Retrospective / Django Reinhardt

It was just a few years ago when I decided to listen to Django Reinhardt very seriously – of course I have heard of his music here and there since over a decade ago, but when I happened to obtain the below 3CD box, I was completely shocked by his complete artistry – since then, I have devotedly listened to ths box set dozen of times. And recently, a new desire come on my mind – I would like to listen to his music on 78rpms!

私が Django Reinhardt (ジャンゴ・ラインハルト) を真剣に聴くようになったのは実はここ数年のことです。もちろん、Django の音楽自体は、ずっと前からあちこちで耳にしていましたが、3年ほど前に、以下の 3枚組 CD ボックスを入手して、彼の完璧な音楽性に完全にヤラれてしまいました。それからというもの、この CD を何十回となく聴きまくる日々が続きました。そして最近、新たな欲求がわきあがってきました – SP 盤で聴いてみたい

[Retrospective]

Rétrospective / Django Reinhardt
(Saga [France] 038 161-2)


Well, the 3CD box set itself is an excellent anthology featuring Django’s entire recording career (1934-1953), featuring from original Quintette du Hot Club de France (with Stéphane Grappelli), WWII-era recordings with drums, Grappelli‘s return after the WWII, to Django’s last years when he moved toward Be-Bop influenced approach, as well as amplified guitar sounds. When I obtained the CD set, I prefered disc three most, which starts with “Topsy” (reminiscent of Charlie Christian), and features the killer track “Nuits de Saint-Germain-des-Prés” (Django’s new horizon based on Bop idiom). Then gradually, I came to get attracted with earlier works on disc one, which contains many masterpiece performances by the original Quintet.

話は戻って、この 3枚組 CD セット、1934年から 1953年までの全キャリアを概観したアンソロジー的なもので、1938年までのStéphane Grappelli とのオリジナル五重奏団、ドラムスを加えた戦時中の録音、戦後の Grappelli とのコンビ再開から、ビバップ的なアプローチも増やし、ピックアップをつけてアンプを通すことが多くなった後期の録音まで、全キャリアを一望できる好編集盤です。聴き始めた頃には、まるで Charlie Christian の如きフレージングが見事な “Topsy” にはじまり、完全にバップイディオムに則った新境地 “Nuits de Saint-Germain-des-Prés” などが収録された 3枚目を愛聴し、徐々にオリジナルクインテットの珠玉の名演がてんこもりの 1枚目へより惹かれるようになりました。



[Retrospective]


By the way, this CD box set comes with gorgeous 78-page booklet (in English and French) including detailed discographical information, and each CD comes with a beautiful paper sleeve. And the back side of the paper sleeves feature facsimile of original 78rpm labels. By looking at the 78rpm labels so many times, I gradually wished to obtain Django’s 78rpm and enjoy The Sound.

さて、この CD ボックスには、ディスコグラフィー的な情報もしっかり載っている、78ページにもなる英語/フランス語のブックレットが付属しており、3枚の CD はそれぞれ紙スリーブに収められているのですが、この紙スリーブの裏には曲名と共に、オリジナル SP のレーベル写真が載っています。これを見ているうちに、むくむくと SP で聴いてみたい欲求が増してきたのでした。




[Blue Star BSN-53 Side-A]      [Blue Star BSN-53 Side-B]

Topsy c/w Blues Primitif / Django Reinhardt & le Quintette du Hot Club de France
(Blue Star [France] B.S.N.-53)

. . . then finally I could buy Django’s 78rpm for the first time. Also, it was my first French-made 78rpm I have ever bought! “Topsy” is the opening track on Disc 3 of the above CD set (BTW the label colour is different from that on the CD’s paper sleeve – Why?). What a sound, Django’s electrified guitar sounds smooth, eloquent and strong. Background noise (which is typical to 78rpm disc) is of course bigger than CD reissue (which might be digitally remastered with no-noise system), but it doesn’t overwhelm the entire music – anyway what a power of sound on this 78rpm! Unfortunately, due to a bad packing and a bad handling, “Blues Primitif” side has a crack which causes constant pops and ticks (I complained this to the seller, and luckily he offered a full refund) – maybe I’ll have to get another copy in pristine condition. I like the sound and performance of “Topsy” so much – Django plays various guitar sounds from sharpened solid touch to warm chords with ease, and fluent improvisations by guitar and clarinet is super-swingy.

. . . そしてやっとこさ、ジャンゴの SP を入手したのでした。私にとって、初めてのフランス盤 SP でもあります (CD に載っているレーベルとは、レーベル及び印刷色が異なるのはなぜ?)。 A面の Topsy は、上述の CD セット 3枚目のオープニングトラックですが、しかしなんという音でしょう。ピックアップで拾われたジャンゴのギターサウンドはこの上もなくスムーズで、雄弁で、そして力強い。もちろん、SP 特有のバックグラウンドノイズは (恐らくノーノイズシステムなどを駆使してリマスターされた) CD より多いのですが、演奏そのものが楽しめない程ではありません。とにかくこの音の力強さには圧倒されます。 残念ながら、貧弱な梱包だったせいもあってか、小包到着時には本盤の B面 Blues Primitif 側にはヒビ割れが入っていました – そのため、B面はヒビ割れ部分でプチプチとノイズが出ます (このことをセラーに文句言ったら、全額返金してくれましたので、まだ救われたのですが)。ともあれ、無傷の本盤をもう一枚入手しなければなりません。この “Topsy”、大好きでたまりませんから。音色とフレーズを自由自在に操り、クラリネットと絡みつつ最高にスウィンギーな演奏が繰り広げられます。




Django Reinhardt et le Quintette du Hot Club de France:
Hubert Rostaing (cl),
Django Reinhardt (el-g), Joseph Reinhardt (g),
Emmanuel Soudieux (b), André Jourdan (ds).
Recorded at the Studio Lutetia, Paris, France on October 4, 1947.




