2010/04/14

Record Makers and Breakers (John Broven), Pt.2

昨年11月にここで紹介した Record Makers and Breakers – voices of the independent Rock ‘n’ Roll Pioneers – があまりにも面白いので最近再びハマってます。

もう通しで何回目かになりますが、毎日ちょっとづつ読んでは「おお〜」と声をあげ、うなりながら読んでます。

音楽およびそれにまつわる歴史という意味では、アーティスト、ミュージシャン、プロデューサ、エンジニアももちろんのこと、やはりアーティストと契約し、レコードを生産し、販売していた「レーベル」という側面からの切り口も絶対に欠かすことはできない 〜全てが複雑に絡み合っての音楽史〜 であるなーと、改めて思いが至っているところです。

いやはや、ほんまにおもろい。個人的リサーチ対象であるMercury レーベルについての情報もやはりてんこ盛りで、数年前から少しづつ手元で整理・書き溜めているマーキュリーレーベルのドキュメントにも、多数新しい視点と客観的情報を与えてくれます。


[Record Makers and Breakers]

Record Makers and Breakers – voices of the independent Rock ‘n’ Roll Pioneers –
by John Broven

Published by University of Illinois Press, 2009
ISBN 978-0-252-03290-5

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2009/11/02

Record Makers and Breakers (John Broven)

[Record Makers and Breakers]

Record Makers and Breakers – voices of the independent Rock ‘n’ Roll Pioneers –
by John Broven

Published by University of Illinois Press, 2009
ISBN 978-0-252-03290-5

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2007/06/21

Serie ‘Le Pop’

というわけで、 33 1/3回転 の方でかかっていたのは、 Toog の 「X’tern」 という曲でした。 コンピレーションアルバム 「Le Pop」 の C面2曲目に収録されています。

[Le Pop MPM 02-1 Front Cover]

Le Pop – die chansons der nouvelle scène française / Various Artists
(Le Pop Musik [G] MPM 02-1)
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2007/04/16

Jazz Winds From A New Direction / Hank Garland

時は1960年7月4日、場所はロードアイランド州ニューポートのとある邸宅。ここで興味深いレコーディングが行われ、レコード化されたのでした。

It was on July 4, 1960 at a certain beautiful mansion in Newport, Rhode Island, where and when an interesting recording session was made for vinyl release.

[RCA Victor LPM-2302 Front Cover] [RCA Victor LPM-2302 Back Cover]

After The Riot At Newport / The Nashville All-Stars
(RCA Victor [US] LPM-2302)
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2006/07/11

Songs For Young Lovers (Yellow Label Promo)

Songs For Young Lovers / Frank Sinatra」より:
. . . あぁ、両面 D1 か D2 の西海岸プレスはどこかに落ちてないものでしょうか。

というわけで先週届きました (笑) A面が D1 で B面が D2 のプロモ盤 (東海岸プレス)。

quoted from “Songs For Young Lovers / Frank Sinatra” :
. . . if only I could find the West-Coast pressing copy with D1 or D2 on both sides!

And here it is 🙂 This promo copy (East-Coast pressing) with yellow label and D1/D2 matrix came to me last week.

[Capitol H-488 Label A] [Capitol H-488 Label B]
Songs For Young Lovers / Frank Sinatra
(Capitol [US] H-488)
1st variation, w/ deep groove on label, D1/D2 matrix, AES cutting, yellow label promo
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2006/05/29

Songs For Young Lovers / Frank Sinatra

何も言葉はいりませんね。こんなに完璧なアルバムは他にそうはないのではないでしょうか。

There ain’t no word to say – you know what? What a perfect album this is . . .

[Capitol H-488 Front Cover] [Capitol H-488 Back Cover]
Songs For Young Lovers / Frank Sinatra
(Capitol [US] H-488)
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2006/04/28

My World Fell Down c/w Libra / Sagittarius

Present Tense / Sagittarius」 より:
あるいは近い将来にきっと入手することになるであろう当時のシングル盤

というわけで 1も 2もなく探して購入しましたがな。

あーこれでんがな、中間部の SE がないとやっぱりあかんな〜。夢の3分37秒。

しかし、 Nuggets の CD ボックス 収録のシングルバージョンより音が悪いという事実に直面して . . .

[4-44163 Side-A] [4-44163 Side-B]

My World Fell Down c/w Libra / Sagittarius
(Columbia [US] 4-44163)

以下備忘録。

2006/04/19

Present Tense / Sagittarius

… this article is dedicated to my (personal) melancholic memory for Sagittarius’ LP “Present Tense” when I was a teenager. And the English version of this article (probably) will not be available.

