2006/03/03

A 78rpm newly released in 2006!

SP コレクターの大先輩 瀬谷さん 経由の情報です。 なんと、この 2006年という年に新譜 SP (限定盤) がリリースされました! カトリーナ被害救済の為のリリースだそうです。

Here is a nice information from a great Japanese 78rpm collector Seya-san – a limited number of brand new 78rpm release is now available in the year 2006! (with proceeds going to the New Orleans Habitat for Humanity Musicians Village Project)

2006/02/21

Ask Me / Chris Connor

1953年設立の Bethlehem レーベルでも SP リリースがあったんですね。それだけで思わず買ってしまった一枚です。ま、どのレーベルも 1955年〜1956年くらいまではドーナツ盤と並行して SP リリースを続けていた様ですので、あって当然なのかもしれませんが。

Even the Bethlehem label (established in 1953) had 78rpm releases! I was delighted to find the copy and immediately bought it. Well, as a matter of fact, most labels released 78rpms (along with 45rpm singles) until 1955 or 1956, so it is very natural that Bethlehem released 78rpms in its early period.

[Bethlehem B-1293 Side-A]    [Bethlehem B-1293 Side-B]

Ask Me c/w Chiquita From Chi-Wah-Wah / Chris Connor
(Bethlehem B-1293)
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2006/02/16

Sold LP displayed on the wall

相変わらず A3 スキャナ復旧の見込みがたたないので (涙)、もひとつ小咄を。

先日買い取りに出した多数の OJC LP 達。その時 OJC 以外にも、手元にあるダブり盤 (より状態の良い盤や、より初期のプレスが入手できたもの達) も一緒に売りに出していました。300円から10,000円まで、玉石混合の買い取り価格でしたが、その中に一枚、「え、500円の間違いちゃうの? なんでそんなに高い値段で買い取ってくれるの?」という盤がありました。

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2006/02/12

Thanks and Goodbye, OJC LPs

私が Jazz を本格的に聴き出した 1989年からお世話になった OJC (Original Jazz Classics) の再発 LP 達。当時大学1回生だった私は、大阪梅田のレコード屋さんで、1枚1,200円から1,400円という非常にお買い得な値段に惹かれて、多数の OJC 盤を買い求め、Riverside、Prestige、Contemporary、Fantasy といったレーベルの再発盤を楽しんでいました。

[Original Jazz Classics]

その後、大学院生の頃にアルバイトをしていた某レコード輸出入卸会社で、社員価格 700円 (要するに卸値ってことでしょうかね) で買える事を知るや、OJC の購入は更に加速していきました。

1万円のオリジナル盤を 7枚買うより、700円の OJC を100枚買う方が、自分の音楽的嗜好を広げ、知識を蓄積する上でどれだけ役にたったことか。

当時既に OJC の CD リリースも本格的に始まっていましたが、下宿先にはアナログプレーヤーしかなかった (笑) こともあり、ひたすら LP イシューでのみ買い続け、いろんなミュージシャンの演奏を日々楽しみ覚えていきました。何度も聴きまくってノイズが増えてしまい、買い直した盤も何枚かあったっけ。 OJC-655 (Portrait of Sonny Criss) を最後に LP リリースが終わってしまった時は残念だったなぁ。

僕にとって Jazz 入門時にとてもお世話になった OJC の LP 達。去る 1月末に、他のダブり盤と一緒に、とうとう某中古レコード屋さんに売りに出してしまいました。買い取り価格は当然安かった (どの盤も200円から350円の間でした) のですが、収納スペースに乏しい現在の住居では致し方ありません。それに、ほとんどの盤は飽きる程聴き込みましたし、どうしてももう一度聴きたい盤があったとしても、その都度中古で買えばいいだけですし。 お勉強代としては安かった というものです、はい。