[Decca F.6616 Side-A]      [Decca F.6616 Side-B]

Night And Day c/w Stomping At Decca / The Quintet Of The Hot Club Of France
(Decca [UK] F.6616)

Another 78rpm I could get (until now) is a original UK Decca pressing of “Night And Day” by the original Quintet featuring Stéphane Grappelly (track 10 on Disc 1 of the above CD set). Being set to exquisite “medium bounce” tempo, beautiful and marvellous interplay between Django and Stéphane is just amazing. On the other hand, B-side “Stomping At Decca” is an up-tempo stomper which also presents the artistry of the original Quintet.

現在までにもう一枚入手できたのは、このイギリス Decca 盤、“Night And Day” です。こちらは Stéphane Grappelly 在籍時のオリジナルクインテットによる演奏 (CD では 1枚目10曲目)。絶妙なミドルテンポに設定された中、ジャンゴとグラッペリのインタープレイが余りにも美しく、とろけるように素晴らしい演奏となっています。対して B面の “Stomping At Decca” はアップテンポのジャム風演奏で、こちらもオリジナルクインテットの素晴らしさを十二分に堪能できる好演でしょう。




Quintette du Hot Club de France:
Stéphane Grappelly (vln), Django Reinhardt (el-g),
Roger Chaput (g), Louis Vola (b).
Recorded at the Decca Studio, London, England on January 31, 1938.




I don’t have any discography book(s) of Django, and it’s a very hard way to obtain his original 78rpms further, but I think I will try to get some more, to fully appreciate his one-and-only artistry.

ジャンゴのディスコグラフィーなどを全く持っていない私では、これ以上オリジナル SP を特定し探し出して購入/落札する、というのは困難を極めると思われますが、今後もボチボチと探していきたいと思います。


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7 thoughts on “Retrospective / Django Reinhardt

  1. CDの時代になってもジャンゴ-グラッペリやヴェヌーティ-ラング等のストリングものはSPで聴かないと本当の凄さは分からないような気がします。
    最近は狙っている人が多く、なかなか落ちないようですね。
    Blue Star ですが、私も何枚かはShaolin さんと同じ色です。

  2. > 本当の凄さは分からないような気がします
    瀬谷さん程聴いている訳ではないので、まだまだそこまで言いきれない私です (笑) けどこの 4枚に関しては仰る通りでした。
    もちろん、CD だから音楽的な素晴らしさが全く享受できないなんて思っているわけではありません。
    これからもこの CD はずっと聴いていくことでしょう。
    > Blue Star ですが、私も何枚かはShaolin さんと同じ色です。
    なぜレーベルが2種類 (あるいはそれ以上) あるのかよく分かりませんが、
    ブルースターっていうからには、「☆」の印刷色は青であって欲しいですね (笑)

  3. ジャンゴを極めたいならこれも有りでしょうが、高いですねぇ。
    総合ディスコの方が良いと思うのですが、ジャズの場合、1942年までとそれ以降とに分かれているのが面倒です。両方になるとTom Lord あたりでしょうが、全30冊近くあります。それを一枚に収めたCD-ROM版というのもあります。
    あとはコピーですね。幸いジャンゴは録音があまり多くないので比較的簡単に出来ると思います。家に来る時まで作っておいてもいいですよ。でも、一冊は欲しいですね。

  4. > ジャンゴを極めたいならこれも有りでしょうが、高いですねぇ。
    極めるつもりはなかったのですが、シナトラのは
    Greenwood Press から出ている Nascimento Silva さんのを勢いで買ってしまいました (笑)
    Tom Lord さんの CD-ROM は、何度も買いそうになりつつ、いつも直前で思いとどまってしまうんですよね…
    なぜかわかりませんが。
    それはさておき、お邪魔する日のスケジュールを調整しなければ…
    もう暫くお待ち下さい。

  5. Tom Lord さんの CD-ROM は、私も買っていません。一番の理由は本があるからなんですが、検索とか楽そうで欲しいことは欲しいです。しかし、ちょっと調べようと思ってもPCを立ち上げる面倒さ、布団で寝付くまでの睡眠書としての役割を考えると、なかなか購入には到りません。
    久しぶりにTom Lord さんのサイトを覗いてみたら、Version 6.0 が出ているのですね。価格$330 でした。で、下の方を見ていくと古いVersion 3.3 も発売していました。これが$99 。 古いVersionを持っている人はVersion 6.0 を半額の$165 で購入出来るようです。これの合計が$264 です。Version 6.0 を購入するより$66 も安いですね。
    本をすべて揃えると軽く$2000 以上になります。$264 は高くないと思うのですが、なかなか買えませんね。

  6. > PCを立ち上げる面倒さ
    私はこれはないですね (笑)
    24時間365日電源入れっぱなし (にしておかないといけない) 計算機が何台もありますので (笑)
    私にとっての唯一の難点は、Windows/MacOS 専用のカスタムアプリケーションになっていることです
    (FileMaker か MS Access か何かで作られたスタンドアロンかな?)。
    製品の性質上、データの二次利用があまりにも簡単だと困るのは分かるのですが。
    ま、買ってみて、あれをソレしたらもげもげっと…
    いつかは欲しいことは間違いないので、
    盤の購入をしばらく控えて買ってみようかな…

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