How Vinyl Records Are Made

某所に書かれていた情報をたどり、とんでもない映像を見てしまいました。

[Command Performance]      [Sound And The Story]

アナログレコードマニア必見、悶絶ものです

それは、LPレコードの製造工程を紹介する映像。 例の、著作権的にどうなの?! というサイトに置かれているドキュメンタリー映像です。 元は Discovery Channel で放送されたものの様です (いいのか、こんなもんを web で見られるようにして…) 残念ながら、メタルマスター、メタルマザーの工程は (時間の関係上? 説明の簡素化の為?) 触れられていませんが、 それを除くと、隅から隅まで興味深い映像です。

ラッカー盤の製造 (をを) にはじまり、梱包、カッティングスタジオへの輸送、実際のカッティング風景、 ラッカーに手書きでマトリクスをエッチングしている光景 (初めて見たぞ)、 スタンパー製造工程 (ここが一部省略されています)、 センターホールのパンチング、 レーベル紙の切抜き、自動化されたプレス工程、余った部分の切り取り、などなど。

ナレーションの英語も平易な言い回しのみですから、 英語が苦手な方でもまず問題ないでしょう。

まだ日本放送はされていないようですが、近いうちに 日本のディスカバリーチャンネル で放送されることを期待しましょう。

更に悶絶ものの映像が、やはり同じ某所からの情報にて紹介されています。はぁはぁ。

今度は 1942年の RCA Victor における SP 盤のレコーディング (カッティング) とプレス工程の貴重な映像。時代は変われど、設備は近代化しようと、円盤に音溝を刻んでいる限り、製造工程の基本的な流れは (SP 時代と) 何も変わっていない、ということを再確認させられるお宝ものの映像です。

[Command Performance]

Command Performance (1942) – How shellac records were produced and manufactured

更に更に、その14年後、同じく RCA Victor での Living Stereo 時代 (とはいえ、まだステレオLPの発売はされていない頃ですが) の録音〜カッティング〜プレス工程の解説映像。各製造工程を丁寧に説明 (ラッカー→マスター→マザー→スタンパーの凹凸の推移など) している他、1956年当時のレコーディングスタジオの設備を (カラー映像で!!) 見ることが出来るのも貴重です。

[The Sound And The Story]

Sound And The Story (1956) – An example of High Fidelity recording

アナログレコードの製造工程に関する疑問が、これらの映像で氷解すること間違いなし。 第一級の資料です。しかもテキストではなく、映像ですから、インパクトの大きさたるや . . .

» . . . 「What on earth is DEEP GROOVES on vinyl records?」もあわせてご覧下さい . . . »


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7 thoughts on “How Vinyl Records Are Made

  1. うわぁ~ こんな映像あるんですね。
    クラレコHPの製造工程等でなんとなくわかってましたが、こうやって動画で見せられると、非常によくわかりますね。
    いいもの見せていただき、ありがとうございました~

  2. > こうやって動画で見せられると、非常によくわかりますね
    動画の説得力というのは本当に凄いですね。
    情報量がまるで違うといいますか。
    例えば、メッキしたラッカーからマスターを分離する作業
    (マスターからマザー、マザーからスタンパーも同様)。
    映像で見ると、想像していたよりはかなりラフな作業なんですね。
    無理矢理端から工具を差し込んで、ぐにゃーっって曲げながら無理矢理はがしているというか。
    だからこそ、12インチLP用のラッカーは、16インチ(でしたっけ?)なんですね、
    ああやってはがす作業をしたり、手で乱雑に扱ったりする為の余白というか。
    別の意味で興味深かったのは、1956年の Victor の映像。
    カッティング〜プレス工程ももちろん興味深いのですが、実際にプレスが終わってからの工程がおもしろい。
    1956年の時点で、梱包、仕分などの作業がここまで自動化されていたとは…おそるべしアメリカ合衆国。

  3. これは貴重な映像ですね!
    ご紹介ありがとうございます。
    僕がカリフォルニアのRTIで見てきた工程は、
    これらとまったく同じでした。基本的な技術は
    50年前から何も変わっていないのですね。
    参考になると思うので、工場見学記の次の記事で
    トラックバックさせていただきますm(_ _)m

  4. jazzaudiofanさん、コメントありがとうございます。
    audiophile 向け (に対応可能な) RTI プレス工場見学とのこと、羨ましいです。
    工場見学記、楽しみにしております。

  5. あぁ、ヤヴァイ、もう一種類みてしまった。はぁはぁ。
    Record Making With Duke Ellington (1937)
    http://www.youtube.com/watch?v=hjKlFFp4-IE
    1937年6月の、Paramount フィルム。
    Rex Stewart, Arthur Whetsel,Cootie Williams, Joe Nanton, Juan Tizol,
    Barney Bigard, Johnny Hodges, Otto Hardwick, Harry Carney,
    Duke Ellington, Fred Guy, Hayes Alvis, Billy Taylor, Sonny Greer,
    Ivie Anderson
    というメンバーだそうです。
    リハーサル、レコーディング風景からプレスまでの流れを5分でさらりと紹介するフィルム。
    冒頭のリハーサル風景がかなり悶絶ものでした。

  6. HEレポート17:レコードプレス工場見学記(2)マスタリング・カッティング編

    レコードプレス工場の見学記、本編の第1弾をお届けしよう。
    まず、レコード製造過程は、大きく以下の4つに分けられる。
    1. マスタリング・カッティング
    2. メッキ
    3. プレス作業
    4. …

  7. サイエンスチャンネルによる2001年製作「レコードのできるまで」

    http://sc-smn.jst.go.jp/playprg/index/2138

    このシリーズは、こども用教育番組としても本当によくできています。
    さまざまな食品・工業製品の製作行程(職人の技・オートメーション共に)が見られます。

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