超音波レコード洗浄機の歴史 / Ultrasonic Cleaning History

Mike Bodell 氏による、この2018年9月の記事、隅々まで大変読み応えのあるまとめでした。

レコードの超音波洗浄の歴史は1952年Bendix社の実験に始まり、1968年にRichard Henes氏によりUS Patentedとなった、と。

しかし当時は製品になることはなかった。実際に超音波洗浄が陽の目を見るきっかけは21世紀初頭のインターネット掲示板でのマニアによる比較実験で超音波洗浄の優秀さが判明してからであった、と。

2003年にはDIYな洗浄機が登場、超音波の周波数や洗浄液の混合比率についてもこのころ世界中で実験が行われた、と。また、洗浄水が31℃〜35℃のとき最も効果が高いことも判明しているとのこと。

その後 Audio Desk Systeme Premium Vinyl Cleaner (2009)、KLAUDIO KD-CLN-LP200 (2013) や Degritter (2018)などの著名な民生品まで、資料に基づき丹念に系譜を追っています。

2018年執筆なので HumminGuru は登場せず。

Keith Monks Audio に始まり VPI 等でポピュラーになる、バキューム洗浄式の系譜も軽く触れられています。


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