How The Funk Was Won: The Simonger & Funk Story, Pt. 0

きっかけは、あの大熱狂のライブ #SF20FD46 の興奮冷めやらぬ、2015年9月22日の夜、わたしのふとした思いつきからでした。

みなさんのご理解やご協力もあって、あれよあれよという間にはなしが具体化していき。

そして、2015年11月7日、私に負けないほど大ファンの娘と一緒に(笑)神奈川県某所へ赴き、伝説のバンド サイモンガー&ファンク の主要メンバーへのインタビューを行うことができました。




サイモンガーさんとは 2015年6月6日の 小金井名物市 ステージ終了後の楽屋にて、ファンクラ大臣さんとは 2015年9月20日の #SF20FD46 ライブ開始直前にバーカウンターで、それぞれお話をさせていただく機会があったのですが、ファンクさんとお話しさせていただくのは今回が本当に初めてでした。

20年〜30年以上にも及び互いに大親友・盟友同士であろうお三方。そんな皆さんが、どこの馬の骨かも分からない(笑)単なる市井の雑食性音楽マニア、かつレコード・音楽考古学ファンの私を温かく迎え入れてくださいました。

また、私の影響ですっかり変態的音楽ファンになった娘にも、本当に優しく接してくださいました。

ファンクラ大臣さん、ファンクさん、サイモンガーさん (2015年11月7日、娘による撮影・コラージュ)

L to R:
ファンクラ大臣(陶山)さん、
ファンク(小野寺)さん、
サイモンガー(加藤)さん
(2015年11月7日、娘による撮影・コラージュ)

そしてカフェでランチをとりながらの3時間弱、娘の無邪気な質問にも答えていただきつつ、思い出話に花が咲き、私は皆さんからとめどなく溢れて尽きぬ貴重な話の数々に興奮しっぱなしでした。。。帰宅後もずっと余韻にひたっております。

お三方とも、貴重な時間をいただき本当にありがとうございます。




正直なところ、当初は、1回ぽっきりの軽いインタビューまとめ記事でもブログ掲載できればいいかな、程度に思っていました。

ところが、直接お話を伺っている間、「この皆さんの歩んでこられた歴史、その背景、残してこられたもの、これからの思いなど、全てきちんと記録して広く公開すべきである」という、義務感・使命感のようなものがむくむくと湧き出してきたのです。

それこそ「ファンクの名の下に!

「豊川の花形満」と「豊橋のダブルラジカセの魔術師」の出会いとは?!

「ファンクラ大臣」という名前の由来とは?!

もの静かでダンディな音楽青年が「ファンク」という重い名前を背負うに至った経緯とは?!その裏に秘めた思いとは?!

サイモンガー&ファンクにつきまとう、負のジンクスとは?!

源流となる「衆議院」「圧力団体」、そして「アーバンギャルズ」「Planet 16」「Afrodisiasc」「ナルシスト村」などの各種バンドやサイドプロジェクトのいきさつとは?!

くっついては離れ、合流しては抜け、けれどもお三方を貫く強い一本の絆とは?!

などなど、ここに書ききれないほどあまりにも大量の情報のため、しっかり流れを整理した上で、歴史もの、伝記ものとして、連載 のかたちでお届けいたします。

タイトルもこの際、思いっきり大仰に “How The Funk Was Won: The Simonger & Funk Story” としてみました(笑)




前置きが長くなってしまいました。

で、今回は、連載第0回 として、インタビュー本編に入る前の、楽しいちびっこインタビューの模様をお届けします。

インタビューの数日前、「パパがインタビューするんだったら、わたしもインタビューしたい!」と言う娘に、「じゃあ、みんなに質問したいことを5つ、紙に書いて持って行って、その場で聞いてみたらどうかな?」と促してみた次第です。前日の夜、そして当日の朝に、いろいろ考えて書いていました。

ではでは、お楽しみください。




インタビュー登場人物

サイモンガーさん

サイモンガー(加藤)さん

ファンクさん

ファンク(小野寺)さん

大臣さん

ファンクラ大臣(陶山)さん

筆者の娘 (8歳)

筆者の娘(8歳)
(写真は5歳当時)

