2004/07/11

Foundations Of Funk: A Brand New Bag: 1964-1969

(本エントリは、私が別の web に 2004年 7月11日付で掲載していたものを転載したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on July 11, 2004)

某所 にて,昔よくメールのやりとりをさせて頂いた 佐藤さん (恐らく日本一,世界でも有数の JB コレクターでしょう) と思いがけず再会.

以下,その頃 Geocities に持っていた個人サイトに載せていたレビューをそのまま再掲します.もともと 1996年に書いたもので,内容的に古くなっている箇所もあるかもしれません.

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2004/06/08

Eddie-san’s brand new CD

Eddie Landsberg さんから,この前アメリカで録音した 新譜のラフミックス CD-R が届きました.いま聴いている最中です.

My friend Eddie Landsberg-san kindly sent me the CD-R containing pre-master mix of his brand new album, which he recorded in his homeland a while ago. I am currently listening to the new CD.

 

Tenor, Guitar 入りのオーソドックスなオルガンカルテット,という意味では,彼の 1st アルバムである “Man With A Groove” (2002) と同系統のフォーマットです (あちらは tenor ではなく alto でしたが).

This new recording was made by orthodox organ quartet (including tenor sax and guitar). This orthodox format can be also heard on his first album “Man WIth A Groove” (2002). His first album featured alto sax instead of tenor, though.

 

ともあれ,ハチャメチャにゴキゲンでグルーヴィー,という感じではなく,全体的にはしっとりとした演奏に終始してはいます (録音,マスタリングのせいかもしれませんが).けれども,1st アルバムより圧倒的にノリが良く,いい感じでリズムがうねっているのは,メンバー 4人の相性が良いからなんでしょう.アップテンポの曲や,ハネ気味のリズムの 8ビートの曲なんかでは,各人のソロもゴキゲンに決まっていて,有機的な絡みも十二分に楽しめます.

Anyway, the impression of the album – although the atmosphere is not too wild and groovy, the whole impression is in quiet and calm mood (it might be because of such recording and mastering). However, I can say this new album is a way cool – the quartet really ”drives” with groovy undulations of rhythms, which definitely proves the affinity of each member on the session. For example, on such tracks as up-tempo numbers and eight-beat rhythmic numbers, we can fully enjoy fruitful improvisations by the members. Also, modest but professional call-and-response shows high level of magical chemistry among the four.

 

最終版の CD で,どういう「音」になるのか,今から楽しみです.

I am looking forward to the final CD product – how will it “sound”?

2004/05/11

遂ニCD再生機購入 (TEAC VRDS-25X)

SACD マルチとか DVD-A とかいっている御時世に,今さら CD 専用機というのもアレですが,さすがにタダでもらった LD/CD コンパチプレーヤーの再生ではいい加減に精神衛生上よろしくないので (とはいってもかれこれ 3年位これで我慢してた訳ですが) えいやと奮発してしまいました.金策をなんとかせねば… とほほ.

[VRDS-25X]

とはいっても,当初狙っていた ESOTERIC P-2s + D-3 の中古ではなく (さすがに 10年落ち中古でも未だに手の届かないいい値段してます),5年程前の一体型機種の中古です.TEAC VRDS-25X という奴.とりあえずはこれで壊れるまでしのごう.

この機種 (及び後継の VRDS-25XS) は相当人気がある様で,改造マニアのターゲットとしても有名です.コンデンサ交換,電源部強化,クロック交換など,いろんな情報が web に転がってます.

VRDS-25XS 程重くはないといっても 17kg 位あります.25XS 程ではないとはいってもやはりセッティングには相当敏感なプレーヤーであることは間違いなく,とりあえずの仮セッティングでの音出し.ま,今までの音が劣悪だっただけに,客観的な評価などできる訳がありませんが,重心が低い,がっちりした音が持ち味との風評通りの再生をしてくれます.今後のセッティング煮詰めによる向上に期待がもてます.

「はー,これでうちの CD 再生環境も少しは人並みになったのう」と安心して LP をかけてみると…. ああやっぱりまだまだうちではアナログ再生の方が圧倒的に上だわ.25X もとてもどっしりと,かつ美しい音を奏でてはくれるんですが,心地好く聴ける何かがまだ足りない様なそんな感じ.今後に期待.

私が生まれて初めて CD というメディアを購入したのが 1987年.それから妹の CD ラジカセだの,カーオーディオ兼用のポータブル CD プレーヤーだの,LD/CD コンパチプレーヤーだけで頑張ってきたわけですが,CD のライフサイクル末期になってやっと CD 専用機を買うとは.

2003/11/29

Congrats to Eddie’s Lounge Grand Opening!

[Eddie's Lounge]

2003年11月26日水曜日,北千住にお住いのハモンドオルガンプレーヤー Eddie Landsberg さん のラウンジ Eddie’s Lounge がオープン初日だったので,参加してきました.

来店されていたのは,主に Eddie さんのご近所さんや,音楽関係の知り合い,英会話/ピアノ/オルガンの生徒さんでしたが,こじんまりした店内は (初日ということもあってか) 大盛況.2日目以降も赤字が出ないことを祈ります(笑)


[Eddie Landsberg]

もともと Eddie さんが私にメールでコンタクトを取ってきて下さったのですが,とても気さくでかつディープな音楽マニアなプロのミュージシャンという不思議なキャラクターの持ち主です.もう今では東京の下町にぞっこんの御様子 (日本人の奥さんも下町の方).

敬愛するプレーヤーは Wild Bill Davis や Earl Bostic という時点で既にレアものです.Shirley Scott さんや Big John Patton さんに師事を仰いだ経験をお持ちで,旧き良きハモンドスタイルからファンクがかったスタイルまでなんでもこなされます.事実,店内のテレビでは映画 “Wattstax” やら,垂涎モノの JB 尊師の貴重な映像やらが流れていました.


[Eddie Landsberg]

上述の通りお店は狭いので,コンボ演奏はちょっと無理ですが,Hammond B3 ソロだけで充分ノリノリな演奏をして下さいました.後半には (今回は内輪な面子が多かったせいもあって) オルガンの生徒さんと連弾であれやこれや弾かれたり.

CD は 2枚リリースされており,2001年録音の “Remembering Eddie Jefferson” (Berghem BHR-15) では Giacomo Gates さんをヴォーカリストに迎え,バックには James Spaulding さんや Ben Dixon さんの名前も見えます.

2002年録音の故 Big John Patton に捧げた “Man with a Groove” (Berghem BHR-19) では,オーソドックスな alto sax と guitar 入りカルテットで groovy なサウンドを聴かせます.どちらもスタジオ録音ということもあってか (?) やや大人しめの感触で,ライブで白熱した時の Eddie ちゃんの凄さを十二分に伝えるものではありませんが,お薦めです.

ちなみに過去のライブ演奏の音源は Eddie さんのサイト にて公開されています.

年末に sax 入り quartet のライブがあるので,今度はそちらを聴きにいこうと思います.頑張れ Eddie ちゃん!