(Sorry, this article is in Japanese only, for a certain reason…)
いやはや、あまりのアホらしさにむかついてきましたよ。
12月22日 の第一回発売に続き、12月29日に 9タイトルが発売された ユニバーサル ”JAZZ THE BEST ”LPコレクション。 今回は Helen Merrill や Sarah Vaughan がリリースに含まれていることからも、前回より多くの方が買われることでしょう。 で、私はその 2タイトルと Bill Evans At The Montreux Jazz Festival の計 3枚だけ買った訳ですが。
音質評価については、 前回 と同じ。 「録音から 49年を経て再発されるアナログ盤としては最上の部類に属する」 というものです。 49年前とはもはや同じものでないマスターテープと格闘しつつ、現時点での再発としては出来る限りのことをやって下さった、と感じます。
ところがですよ。巷の web では (敢えていちいち名指しはせえへんけど)、結局「オリジナル盤が最高」「あれを聴いたら他が聴けなくなる」ということばかり。あほちゃうかっちゅうねん。そんなん最初っから分かってはったんやろ? ほんならなんでわざわざ買うねんや。要するに単なる自慢しぃちゅうだけちゃうんか?
オリジナルマスターテープが 49年経過したら、49年前とは違う音がすることくらい、今回のリイシューに携わった人はみんな知ってて当然でしょ。それを踏まえた上で、「今 LP リイシューするにあたって最大限の努力をして、現状で最良のものを」っていう努力をしてくれはったんでしょ。それをこともなげに「あーやっぱり僕の持ってるオリジナル盤が最高ね、終わり。」で済ませるその気持ちが分からへんわ。
もう一回書きますよ。「真性オリジナル盤 1st プレスはあくまで49年前のもので、数千枚のオーダーでしか存在しないもの。そして、人気のある盤ともなれば、一般の人がおいそれと手に出来ない様な値段で流通しているものです。」それを踏まえた上で、どういうマスタリングがされ、どういう音がしたかの評価をすればいいのにね。アホらしくてむかついてくるわ。結局あんたらみたいな人種が値段をつりあげてるんちゃうんかい。
…というのはちょっと感情に任せて書きすぎてしまったと若干反省しつつこの文章を読み返していますが、とりあえずこのまま公開します。このテのジャンルでも、(きちんと誠意を持って行われた) リイシューという仕事が正当に評価されるようになる日々が来る事を祈りつつ。