ステレオ LP の交換針は 0.7 mil。ところが規格書には 0.5 mil とあります。ふたつの数字は改訂の前後ではなく、1957〜58年の同じ冬に RIAA と EIA がそれぞれ別に出したものでした。歪の解析は「1 mil より小さく」としか言っていません。どこで止めるかを決めたのは針圧でした。
vinyl / 78rpm / music / audio
ステレオ LP の交換針は 0.7 mil。ところが規格書には 0.5 mil とあります。ふたつの数字は改訂の前後ではなく、1957〜58年の同じ冬に RIAA と EIA がそれぞれ別に出したものでした。歪の解析は「1 mil より小さく」としか言っていません。どこで止めるかを決めたのは針圧でした。
Charles Mingus が 1960年に Mercury へ吹き込んだ “Pre-Bird”。10人のコンボから 22人編成まで曲ごとに姿を変えるこの盤の 1999年 CD には、スタジオの会話とテープの継ぎ目という、普通は聞こえず見えないはずのものが残されていた。
Charles Mingus『Tijuana Moods』の1957年セッションテープには、演奏の合間の声と、37箇所の継ぎ目が残っている。2001年の2CDから聞き取れる会話を文字起こしし、テイク番号の欠落とデジタル無音の分布から、失われたものの輪郭を描く。
Charles Mingus’s Tijuana Moods, twenty years on: voices between takes, 37 splices, skipped take numbers and digital silence on the 1957 RCA session tapes.
Fortune誌1939年9月号の特集記事「Phonograph Records」を一次史料として精読。カルーソーの欠けた基音と脳内補完、家庭と放送局の帯域格差、35セント盤と高域抑制の経済構造、横振動が「残った」経緯。EQカーブという言葉がまだなかった時代の全景を読み解きます。
1959年、ロックフェラー財団の助成で米議会図書館が刊行したレコード保存調査レポートを精読。シェラック、ヴァイナル、アセテートなど素材ごとに異なる劣化の「敵」、ヴァイナル盤における反りの3つのメカニズムと保管温度の影響、内袋のシワが盤面に転写されるビニ焼けの原因と推奨保管方法を概説します。
Capitol H-477 “The Duke Plays Ellington” と 12インチ再発 T-477 に LTAS (長期平均スペクトル) を適用した結果、および II-a / II-b / II-c を通した結果「LTAS で分かること / 分からないこと」 をまとめます。
LTAS (長期平均スペクトル) を使って、今度はリマスターの性質がどこまで分かるか。Capitol H-488 セッションマスターから派生した再発・リマスター系 5 リリース (W-587 / ECJ-50017 / W-1432 / MFSL 1-130 / 1998 CD) の音作りの違いを調査します。
LTAS (長期平均スペクトル) を使って、録音 EQ カーブはどこまで推定できるか。Capitol H-488 “Songs For Young Lovers / Frank Sinatra” の初期プレス D2 / D8 間の差分を調査します。
シリーズ Phono EQ Curves Liner Notes の第1弾は、Nicholas Bergh さんのご厚意で提供を受けた、RCA Victor 社内エンジニアリングノートの 1955 年 4 月 18 日付のページについての発見報告です。