筆者

筆者




Pt. 0: ちびっこインタビュー

待ち合わせ場所に5人全員が集合、あいさつをしてから、ランチを注文、さっそくお話に入ります。

まず、娘がサイモンガーさん、ファンクさん、大臣さんに書いてきたお手紙(?)を渡しました。なんでも「ラッキーアイテム」が書いてあるそうです。

その後、同じくお子さんのいらっしゃるファンクさんから娘に、ランドセルの色について質問。ほんものを前に(笑)緊張してよそよそしかった娘も、この辺りからすこしづつ普段の表情に戻ってきました。

そして、私によるインタビューに先立ち、娘からのちびっこインタビューが始まりました。さて、みなさんどんな風に答えられるでしょうか? そしてその回答は、8歳児に理解可能なものでしょうか?(笑)




「ではまず、娘が用意してきた質問からいってみましょう。折り紙に5つの質問を書いてきています。
すでに CD を出されており、娘が愛聴している関係で、サイモンガーさんへの質問が多くなってしまっていますことをご承知おきください。」
大丈夫ですよ〜、なんでも答えますよ!
「みなさん、どんな風に答えてくれるかな?
では自分で読んでみましょう!」

質問1

1ばん。
「ヒッグスりゅうし」は、どうやってできたんですか?
Simonger_Q1

一同苦笑。むしろ、8歳児にどうやって伝えたらいいものか、しばし悩まれているご様子。それはそうですよね(笑)

なお、本稿をご覧の皆さんはおそらくご存知だとは思いますが、「ヒッグス粒子」というのは、宇宙を構成すると考えられ提唱されている17種類の素粒子のうち、近年までその存在が確認されなかったもので、2013年にこの存在がほぼ実証されたっぽい、ということで、ものが質量というものを持つ理屈を統一的に説明可能になる、そんな粒子です。

。。。ではなくて(笑)

サイモンガー・モバイルの楽曲「ヒッグス粒子」の方です。ダジャレ満載、あの歌謡曲からの引用など、昭和なおじさん(私も含む)にはたまらない逸品です。意味よりもまず「ヒッグス粒子」ということばの響きの面白さに着目、いやというほどリフとして反復することで、だれもが簡単にこの単語を覚えられますよね、というキャッチーなメロディとリフ、そしてファンキーな楽曲。

おっと、わたしの戯言はさておき、ご本人による解説をさっそく伺いましょう。

えーっとですね(笑)
サイモンガー・モバイルは、普段の活動とともに「世の中にあるいろんなキーワードを皆さんにやさしくファンクで伝える」そんな活動を長いことしております。その中で、「ヒッグス粒子について、ファンクで説明してください」というお題があがってきたんですよ。
「さるプリ」というアプリがありまして。そのアプリ内の連載「ファンクで覚えるキーワード」というのを3年間やってたんですけれども。
「ヒッグス粒子」はその中の一話なんです。
いまはアプリがなくなってしまったので(笑)なかなかご覧いただく機会がないのが残念なんですが。

「さるプリ」とは しりあがり寿 さんによる iOS / Android 用「さるやまハゲの助アプリ」のことで、残念ながら2015年5月30日をもって過去のコンテンツも見られなくなってしまいました。

まあ、その中の1曲として「ヒッグス粒子」は生まれました。
それぞれのテーマに対して「ファンク」で「ウソ」で答える、っていう、そういう連載だったんです。
(一同爆笑)
そのお題というのは毎回、サイモンガーさんや嫁モバイルさんで考えられたんですか、それともスタッフから出されたものでしょうか?
自分たちで考えたものもありましたし、編集者というか出演者でもあった 小松ヌンチャク さんという方がいまして、この方がいわゆる「ブレーン」というか、動画の出演者であり、撮影者であり。その人と話をしながら、お題を決めていたんですよね。
その撮影の時に、次回のテーマを決めていたんです。で、次回の撮影の時までに曲を作ってくる、という。
なるほど、そんな風にされていたんですね。それでたくさんのネタが生まれたんですね。
ひと月1曲 のペースで作りました。番組はまる3年やってましたんで、そこで出来た曲は 36曲 になります。
いや〜、月に1曲づつコンスタントに作る、ってのは、ホントにすごいことだよね。でもそれが「課題」だもんね。
まあ、そんな感じでやってまして。で、「ヒッグス粒子」もその中で生まれた曲なんです。「断捨離ってどんなプレイ?」もそうですし。
!@#$%
(好きな曲のタイトルが出てきたので興奮して奇声を発してました 笑)
その36曲の中から7曲くらい、尺を長くしていって。もともとはどれも1分足らずとか、そのくらいの曲だったんですけれども、肉付けしていって、ライブでできる曲にしていった、と。
ヘイトスピーチ」とかは、ちょっとだけ足しましたけど、おおむね番組で作ったままです。
なるほどー、じゃあ「ヘイトスピーチ」は、あの最後の転調するパートをのちに足された?
そうそう、そうなんです、あそこの部分を足したんです。



