2004/06/13

BRAHMS: Sonatas for Cello and Piano

[SLPX-12123 Front Cover]

BRAHMS: Sonatas for Cello and Piano / Miklós Perényi, Zoltán Kocsis
(Hungaroton [Hungary] SLPX-12123)

どうでもいい話ですが、ハンガリー盤 LP というのはこれが初めての購入です。同時に買ったのは、同じくペレーニさんのドヴォルザークチェロ協奏曲 (Hungaroton [Hungary] SLPX-11866)

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2004/06/10

Portraits of Thelonious Monk / Randy Weston

[841 313-1 Front Cover]
Well You Needn’t – Portraits of Thelonious Monk / Randy Weston
(Verve 422 841 313-1)

10年位前から,いつかは買おう買おうと思っていたアルバム.今日,某店舗で,なんと LP の中古を見付けたので買ってしまいました.レーベルをよーくみると,オランダ盤であることが分かりますが,恐らくアナログはヨーロッパでのみリリースされたのでしょう.

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2004/06/08

Eddie-san’s brand new CD

Eddie Landsberg さんから,この前アメリカで録音した 新譜のラフミックス CD-R が届きました.いま聴いている最中です.

My friend Eddie Landsberg-san kindly sent me the CD-R containing pre-master mix of his brand new album, which he recorded in his homeland a while ago. I am currently listening to the new CD.

 

Tenor, Guitar 入りのオーソドックスなオルガンカルテット,という意味では,彼の 1st アルバムである “Man With A Groove” (2002) と同系統のフォーマットです (あちらは tenor ではなく alto でしたが).

This new recording was made by orthodox organ quartet (including tenor sax and guitar). This orthodox format can be also heard on his first album “Man WIth A Groove” (2002). His first album featured alto sax instead of tenor, though.

 

ともあれ,ハチャメチャにゴキゲンでグルーヴィー,という感じではなく,全体的にはしっとりとした演奏に終始してはいます (録音,マスタリングのせいかもしれませんが).けれども,1st アルバムより圧倒的にノリが良く,いい感じでリズムがうねっているのは,メンバー 4人の相性が良いからなんでしょう.アップテンポの曲や,ハネ気味のリズムの 8ビートの曲なんかでは,各人のソロもゴキゲンに決まっていて,有機的な絡みも十二分に楽しめます.

Anyway, the impression of the album – although the atmosphere is not too wild and groovy, the whole impression is in quiet and calm mood (it might be because of such recording and mastering). However, I can say this new album is a way cool – the quartet really ”drives” with groovy undulations of rhythms, which definitely proves the affinity of each member on the session. For example, on such tracks as up-tempo numbers and eight-beat rhythmic numbers, we can fully enjoy fruitful improvisations by the members. Also, modest but professional call-and-response shows high level of magical chemistry among the four.

 

最終版の CD で,どういう「音」になるのか,今から楽しみです.

I am looking forward to the final CD product – how will it “sound”?

2004/05/31

世界ハ狭シ

先日,岡村融さんから電話が掛かってきました.

「…あのね,松林さんに質問があるんだけど」
「はぁ,岡村さんが御存じないことは私も知らないと思いますけど(笑)」
「あのね,日本マーキュリーから出た Roy Jackson っていう人なんだけどね…」
「む,もしかしてそれって,瀬谷さんから質問された奴ちゃいます?」

そう,元々私のところに 海外から舞い込んで来た質問.私は SP まで手を出してないし,ましてや日本マーキュリーの事は全く知らない.そこで瀬谷さんに質問をしておいたのでした.

私→瀬谷さん→岡村さん→私

という風に一周してしまって,結局未解決のまま(笑)

世間は狭いというかなんというか.

その後電話越しにレコードコレクターの大先輩と30分程雑談.いやはや,相変わらずこの方は凄いわ.

2004/05/12

Dave Pell Plays The Dorsey Brothers’ Big Band Sounds (PRI 3010)

(本エントリは、私が別の web に 2004年 5月12日付で掲載していたものを転載したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on May 12, 2004)

[PRI-3010 Front Cover]

Rock や Popular のプロデューサとして活躍される更に前,かつて Jazz の世界で西海岸で一世を風靡した Dave Pell さん.今となってはこの辺りのサウンドはなかなか振り返られることが少なくなってきていますが,今聴いてみると,まあそれも仕方がないという感じではあります.古き良き戦前のビッグバンドの魅力を少しモダンなアレンジでしゃきっとかつオーソドックスに演奏する,そこが肝である訳ですが,こういうのに魅力を感じる人間は確かに少なくなってきているのかも知れません.

