Songs For Young Lovers (Yellow Label Promo)

Songs For Young Lovers / Frank Sinatra」より:
. . . あぁ、両面 D1 か D2 の西海岸プレスはどこかに落ちてないものでしょうか。

というわけで先週届きました (笑) A面が D1 で B面が D2 のプロモ盤 (東海岸プレス)。

quoted from “Songs For Young Lovers / Frank Sinatra” :
. . . if only I could find the West-Coast pressing copy with D1 or D2 on both sides!

And here it is 🙂 This promo copy (East-Coast pressing) with yellow label and D1/D2 matrix came to me last week.

[Capitol H-488 Label A] [Capitol H-488 Label B]
Songs For Young Lovers / Frank Sinatra
(Capitol [US] H-488)
1st variation, w/ deep groove on label, D1/D2 matrix, AES cutting, yellow label promo

前回紹介した D4/D4 マトリクスの AES カッティング (溝あり) と比べると、その再生音には大きな違いがありました。まず盤質が良好であること。表面に軽いカスり傷があるなど、両方の盤ともに見た目は同じ程度なのですが、実際に再生してみると、1950年代の Capitol 盤でよくあるスクラッチノイズや音割れの程度がまるで異なります。今回のプロモ盤は手元にある全ての H-488 / L-488 の中で、ノイズが一番少なかったのでした。

On my previous article, I mentioned about a H-488 copy with D4/D4 matrix (with deep groove on label, AES curve

そして最大の違いは、音の鮮度です。あいかわらず周波数帯域的には (後年の日本盤 LP や Mobile Fidelity ボックスの LP と比べると) やや物足りなさを感じなくもないですが、音の力強さ、過渡特性の良さは、他の H-488 / L-488 / W-587 ですら聴かれないもので、最初に聴いた時にはカッティングレベルが違うのではないか、と思ってしまった程です。これは素晴らしい。

And the most significant difference is the freshness of the sound itself – frequency range is still limited (if compared with later Japanese LPs or Mo-Fi LP box), but this promo disc really has lovable power and transiency, which even other H-488 / L-488 / W-587 copies don’t have. When I firstly listened to the strong sound, I just thought that this copy’s cutting level was higher than any other copies (actually the level is the same) – too good to be true!

以前書いた記事 も併せてご覧下さい。

Also take a look at my previous article.

4 thoughts on “Songs For Young Lovers (Yellow Label Promo)

  1. shaolinさん、シナトラ・・・いってますね(笑)まったくあの2枚の10インチ盤の16曲は素晴らしいですね。refugeeさん、swint easy入手とのことでしたので、こちらも東芝盤12インチを楽しみつつ、いつか10インチを狙いたいですね。(笑)まあシナトラは、まだまだゆっくりと、味わわっていきたいな・・・と思ってます。

  2. bassclef さんコメントありがとうございます。
    コメントできないのかと心配してましたが、これでホッと一安心です。
    Sinatra はとにかくどれもこれも安いので、10インチも適価で探せると思います (今回のプロモはちょっとキバってしまいましたが)。
    Sinatra でベラボウに高いのは、Harry James 時代のファースト SP (後年の再発ではなく) とか、発売中止になったアルバムの 8トラックカセットとか (笑) そんなんですから、LP については、まぁ安く買えると思います。

  3. Shaolinさん、はじめまして。
    私のこのレコードを見てみましたら、デモ盤ではありませんが、A面が D1 、B面が D2でしたので嬉しくなってコメントさせて頂きました。溝ありなのでAES カッティングなのでしょうか? 
    ジャケに、ハイファイの表記があるのは、どこかで盤とジャケが組み合わされてしまったのでしょうか? 
    ジャケ裏には、
     RADIO CITY MUSIC SHOP
     127 WEST 50th STREET
     NEW YORK 19, N. Y.
     Plaza 7-2388
    との由緒正しそうな(?)スタンプが押してありこちらも気になります。
    では今後とも更新楽しみにしております。

  4. mono-mono さん、コメントありがとうございます。
    > デモ盤ではありませんが、A面が D1 、B面が D2でした
    それはいいですね。残念ながら私は通常盤の D1/D2 は探せず仕舞いでした。
    B面 D1 はないんでしょうかね?
    > 溝ありなのでAES カッティングなのでしょうか?
    まだ確実なことはいえませんが、私の Capitol の手持ち盤のうち、
    溝あり溝なし切り替わり時期の盤については、今のところ溝あり=AES、
    溝なし=RIAA となっていますので、その様に推測しています。
    > ジャケに、ハイファイの表記があるのは、どこかで盤とジャケが
    > 組み合わされてしまったのでしょうか?
    そうかもしれませんね。
    もう少しマトリクス末尾の数字が大きければ、切り替わり時期の混乱で
    一部そういう組合せになってしまった可能性もありますが、
    D1/D2 ということなので、やはり別の盤とジャケットが入れ替わったと考えるのが
    自然かもしれませんね。

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