質問2

では、ふたつめの質問にいってみましょう。うわ、これはなんて答えてくれるかな〜?(笑)
(ひたすら笑い続ける)
だいじょうぶ、ことばの意味は、このお店にいる他のひとたちはわからないから。だって、いつも家で「ピーはピーのかつら!」とか歌ってるでしょ?(笑)
(ひたすら笑う)
隠した方が恥ずかしくなるっていうね(笑)
いやー、ホントにね、本当に申し訳ないと思ってるんです(笑)
だいじょうぶです!いつも親子で楽しんでますから!
(まだゲラ笑中)
うちらでいうと、こどもの頃、親と一緒に「11PM」を観てたりとかしましたね。
2ばん。
「豆と毛糸」の、「豆」と「毛糸」はなんなんですか?
Simonger_Q2
これを子どもにどう説明するんだろうね!(笑)
うーん、これはのっけから厳しいですね(笑)
えーっとね、おとなはね、冬になるとセーターを着るじゃないですか。「毛糸」っていうのはセーターのことね。で、「豆」っていうのはね、おとなって、おとなになると、からだのあちこちに豆ができてくるのね。
(全員必死に笑いをこらえ中)
えーっと、それでセーターを着ると、からだの豆が浮き出てくるってことなんだ。
あれ、これって子ども向けの回答になってるのかな?(笑)
(まだ笑いをこらえ中)
いや、これは頼まれて作った曲なんです。「こういうテーマで曲を作ってほしい」と言われて作った曲なんで。
もともと同人誌があって、それにつける曲だったんです。
(ちょうどランチプレートがテーブルに運ばれてきたので、食べ始める)
#SF20FD46 の時にもその経緯を話されていましたよね。

「豆と毛糸」は、#SF20FD46 ライブの時の大トリのナンバーとして8分近くの長尺で演奏されましたが、その前に同人誌の話をされていました。ニンテンドーDSのACアダプタがなくて、最後までバッテリーが持つかハラハラしながら完奏しきっておられたのも楽しい思い出です。

サイモンガーさんもその同人誌に関わられていたんですか?それとも純粋に作曲の仕事として携わられたんですか?
えーっと、諸般の事情で(笑)漫画家の知り合いが多いんですよ。
その漫画家さんの事務所に出入りしているプロの漫画家数人で同人誌を作って、年末のコミケに出そうと。「ノーブラセーター」という本なんですけど(笑)で、それにCDをつけよう、という話になって、曲を作る事になったんです。
で、印刷の関係で「先に曲名を決めてくれ」と言われたんです。「マジかよ?!」と思って。電話でかかってきたので、その場でタイトルを決めなきゃいけない。「じゃあ、『豆と毛糸』でお願いします!」と返事をしたんです。なので、曲名だけものすごく先に決まってから作った曲なんです。
そういえば、この曲は、あのアルバム(「モバイルファンクの頂点」)の中だと、1曲だけ曲の雰囲気が異なるというか、最初は作曲者が違うのかも、と思っていたんですよ。
あー、やっぱりそういう印象があるんだ。
あれはですね、1曲だけ年代が違うんですよ。2004年の曲なんです。
実はあれ、ヴォーカルも当時のものなんです、2004年の。シンセも当時は今とは違うものを使っていました。で、オケを今の KORG M01 に差し替えて作り直したんです。
そうなんだー。ヴォーカルはホントに当時のママなんだ。
そう、だから声がすごく若いんです。だって、今あの歌い方できないもん。
あの頃って、何で録音してたの? MTR(マルチトラックレコーダー)?カセットとかハードディスクとかの?
そう、BOSS の BR-864。メディアはコンパクトフラッシュ。



