jazz 808 より早いのでは? と思い、上の文書になりました。New Jazz 808 のレーベルは未確認ですが…
    > PRESTIGE RECORD CO., 754-10th Ave., N.Y.C.で一番新しい番号は836
    > この番号以前 . . . (中略) . . . とあるのは2nd リリース盤
    ここなんですが、New Jazz 800番台の多くが、Prestige 800番台、しかも同一番号でリイシューされてますよね。
    800, 802, 806, 807, 808, 809, 811, 812, 813, 814, 816, 817, 818, 819, 820, 823, 825, 827, 830, 832, 833, 834, 835, 836
    あたりが New Jazz → Prestige 同一番号。
    社名変更、New Jazz フェードアウト、Prestige からのリイシューの時期が
    (せめて月単位で) 具体的に詰められていないのであくまで推測ですが、
    Prestige レギュラーシリーズのリリースが 800番に到達するのを待ってからこれらのリイシューがされた、というよりは、例えば 750番あたりをリリースしている頃に前もってこれらを New Jazz → Prestige 同一番号で出しておいて、あとで追いついてしまった時にはその番号は飛ばして出していった。全部とは言わないまでも、そうやって先んじて出されたものもあったに違いない。だからこの辺の番号で飛び地的に 754-10th Ave. のものが存在してるのかもしれない。
    ってな風に考えたのが上の文書でした。
    > 最初期のJRC 1, 2, 5, 6, 7, 9, 10 の記載がありません
    これらは何だったんでしょうね。
    未発表あるいは没テイクだったのか、
    他レーベルからのレンタル音源分としてスキップしたのか、
    はたまた、もともと番号をテキトーにつけていたのか?!
    個人的には、PAR PRESENTATION というレーベルと Prestige R&B 900番台との関係も知りたいです。

  5. そういえば、ジャズ批評別冊のプレスティッジブックというのがありましたね。ブルーノートブックの時はほとんどのSPレーベル写真を提供したので、送られてきたのを持っているのですが。
    飛び地的に 754-10th Ave. のものが存在してるのかもしれない。と思うのが妥当でしょうか。
    800, 802 … すべてが2nd リリース盤というのも、釈然としないですね。これらの盤だけが売れて再発したというのも、ありえないような…。
    サンプル盤の836(754-10th) と少しあとのサンプル盤847(446W 50th) 、よく見るとラベルの色、DJ 、NOT FOR SALE の位置が違いますね。

  6. > 800, 802 … すべてが2nd リリース盤というのも、釈然としないですね。
    あ、とすると、逆かな?!
    Prestige レギュラーシリーズが 799番まで到達しようとしていた頃、New Jazz 800番台で出してた盤のうち良く売れていたもの(?)をそのまま Prestige 800番台としてリリースした。この時点で既に 446W 50th になっていたので、この辺の番号は Prestige としてはこれがオリジナルの住所。
    一部、サンプルの 836 の様に、先回りして 754-10th 時代に出されていたものもあった。
    とか?!

  7. ここは初心に戻り、New Jazz とPrestige を書き出し、比較表を作って検証してみたいと思います。今日はサッチモ祭も行けなくなったので。
    このように作業は楽しいですねぇ。ほとんど解明されていないSP ならではでしょう。

  8. > 今日はサッチモ祭も行けなくなったので。
    あれ、サッチモ祭自体は中止じゃないんですよね?
    そういえば今年は行くのを忘れてました… 来年は行こうっと。
    > ここは初心に戻り、New Jazz とPrestige を書き出し、比較表を作って検証してみたいと思います。
    楽しみにしてます。
    私はぼちぼちと長期戦で、1949年〜1954年頃の雑誌がないか探してみて、
    広告や記事などに書かれたデータを抽出していこうと思います。
    しかし昔の雑誌は読めば読む程興味深い。全てが第一級の資料です。
    雑誌の記事や広告などからアットランダムにピックアップして連載っぽくここで書いてみようかしら . . . .

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