やっとこさアンプが帰ってきました。結局直流点火回路のダイオードの不良ということだった様です。ダイオードとコンデンサを少しキャパの大きいものに交換して下さいました。また、300B のバイアス調整もし直してくれていました (つかせめてこれくらい自分でやれよ > 俺)。部品代はサービスして下さったので (感謝感謝) 工賃のみ支払い、車に積んで越谷からひとっ走り、えっちらおっちらと部屋に運び込み、早速接続を終えたところで、アンプ復帰後最初の一枚。 やはり この前 レーベルを載せた、あの盤です。
12インチ LP では 3テイクが冒頭に収録されているせいもあってか、リスナーとして征服すべき、こ難しい曲と思われることもあるようですが、このテーマ部のラテン風味なアレンジは理屈抜きでカッチョエーとしかいいようがないと思うねんけどなぁ。
盤質は最高とはいかないけど、SP 独特のサーフェスノイズと分離して、えげつない程圧倒的な 3人の演奏が襲いかかってきます。特に Roach のドラムスとカウベルの響きの鋭さといったら。サーフェスノイズに負けずに大音量で聴くのが正解。B面のソロは、全体の構成やタッチもさることながら、ペダルの妙技をじっくり味わうべきでしょう。
はぁ、ともあれ辛かった修行僧生活は終わり。えがったえがった。
Side-A: Un Poco Loco
Side-B: It Could Happen To You
Bud Powell (p), Curly Russell (b on Side-A), Max Roach (ds on Side-A).
Recorded at WOR Studios, New York City on May 1, 1951.
shaolinさん、つらい修行僧生活・・・お疲れさまでした。管のアンプ、直ってよかったですね。最初の1枚、何を聴かれるのかな?と個人的興味を持っておりました(笑)パウエルのSPでしたか!300Bだと何かとてつもなく肉厚な音、しそうですね。
このレコード(SP)、無茶苦茶に音がいいですよね。
shaolinさんがおっしゃるとおり、まさに3人が襲いかかってくるような感じ。
昔、吉祥寺の某氏(今は先生?)は”Un Poco Loco”のことを「何がいいのかさっぱり分からん」と言っておられたが、このSPを聴けばそんな評価はありえないと思うのであるが・・まあ、どうでもいいですね。
とりあえず、音楽が楽しめる状態に復帰できて何よりです、ハイ。
Shaolinさん、ようやく解夏ですね。思う存分楽しんでいるでしょうか?
それにしても、一発目がこれとは・・・
RVGリマスターの12インチオリジナルもなかなかに素晴らしい音ですが、SPはまた一皮むけてるんでしょうね。いいなぁ。
これは、私もいつか欲しいですねぇ。
皆さんおはようございます、久々に二日酔いです (笑)
昨晩は久々の音楽堪能となるはずが、20時頃から友達と吉祥寺で飲んだくれてました。
bassclefさん:
> 最初の1枚、何を聴かれるのかな?と
たまたま、アームに SP 用のカートリッジをつけっぱなしで、更にたまたまプレーヤー近辺に
この盤を立てかけてあったので、これが最初になりました。
ホントは「どれを最初に掛けようかな〜」とあれこれ悩んでみたかったのですが、
音に飢えてたので考える間もなく条件反射的に手にとったのかも知れません (笑)
Refugeeさん:
> RVGリマスターの12インチオリジナルもなかなかに素晴らしい音ですが
そういえば Lex レーベルの BLP-1503 お持ちでしたね。
うちには他には CD とキング盤 LP しかないです。
10インチの BLP-5003 はまだ RVG リマスターじゃないんでしたっけかね。
あれ飲みすぎで思考回路がまだ復活してない (笑)
以前 Refugee さんちに持っていった例の The Jazz Scene の Cherokee 同様に奥行感が抜群で、
Roach が一番奥から槍や鉄砲を千手観音の如く、じゃなかった、縦横無尽にリズムをはりめぐらせ、
Russell のベースがその前にいて、それをかき消す様に Powell の左手ゴンゴンが一番前に…
その結果、三者のマシンガン攻撃、いや音の洪水が、SP のサーフェスノイズを意識外にもっていってくれます (笑)
木下さん:
> 昔、吉祥寺の某氏(今は先生?)は”Un Poco Loco”のことを
> 「何がいいのかさっぱり分からん」と言っておられたが
この曲に限っては、倍速再生したラテン音楽みたいなものですからね (笑)
「いわゆる Jazz」から微妙にずれていると、もう分からんつまらん、ていうのは、
ホントもったいないなーと思ってしまいます。いろんな音楽ジャンルのエッセンスが
時代によって演奏者によって縦横無尽に影響しあってる、それら全体を楽しめばいいのに、って。
もしこの演奏が Powell によるものではなかったら、
きっと多くのジャズファンは気にもとめなかったんじゃないかなぁ、と思ったりもします。
それをなんとか咀嚼するために「鬼気迫る」という枕詞が創出されたのかも (笑)
もちろん実際に鬼気迫る怪演爆演ですが、
同時にゴキゲンで理屈抜きにカッチョイー演奏だとも思います、はい。