質問3

では次に行ってみましょう。
(まだお昼ご飯に夢中)
Simonger_Q3
えー、結構古いですよ(笑)
出会ったのは、もう20年くらい前かなぁ。
1993年とか、それくらいじゃなかったかな。
鶴見で、ヴォイストレーニングに通ってたんです。その時に、他のクラスの生徒さんとして嫁モバイルと会って。話をしてみたら、キーボードをやってるっていうので。
で、そのあと、サイモンガー&ファンクをバンド化する時に、キーボードを弾いてもらうか、ってなって。その時から始まりました。
(娘の方を向きながら)そうなんだって。1993年くらいから、おともだちだったんだって。
にゃるへそ〜。
「にゃるへそ」、久々に聞いた!



質問4

えー、ここからは、お三方それぞれにお答えいただく質問になります。
4ばん。
James Brown のきょくで、いちばん好きなきょくはなんですか?
Simonger_Q4
(爆笑)
あ、えっと、娘に入れ知恵はしてませんから!(笑)
じゃあ、まず、自分がどの曲が好きか言ってみようか?どれが好き?
うーん、いっぱいありすぎてわかんない!
おっ!(笑) 

恥ずかしがる娘にいろいろ聞いてみると、結局それは “It’s A New Day” とのことでした。

その他、私が把握している限りにおいて娘が愛聴しているのは、“New Breed” (アルバム “The Singles Vol.4” に入っている Pts. 1 & 2 シングルモノーラルバージョン)、“When The Saints Go Marching In” (アルバム “Hell” 収録)、“Make It Good To Yourself” (“Black Caesar” 収録バージョン、およびのちに “Make It Funky: The Bigback” で公開された未発表パート) 、そのあたりだと思います。

それはさておき、お三方の話に戻りましょう。

うーん、やっぱり “Mother Popcorn” か “There Was A Time” かなぁ。
いいですねぇ。やっぱりあのど真ん中の時代のは群を抜いていいですからねぇ。
じゃあ次、ファンクさん。
俺ね、曲名が分かんないんだけど。
(と言いながら、曲のサワリを歌ってくれました)
ん〜、わかんない。
ドラムがすごいんだよ。
(と言いながら、さらにリズムをとって歌ってくれました)
あ、あれですよ、“Since You Been Gone”。
1980年代に出たコンピレーションに収録されている未発表曲で、Johnny Griggs がパーカッション叩いてる奴。ホーンセクションが入ってなくてスカスカなんだけど、グルーヴがすごいんですよね、あの曲。1970年録音だったと思います。Bootsy と Catfish と Clyde Stubblefield がバックで。
そんなマニアックな曲が好きなんだ、ファンクさん。
僕ねぇ、実は JB あまり知らないんですよ(笑)
クラシックなものはもちろん好きなんですけど、実は “Gravity” が一番好きなんですよ。いろいろ言われますけど、“Gravity” っていうアルバムの中の “Gravity” って曲が一番。あの流れが好きなんです。
あれですよ、“PDCA” の元ネタは “Gravity” ですよ。
(ほぼ全員同時に)そうだよね!(笑) 
いやーそれにしても “Gravity”、あの時代に再びミスター・ブラウンが息を吹き返したアルバムですよね。あの辺もいいですよね。
いや、ホントに、“Gravity” と “I’m Real” という2枚の1980年代のアルバム、あれはホントに素晴らしいと思います。大好きですね。