中学二年生の時 (1984) に 〜まだその頃は北九州に住んでいましたが〜 Beatles との衝撃的な出会い (*1) をして以来、少ない小遣いを工面しつつ物凄い勢いで LP やシングルを買っていたあの頃。静岡に引っ越し、高校に進学する頃には、すでに別テイクやミックス違いの類はほぼ全て手元に揃うまでになり、ブート LP などにも手を出し始めていたのですが、ある時ふと疑問がよぎりました。こんなに来る日も来る日も Beatles ばっかり聴いている俺はアホちゃうか? なんで他の音楽を聴こうとしないんやろう?

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2004/10/14

37 Years After the SMiLE


[T-2580 Front Cover]    [79846-2 Front Cover]
左は 1990年前後(?)にリリースされたブート CD (No Label T-2580),
右は今回の CD (Nonesuch 79846-2)

先週,とうとう Brian Wilson Presents Smile がリリースされました (本国版は 9月末リリースだったそうですが). 遅れ馳せながら本日米国版 CD を購入,涙を流しながら聴き入りました.

データの類や,「語られつくされつつある」お馴染みのストーリーはレコードコレクターズ11月号の特集記事などを見れば分かることなので,ここではあまり触れませんが,今まで断片的に公開されてきた Beach Boys の音源 – “Smiley Smile”,“20/20”,“Sunflower”,“Surf’s Up”,“Rarities”,ブート LP 数種,ビデオ “An American Band”,幾多のブート CD,“Good Vibrations” ボックス,1990年代の CD リイシューのボーナストラック,その他いろいろ – や,Domenic Priore 氏の書籍 “Look! Listen! Vibrate! Smile” などを通して,永遠に解けないパズルと格闘するかの様に悶々としてきたファンも多かった “Smile” (多分に洩れず私もそのクチです).それが,ここ最近復調著しい Brian Wilson さん御本人と現在のバックバンド,そして Van Dyke Parks さんなどによって作られたこの新録 “Brian Wilson Presents Smile” によって,一応のピリオドが打たれたというわけです.

この CD で聴ける新録 Smile は,近年のライブ活動を通じて丹念に練り上げられたアレンジをベースにしています.既に Smile ライブ音源もあれこれとブートで出回り出しているようです (未入手.正規で出るまでは買わないとは思いますが…).

見ての通り,ジャケットはかなりしょぼいです (オリジナルで使われるはずだったジャケットも充分にしょぼいですが).けれども,内容は全然しょぼくなかった.これは嬉しい誤算でした. ある意味,これでやっと「万人に文句無く勧められる」作品になってくれたとも言えます.

新録であるけれども,アレンジはオリジナル録音の断片に忠実で,また録音もあの「空気」を見事に再現したもの.足りないところは新たに作詞作曲し,構成も練りに練って,本人の手によってようやく完結した今回の CD.単なるセグメントの羅列ではなく,きちんとトータリティを打ち出した三部の組曲風に仕上っているのは,(それが本来の “Smile” になるはずだったものと同じかどうかはさておき),本人作ならでは.ヴォーカルは残念ながら (当然) あの天使のようなハイトーンが全く出ない現在の Brian さんではありますが,内容の余りの充実ぶりには文句無しに感服しました.1967年に出るはずだった “Smile” そのものではあるはずがありませんが,それに最も近い (あるいはその発展形) ものであることは確かです.

1995年にリリースされるはずだった (けれども Brian さん本人の許可が降りずに日の目をみなかった) “Smile Sessions” ボックスに相当するものは,Brian さんが元気に活動している限り出ることはないでしょう.けれどもあくまで未発表アルバム (になるはずだったものの断片群).ご本人が,37年後にこうやって新録ではあれ一応のおとしまえをつけ,しかもそれが (危惧していた様に「昔の名前で出ています」的なズッコケ新録音になることなく) 実に素晴しい作品になっていることに,何はさておき感謝感激するしかありません.私が 1999年にライブを聴きに行った時には,まだかなり音程も怪しく,懐メロ大会的なライブでしたが,ここ数年でぐんとパワーアップした結果がこのアルバムの充実ぶりに表われています.

今後の活躍に期待せずにはおれません.いや,こんな切札をとうとう切ってしまったのですから,この次のアルバムが本当の正念場になることでしょう.

“Pet Sounds” 同様,「時代の音」から超越しているであろうこのアルバム.今,私が興味があるのは,Brian のことも Smile にまつわるあれこれのことも何も知らないリスナーが,この 2004年に予備知識なしに初めてこのアルバムを「新譜」として聴いてみて,どういう感想をもたれるのだろうか,ということです.

… 「幻」であったが為か,ここ10年程余りにも祭りあげられている感なきにしもあらず,の Smile ではありますが,ここは何も言わず,素直にこの CD を聴き敬礼することにしましょう …