忌野清志郎 フジテレビアーカイブス完全版 (その2)
少し間があいてしまいましたが、前回の「その1」に引き続き、 2009年7月17日〜18日、フジテレビ NEXT チャンネルで 8時間にも渡って放送された 忌野清志郎 フジテレビアーカイブス 完全版 という番組の後半部分レビューです。
渾身のナッシュビル三部作が不発に終わり、怒涛のインディーズ時代 に突入するわけですが、今回の放送で最も貴重 (再放送されにくい) な部分は、個人的にはこの時代ではないかと思います。音楽的にも非常に充実していた時期で、見応え、聞き応え満点です。
また、2003年のアルバム「KING」から RC 時代を彷彿とさせ、かつ以前より熟成された完成型王道忌野ロックに回帰していきますが、そこに至る前にたくさんの冒険・遊び・尖った演奏をしていたからこそ、晩年の円熟味を増した歌唱・演奏・ステージに至ることが出来たんだと思います。
Continue reading