Mister Dave Pell, who was one of the most popular jazz musicians, arrangers and producers in the west-coast area of the U.S. (he later became famous also as a rock/popular producer). Such sounds as heard on this LP has been less popular nowadays. The essence of the west-coast bigband jazz in the 1940s-1960s would be the revival of good-old swing style with a little modern arrangements and orthodox performance – so recent people may not have attention to such kind of music.

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2004/05/11

遂ニCD再生機購入 (TEAC VRDS-25X)

SACD マルチとか DVD-A とかいっている御時世に,今さら CD 専用機というのもアレですが,さすがにタダでもらった LD/CD コンパチプレーヤーの再生ではいい加減に精神衛生上よろしくないので (とはいってもかれこれ 3年位これで我慢してた訳ですが) えいやと奮発してしまいました.金策をなんとかせねば… とほほ.

[VRDS-25X]

とはいっても,当初狙っていた ESOTERIC P-2s + D-3 の中古ではなく (さすがに 10年落ち中古でも未だに手の届かないいい値段してます),5年程前の一体型機種の中古です.TEAC VRDS-25X という奴.とりあえずはこれで壊れるまでしのごう.

この機種 (及び後継の VRDS-25XS) は相当人気がある様で,改造マニアのターゲットとしても有名です.コンデンサ交換,電源部強化,クロック交換など,いろんな情報が web に転がってます.

VRDS-25XS 程重くはないといっても 17kg 位あります.25XS 程ではないとはいってもやはりセッティングには相当敏感なプレーヤーであることは間違いなく,とりあえずの仮セッティングでの音出し.ま,今までの音が劣悪だっただけに,客観的な評価などできる訳がありませんが,重心が低い,がっちりした音が持ち味との風評通りの再生をしてくれます.今後のセッティング煮詰めによる向上に期待がもてます.

「はー,これでうちの CD 再生環境も少しは人並みになったのう」と安心して LP をかけてみると…. ああやっぱりまだまだうちではアナログ再生の方が圧倒的に上だわ.25X もとてもどっしりと,かつ美しい音を奏でてはくれるんですが,心地好く聴ける何かがまだ足りない様なそんな感じ.今後に期待.

私が生まれて初めて CD というメディアを購入したのが 1987年.それから妹の CD ラジカセだの,カーオーディオ兼用のポータブル CD プレーヤーだの,LD/CD コンパチプレーヤーだけで頑張ってきたわけですが,CD のライフサイクル末期になってやっと CD 専用機を買うとは.

2003/11/29

Congrats to Eddie’s Lounge Grand Opening!

[Eddie's Lounge]

2003年11月26日水曜日,北千住にお住いのハモンドオルガンプレーヤー Eddie Landsberg さん のラウンジ Eddie’s Lounge がオープン初日だったので,参加してきました.

来店されていたのは,主に Eddie さんのご近所さんや,音楽関係の知り合い,英会話/ピアノ/オルガンの生徒さんでしたが,こじんまりした店内は (初日ということもあってか) 大盛況.2日目以降も赤字が出ないことを祈ります(笑)


[Eddie Landsberg]

もともと Eddie さんが私にメールでコンタクトを取ってきて下さったのですが,とても気さくでかつディープな音楽マニアなプロのミュージシャンという不思議なキャラクターの持ち主です.もう今では東京の下町にぞっこんの御様子 (日本人の奥さんも下町の方).

敬愛するプレーヤーは Wild Bill Davis や Earl Bostic という時点で既にレアものです.Shirley Scott さんや Big John Patton さんに師事を仰いだ経験をお持ちで,旧き良きハモンドスタイルからファンクがかったスタイルまでなんでもこなされます.事実,店内のテレビでは映画 “Wattstax” やら,垂涎モノの JB 尊師の貴重な映像やらが流れていました.


[Eddie Landsberg]

上述の通りお店は狭いので,コンボ演奏はちょっと無理ですが,Hammond B3 ソロだけで充分ノリノリな演奏をして下さいました.後半には (今回は内輪な面子が多かったせいもあって) オルガンの生徒さんと連弾であれやこれや弾かれたり.

