Thelonious Monk in Philadelphia 1960 with Steve Lacy

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先日、mhatta さんに 教えてもらって 速攻で購入した CD。 なんといっても MonkSteve Lacy の共演が聴ける (!!) というだけでそそられます。

The other day mhatta-san let me know the release of the CD - we can finally listen to the Monk quartet with Steve Lacy on soprano sax!

(. . . the rest of the English edition of this article will hopefully be available in the near future . . .)

詳しい内容は聴いてからのお楽しみ、あるいは mhatta 氏の日記を参照して頂くとして、Monk の未発表音源に飢えている身としては、かなり悶絶ものであります。以下、楽しみをとっておきたい方は御覧になられませんように。

[Monk in Philadelphia 1960 w/ Steve Lacy]

In Philadelphia 1960 with Steve Lacy / Thelonious Monk
(Rare Live Recordings [EU] RLR-88623)





Track 1-5 : CBS Radio broadcast, live in Philadelphia, PA on March 3, 1960

今回が初公開の未発表ライブ放送音源。なんといっても、「あの」Steve Lacy が (Columbia“Big Band and Quartet in Concert” 以外で) Monk と競演したライブ録音が聴ける、というだけで貴重です。演奏内容的には、期待していた程のマジックは起こっていないようですが、Monk も 1960年の録音だというのに、まだまだ Charlie RouseLacy のバックでコンピングしていますので (Lacy の時にはあまり積極的ではないですが)、この時はかなりインスピレーションがあったに違いありません。とにかく、聴けるだけで幸せな、歴史的に貴重な録音です。 唯一残念なのは、最後の “Rhythm-A-Ning” で、Lacy のソロに突入する瞬間に Louis Armstrong のアナウンスがかぶさり、そしてそのままフェイドアウトしてしまうことでしょうか。


Track 6-8 : Live in NYC, August 1957

過去に “Thelonious Monk and Max Roach” (LRC [J] 32C38 7683) という LP? CD? でリリースされていたとされる音源。私は当然初めて聴くものです。音質もかなり良く、“Blue Monk” はステレオ音源でこのテの発掘音源としては例外的に良好な音質で楽しめます。“5 by Monk by 5”ほぼ 同じメンツでの演奏ですが、やはり Thad Jones の軟らかくウィットに富んだ演奏が Monk のコンピングと溶けあう瞬間が気持ち良いです。ただ、残りの 2曲はモノーラルで収録されており、そのせいかもしれませんがホールトーンが微妙に異なる様にも聞こえますので、同じライブでの音源かどうかは微妙なところです。この 2曲ではトランペットは参加していませんし、いつもより飛ばし気味にブロウしている感のある Rouse のバックでは、Monk はあまり弾いていませんし。


Track 9-11 : WNYC Radio Broadcast, live in NYC on February 16, 1948

過去に “Vibes Are On / Thelonious Monk Quartet” (Chazzer 2022) という LP? CD? でリリースされていたとされる放送音源。同じく私は初めて聴きます。1948年当時の Monk のライブを聴けるというのは貴重です。しかもドラムスが Art Blakey。この時の Blakey は 1947-1948年録音の Blue Note 録音と同じく、時々オールドファッションなバスドラどんどんを出してしまう時期で、のちの Prestige の 1952年トリオ録音でのブラシによるボディーブロー的鼓舞はあまり聴かれません。ともかく Monk と最も相性の良かった Blakey がバックの 1948年ライブ録音が聴ける、というだけでこれまた貴重な音源です。


Track 12-13 : TV appearance at the Steve Allen Show, October 6, 1955

今回が初公開の未発表音源。Steve Allen の TV 番組出演時のものです。本 CD の中では最も音質的に厳しい 2曲ですが、なんといってもメンツが面白い。Art Farmer, Hank Mobley, unknown (tb), Monk, Charles Mingus, Art Blakey という、Jazz Messengers もどきの編成。音質的にかなり厳しいので Mingus の活躍はほとんど分からないのですが、演奏内容もかなり面白く、映像が残っているなら是非見てみたいところです。


Track 14-15 : Original recordings for the Washington label, NYC, June 1950

Monk コレクターには有名な Frankie Passions というヴォーカリストのバックを勤めた時の SP 音源が両面収録されています。この音源が初 LP 化されたのは “Cool Whalin'” というオムニバスアルバムだったのですが、ちょうど先日この LP の中古を某店で見付けて、悩んだあげくに買わなかったところだったのでした。なので本 CD で聴けて一安心。




後日談 (2006/08/02)

mhatta 氏が更に聴き込んで 続編 を書かれています。必読。

一部データ間違いの可能性もあるとの結論ですが、確かに “Blue Monk” でのトランペット (というかフリューゲルホーン?) のこのモゴモゴ具合は Clark Terry ですなこりゃ! データが載っているとどうしてもそれに引きずられるこの癖を直さないといけません、いやほんま。

Steve Allen Show の方は . . . さすがに私はこの音質では深追いする気力ないです (笑)






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