昨日、自宅にて某雑誌の取材を受けました。若いビジネスマン向け?の一般?雑誌で、音楽雑誌でもなく (そらそうだ) オーディオ雑誌でもなく (そらそうだ)。果たしてどんな切り口や視点 (あるいはバイアス) からの取材なのか、当初は一抹の不安もあったのですが、記事担当者が以前からの知合いの方だったこともあり、終わってみればとても楽しい二時間でした。そのあと編集者さん、カメラマンの方と 4人でいきつけの吉祥寺のお店になだれこんで宴会モード、特にカメラマンの方と音楽の話などで盛り上がり (というか酔いの回った私が一人でレコード話をぐだぐだと力説? . . . すんません)、気がつけば夜は更けておりました。
やや二日酔い気味の今日、そういえば昨日は SP かけなかったなぁと思い、最近届いたこの1枚を。珍しくカンパニースリーブも付属していました。ふむふむ、当時この 10インチ盤は 1ドルで売られていたんですね。
昨晩の宴会では、別にレコードジャンキーでもコレクターでもない皆さんに、へべれけになりながら SP がどんなにステキなメディアであるかを力説していたという . . . ああ思い出しただけでも恥ずかしい。
1943年 New York 録音の本盤でドラムスを叩いているのが Shelly Manne というのはやや意外 (?) な気もしますが、実は Shelly Manne は 1950年代前半までは東海岸で活動していたんですね。最初は御多分に洩れず52番街で腕を研き、Woody Herman や Stan Kenton のビッグバンドで活躍したのち、西海岸に渡って一世を風靡することになるわけで。
両面共に、まもなくジャズシーンの最前線を一変させることになるビバップの香りすら感じられる、円熟のプレモダン期の演奏。ざっくざっくと進むスウィングっぷりは極上ものです。やはり Hawk は無理してモダンの腕利きたちに混じって演奏するよりは、本領であるスウィングをやってる方がしっくりきますね。ブギウギ調の A面では御大 Hawk のソロは後半部分のみで意外と短い代わりに、Andy Fitzgerald のクラリネットと Bill Coleman のトランペットが活躍。それにこの演奏に新鮮味を与えているのはまちがいなく Oscar Pettiford の重量感あふれるベースです。アンサンブルからスタートする B面は快調なテンポで進む王道スウィンガー、Hawk の独壇場ともいえる会心の出来です。
Bill Coleman (tp), Andy Fitzgerald (cl), Coleman Hawkins (ts),
Ellis Larkins (p), Al Casey (g), Oscar Pettiford (b), Shelly Manne (ds).
Recorded in New York City on December 8, 1943.
昨日はお疲れ様です。久しぶりにほんとのレコードの音を聴いた感じがいたしました。宴会も楽しかった。ホルモン最高。あのあとまた3人で呑み足して、へべれけ状態でタクシーで帰還。きょうは半日使い物になりませんでした。奥方にもよろしくお伝えください。
あれからまたハシゴされたんですか?! . . . びっくり。
確か朝10時から仕事があるとか仰ってませんでしたっけ?
私も久しぶりに楽しいひとときを過ごしました。本当にありがとうございます。
中野さん三島さんにも宜しくお伝え下さい。