CD は 2枚リリースされており,2001年録音の “Remembering Eddie Jefferson” (Berghem BHR-15) では Giacomo Gates さんをヴォーカリストに迎え,バックには James Spaulding さんや Ben Dixon さんの名前も見えます.

2002年録音の故 Big John Patton に捧げた “Man with a Groove” (Berghem BHR-19) では,オーソドックスな alto sax と guitar 入りカルテットで groovy なサウンドを聴かせます.どちらもスタジオ録音ということもあってか (?) やや大人しめの感触で,ライブで白熱した時の Eddie ちゃんの凄さを十二分に伝えるものではありませんが,お薦めです.

ちなみに過去のライブ演奏の音源は Eddie さんのサイト にて公開されています.

年末に sax 入り quartet のライブがあるので,今度はそちらを聴きにいこうと思います.頑張れ Eddie ちゃん!

2003/10/18

平圓盤SP日本初吹込百周年記念「百年前ノ日本語ヲ聴ク」

昨日 web で「100年前の日本人の声録音、パリでロウ管14本発見」という記事を目にし,素朴に「どんな声なんやろう」と 江戸東京博物館 に行ってきました.

記事では単に「東京都墨田区の江戸東京博物館でのイベントで公開される」としか書かれていなかったので,大勢の人がわらわらといる中で音声が公開されるだけなのかと思っていましたが,とんでもない.実に興味深いイベントでした.

会場で頂いた資料によると,そもそもが文部科学省科学研究費補助金・特定領域研究「江戸のモノづくり」計画研究 A04-21「蝋管等の古記録媒体の音声表現に関する非接触的手法の開発と活用に関する研究」の一環で,単に「昔の声が見付かったでー」というだけではなく,文化遺産としての録音及び記録メディアに対する三つの基本的な側面を網羅した研究集会というスタンスでした.

とはいえ,聴衆として非専門家 (=パンピー) も前提にしている為か,発表者の方々が専門用語 (という程のものではないのですが) を必死に平易な言い回しにしようとしてどもりまくっていたのには微笑んでしまいました.

私が参加した土曜日前半は,蝋管のレーザー非接触再生方式についての技術的概説のセッション,土曜日後半は昭和館,東京芸術大学,江戸東京博物館所蔵の目録の紹介及びアーカイブに関するセッション,残念ながら参加出来ない明日のセッションは,今回発見された 1900年〜1901年の日本語音声というコンテンツに関する紹介と分析.実にバランスのとれたプログラムとなっていました.

内容そのものへの興味,記録媒体への興味,保管整理する事への興味.レコードコレクターのはしくれとして非常に参考になる事の多い一日となりました.参加出来ない明日の発表分も含めて全部のハンドアウトも頂けましたので,仔細を読むのが楽しみです.

明日のセッションでは,レコードコレクターズの名物連載でお馴染みの岡田則夫さんも壇上に立たれるらしく,参加出来ないのが本当に残念です.

2003/10/16

The Cat on a Hot Thin Groove

[The Cat on a Hot Thin Groove]

瀬谷さん のところの 掲示板 に書かれた木下さんの post で知り,購入しました.

Gene Deitch さん といえば,Tom & Jerry の第二期演出をはじめ,数々のアニメーション/絵本にその名を残すアニメ作家/絵本作家/脚本家として有名ですが,その Gene さんが若かりし頃,ジャズファンの一人として,コレクター向けの有名な雑誌 “The Record Changer” に描かれた挿絵を集大成したものです.

1945年12月号から1951年1月号までの (Gene さんが担当した) 表紙や挿絵,そしてひとつひとつのイラストに対して Gene さんの回想が添えられています.

そしてどの絵からも,レコードが好きな人なら思わずにやりとしてしまう様な仕掛けがあり,同時に Gene さんの音楽に対するふくよかな愛情 (とコレクターとしての屈曲した心理) が読み取れます. おまけとして,最後には CD 時代になってから描かれたイラストも.

かなり大判 (29cm x 37cm x 2.3cm) のハードカバーですが,この内容でこの価格はまさにお買い得です.瀬谷さんのサイトでも 紹介 されていますので興味のある方はどうぞ.