今まで本当にありがとう、OJC の LP 達。新しいオーナー達のところで、また活躍してあげて下さいな。

2006/02/04

Clap Your Hands Say Yeah

新しくもなく古くもなく。スカスカ気味な音なのに無駄なく緻密に構成されている。1960年代的な音の感触も交えつつ、ニューウェーブからポストロックに至るまでの多彩なフレーバーが満載。久々に聴き応えのあるロックの新譜に出会いました。最近やっと日本盤 CD も出たようですが、(ビニールジャンキーのはしくれとしてはリリースされたことが素直に嬉しい) LP で買ってみました。

The music is “new” as well as “old” – the arrangement is simple but well-done – variety of musical flavours are featured on every track, from the sound of 1960s’ Rock through New Wave to the Post Rock scene – this album is like what I’ve been waiting for, and really enjoyable in every respect. Recently and at last, Japan CD was finally releaed, but as a petty vinyl junkie, I bought a vinyl LP version of this album (thanks for vinyl edition also being available!).

(the rest of the English edition of this article will be available in the near future)

[CYHSY1 Front Cover]      [CYHSY1 Back Cover]
Clap Your Hands Say Yeah
(no label no number)
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2006/01/27

Jack Teagarden – Jazz Great

(本エントリは、私が別の web に 2004年 8月 19日付で掲載していたものを転載後加筆訂正したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on August 19, 2004)
(English version of this article will be available in the near future)

ここ最近「この人が参加していたら有無を言わさず入手」というミュージシャンが何人かいます。そのうち特にずばぬけて注力中なのが二人。一人は Don Fagerquist (恐らく西海岸きってのトップトランペッターでしょう。流れる様なフレーズといい、透き通った美しい音色といい、ぞっこんです)、もう一人は Big T こと Jack Teagarden。リーダー作の少ないスタジオマン Fagerquist さんはまたいつか触れるとしまして,ずっと時代を遡ったプレモダン期の巨人 Teagarden さんをここはひとつ。

[BCP-32 Front Cover] [BCP-32 Back Cover]

Jack Teagarden – Jazz Great
(Bethlehem BCP-32)
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2006/01/25

Prevue / The Brooks Kerr – Paul Quinichette Quartet

(本エントリは、私が別の web に 2004年 8月 31日付で掲載していたものを転載後加筆訂正したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on August 31, 2004).

ハリー・リム (Harry Lim) さんといえば、1940年代に大活躍した伝説のレーベル Keynote レーベルのジャズ部門のプロデューサ。 Keynote の経営が芳しくなくなり (プレス工場に投資したのが大失敗したそうです) 1948年に Mercury に身売りしてしまいます (身売直前のオーナー John Hammond さんは、Keynote 音源と共にちゃっかり Mercury に移籍し、副社長の椅子を手にしました)。

Harry Lim was a famous producer of the Jazz division of legendary Keynote label which was very active in the 1940s. However, Keynote invested in a plant in California, but all the pressings were bad, then lost huge money on the plant. John Hammond finally sold to Mercury in 1948 to avoid bankruptcy (Hammond himself found his new position as a vice president of Mercury label).

1947年に既に Keynote を離れていた Harry Lim さんは、1949年に再び制作活動を再開、自己の HL レーベルや新生 Keynote レーベルをたちあげますが、あまり長続きせず、1950年代中盤から1970年代初頭まではレコード店に勤務して過ごします。その Harry Lim さんが再び自己のレーベルをたちあげたのが 1973年。今度は Famous Door という名前のレーベルで。

Harry Lim already left Keynote label in 1947. Then in 1949 he reactivated Jazz recording on his own HL label and on revived Keynote label. However, the venture was short lived. Later on he spent busy years (from mid-1950s to early 1970s) at record resellers. Then finally in 1973, he returned to the record business full time with his own Famous Door label.

