村八分 / 山口冨士夫 (著)

… this article deals with Mura-Hachibu, a legendary Japanese cult Rock band. And the English version of this article will not be available.

先日 「発売日翌日にリリースを知ったので入手は難しいかも…」と書いた 村八分の決定版ストーリー本。本屋に行ってみたら、平積みされて普通に売ってました (笑) ので、購入してきました。

[村八分]

村八分 / 山口 冨士夫 (著)
K&B パブリッシャーズ 刊 ISBN 4-902800-03-9
(2005年10月21日発売)

まだ買ってきたばかりでパラパラとしか目を通していませんが、そのほんの斜め読みだけでも、この本の語りかけてくるリアリティに圧倒されそうです。そして、次々と赤裸々に綴られる文章は、現在聴くことののできる彼らの音源から感じられる印象そのままであることに改めて驚くばかりです。命を削った生き様がそのまま言霊となり、音となっている。

もちろん、この本に書かれた事実の有無に関わらず、残された音楽そのものの素晴らしさは微塵も揺るぐものではありません。プロフェッショナルなバンドとして完成された演奏を (まともな音源として) 一度も残していないにも関わらず、今聴くことのできる全ての音源には、末恐ろしい程の切迫感と息苦しい程の緊張感が閉じ込められています。

[村八分 付録CD]

付録 CD は 8曲入り。うち 5曲が過去未発表音源で、 来月発売される予定の 「村八分ボックス」 に収録されるもの。 ボックスの先行宣伝も兼ねた出版というところでしょうか。 しかしこれらの音源、言うまでもなく素晴らしい。鳥肌ものです。ボックスの入手が本当に待ち遠しい。 いや、正確には、ボックスが無事入手出来ることを祈るばかりです。

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