BRAHMS: Sonatas for Cello and Piano / Miklós Perényi, Zoltán Kocsis
(Hungaroton [Hungary] SLPX-12123)
どうでもいい話ですが、ハンガリー盤 LP というのはこれが初めての購入です。同時に買ったのは、同じくペレーニさんのドヴォルザークチェロ協奏曲 (Hungaroton [Hungary] SLPX-11866)。
どこぞで「ペレーニのチェロは凄い」というのを目にしたので、買ってみたのがこの 2枚だったのです。1980年 1月10日〜15日録音。
このブラームスの2曲 (F major Op.99 と E minor Op.38) は結構シブめの楽曲だと思うのですが、こういう曲にはペレーニさんの音色はとてもよくあってる様に感じました。他の方の演奏は聴いたことがないのであくまで第一印象として。控え目に熱くなってる演奏というか、とてもセンスを感じます。
録音は、どうも抜けがあんまりよくない様に感じてしまいます。再発盤 CD よりはこのオリジナル LP の方がましだとのことらしいのですが、それでも本当の音はもっと朗々とふくよかに響くんじゃないかなあ。とそんなことを想像しながら聴いてしまいます。最近 Mercury ばっかり聴いているのがいけないんやろうか (あれはホントに耳の毒ですな)。欧州の録音と、英米の録音のフィロソフィーというかポリシーが根本的に違う、ってのもあるんでしょうが。