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2006/01/23

Super Session / Bloomfield – Kooper – Stills

学生時代にイヤという程聴き込んだ懐かしのアルバム達。何年か振りに久し振りに聴いてみると、昔抱いた印象と随分違うものも少なくありません。昔は気付かなかった新たな魅力に気付くもの (実際はこれが多いのですが) もあれば、「あれ、こんなんだっけ?」と拍子抜けしてしまうものもあったり。先日、懐かしさのあまりオリジナル盤 (一応両面マトリクス 1A です) を見つけてつい買ってしまったこのアルバム、私にとっては (どういうわけか) 後者に属するものでした。そんなこともあるもんですねぇ。

There are dearly beloved albums which I listened to so many times when I was still young – after long years I sometimes have a chance to listen to such albums again. Some LPs give me yet another fascinations I did not notice a long ago, while some others will not show me magical charms anymore. Unfortunately, this album (of which I found and bought the original pressing with 1A matrix on both sides) belongs to the latter case – it’s what happens anyhow.

[Columbia CS-9701 Front Cover]    [Columbia CS-9701 Back Cover]

Super Session / Mike Bloomfield, Al Kooper and Steven Stills
(Columbia CS-9701)
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2006/01/22

Sturdy paper sleeve for fragile 78rpm

… this article talks about Disc-o-File, very sturdy paper sleeves for fragile 78rpms …

少なからず SP が手元に集まってくると (とはいってもまだ 100枚もありませんが)、その収納に悩んできます。 なにせ LP とは違い、桁違いに 割れやすい ときてます (末期のヴィニール製 SP ですら!)。 実際、昨年一年間に海外から購入した SP のうち、郵送中に割れてしまった盤が既に 5〜6枚もあります (しくしく)。

現在は薄手の 10インチ LP 用紙スリーブに入れたのち、ディスクユニオンの 10インチ LP 用箱 に収納しています。この箱自体は使い勝手が良いのですが、薄手のスリーブはどうにも不安が募ります。

[Disk Union 10-inch Record Box]

なにより、SP 盤自体が非常に重い ものですので、出し入れをするだけでもスリーブがどんどん痛んでいきそうです。 もちろん、SP を割れから防ぐという意味でもほとんど役に立っていないでしょう。

そこで、SP コレクターの大先輩 瀬谷さん が勧めておられた SP 用スリーブ Disc-o-File を近々買ってみようと考えています。 5.5インチスリーブから16インチスリーブまで、なんと11種類にも及ぶサイズの豊富なラインアップといい、みるからに丈夫そうな作りといい、非常に興味津々です。

10インチ SP 用スリーブは (さすがに大量に売れているのでしょう) 1枚たったの 35セント。 とりあえず 10インチ用 100枚と 12インチ用 6枚 (The Jazz Scene 用に) を買ってみようかしら。送料はそこそこかかってしまうでしょうが…

2006/01/19

Various V.A. LPs, Pt.3 – Special College Jazz Album

V.A. 特集 第2回 に続き今回紹介する 3枚目は、Verve レーベルの Various ものです。 ClefNorgran、そしてこの Verve と通じて、 Norman Granz が立ち上げたレーベルにおいて いわゆるサンプラー的なアルバムというのはどうもなさそうなのですが (実際にはあるかも知れません。 もしご存じでしたらご教授下さい)、 コンピレーション盤、いわゆる Various ものはカタログ内に大量に存在しています。 これもそんな 1枚なのですが…

Here is the third V.A. LP, from the Verve label (previous entries can be reached from here: Pt. 1 and Pt. 2). As far as I know, there is no “Sampler LPs” of Clef / Norgran / Verve labels (all supervised by Norman Granz) – but if you happen to know the existence of Clef / Norgran / Verve sampler LPs, please let me know. On the other hand, these labels had so many Various Artists LPs (or what is called “compilations”) in the catalogue. This LP is one of them, but there is an interesting fact…

[Verve MG V-8341 Front Cover] [Verve MG V-8341 Back Cover]

Special College Jazz Album
(Verve MG V-8341)
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