質問5

では、娘からの最後の質問です。「ファンクいがいで好きなきょくはなんですか」
Simonger_Q5
これ三択じゃん!(笑)
べつに三択じゃなくてもいいんだよね?
。。。いいよ!
発想がアメリカンですよね。ジャンルっていうのを意識してるというか。
あー、よく、クルマに乗ってる時に iPhone でシャッフル再生していて、「これはどんなしゅるいのおんがくだとおもう?」とか、「この曲にはどんながっきがはいっているか、きこえる?」とかいいながら遊んでるんですよ。
そういえば、娘ちゃんは、フランク・ザッパとか好きなんですよね。娘ちゃんは “Let’s Make The Water Turn Black” とかも好きですか?
あ、むちゃくちゃ好きですよ、家族全員(笑)
実は昔カバーしたことがあるんですよ、別のバンドで。
!!!!
河合克夫とやってる、アーバンギャルズ ってバンドで。日本語で歌詞つけてカバーしたんですよ(笑)
こんど、お聞かせしますね。お気に召すかどうかはわからないですが。。。下品ですから(笑)
  • 参考: 2007-09-01 大盛況!
    (サイモンガーの彼岸、アーバンギャルズワンマンライブ報告の記事)
まあ、原曲の歌詞もむちゃくちゃですからね(笑)いやー、ありがとうございます!
とても食事中に聞くもんじゃないです(笑)



で、「ファンク以外で好きなもの」は。。。。こんなんです。
サイモンガーさんが「ファンク以外で」好きなもの
あ、Negicco
ねぎっこ、面白いよ。めっちゃ面白い。
Perfume。なんか、いっぺん、ビデオかなんかで、みたことがあるかも。サイモンガー・モバイルさんのビデオを YouTube でみてるときに、そのなかでながれてたの。
???なんのこと???
あ、あれだ。
2012年、武蔵小金井の 小金井 Jazz フェスティバル というイベントで、ヴォイスサンプルを iPhone から出してるんですけども、その iPhone が暴走して、ミュージックアプリの方から Perfume の “My Color” が思いっきり会場に流れてしまったんです(笑)
あー、なるほどー。
というか、YouTube で観ただけで、よくそんなこと覚えてるね8歳児!
会場のPAを通して大音量で Perfume が流れ出すという大惨事が起こってしまって。
それが、撮影していた人に、ステージ映像をフルで YouTube にあげられてしまったんですよ(笑)
ファンクさんは?
ん〜、ポップならなんでも好き。ポピュラーかなぁ。
そう、3人とも、ポピュラー好き。
僕はですね、ホントにファンク以外知らない人間なんですけど、いまよく考えてみたらハウスがすごく好きなんですよ。これとか。この作品は本当にすごいです。素晴らしいです。長岡成貢 さん。
大臣さんが「ファンク以外で」好きなもの
へぇ〜。じゃあ、やっぱり、どちらかというと1980年代以降とか、そちらの方がお好きな感じですか?
えっとね、ハウスを好きになったのは、ここ10年くらいなんです。当時のハウスってのは興味なかったんですけど、その後このアルバムとか聞いてすごくいいな〜と。



あと、かみさんからの影響とかもあるよね。うちも “Irakere” とか。イラケレ最高!
あー、なるほど、いいですね!
かみさん(嫁モバ)がもともと、ジャズやフュージョンからきてるんで。出会うまではジャズとかあんまり聴かなかったんだけど、出会ってからはそっちの方も聴くようになりましたね。
イラケレは小野寺さん(ファンクさん)も近いよね。にぎやかで。
え、ホントに? Quincy Jones みたいな?
いやいや、もっとにぎやかでキューバン。
キューバのバンドってだいたい超絶技巧でね、やたら勢いがあるっていう。
そうそう、超絶技巧で、やたらジャカジャカしてる感じ(笑)
この年代の奴らにとったら、やたらに勢いのある「クロスオーバー」って感じかな(笑)
あー、なるほどね(笑)



ってな感じで、インタビュー本体に入る前の楽しい歓談を Pt.0 としてお伝えしました。

こうやって文字起こしをしながら書いているだけでも、あのインタビューの時の楽しい雰囲気が蘇ってくるようです。

私のインタビューの前に、娘からの質問を先にしたことによって、そこから話が意外と弾むこととなり、結果として正解だったのかなぁと思います。この時の歓談により、お三方にとっては赤の他人(笑)である私への精神的距離が少しは縮まって、そのあとの本編の話をより伺いやすくなったのかもしれません。勝手な思い込みかもしれませんが(笑)

さて、次回の Pt.1 からは、ついにお三方の学生時代、若かりし頃の音楽活動の話に突入します。

少し間があいてしまうかもしれませんが、ぜひお楽しみに。

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