Revisiting “Tijuana Moods”: セッションテープに残された声と継ぎ目

2001 年の 2CD Tijuana Moods(Bluebird 09026-63840-2、Ben Young 監修)。未発表のセッションフラグメントを多数収録した盤で、この記事が主に聴き直すのもこの 2CD です。
Charles Mingus の Tijuana Moods (RCA Victor LSP-2533) およびボーナストラック入りの 2CD (Bluebird 09026-63840-2) について当ブログで記事を書いたのは2006年、いまから20年前のことです。あのとき私は、2001年のBluebird 2CDリイシューを「隅々まで聴けば聴くほど、謎が解明されると同時に、更なる謎は深まるばかり」と書きました。その後もこのアルバムを聴き続け、文献にあたり、そして最近になって、この2CDをあらためて隅々まで、それも波形とスペクトログラムまで含めて聴き直す機会がありました。分かったこと、訂正すべきこと、新たに浮かんだ問いを、20年ぶりの続編としてまとめておきます。
なお、同じMingusのテープ編集手法「アイランドホッピング」を扱った姉妹記事として、Charles Mingus “Pre-Bird” と、テープの「切れ端」に残された声を同時に公開しています。あちらは1960年のMercuryセッション、こちらは1957年のRCA Victorセッションの話です。あわせて読んでいただくと、Mingusが録音スタジオをどう使っていたかが立体的に見えてくると思います。
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