2006/07/09

取込中

歴史的な一戦となることを切に期待してやまない今晩のウィンブルドン男子決勝。ここ暫くは毎晩の様にテレビにかじりつき、全試合録画で大忙しなので、ここの更新は少しおやすみです。

その代わり (?)、過去に私が別の web に書いていたエントリのうち主に オーディオ関係 を、こちらの web にお引越中です。その他、「むしさんのうんちのぱずる」など (自分にとっては) 懐かしいものも。なんというか、SP 用のカートリッジを買う前から SP を十数枚買っていた私って . . .

2006/05/19

我達ハ何故ニLPヲ欲スルカ (其ノ壱)

(本エントリは、私が別の web に 2004年10月 9日付で掲載していたものを転載したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on October 9, 2004. And the English edition of this article will not be available.)

何から何まで CD で再発されるこの御時世,LP (や SP) でしか入手不可能な音源なんてごく限られたものになってきているはず.なのに世の中には,私を含めて,毎月の LP 購入枚数が CD のそれを圧倒的に上まわっている奇特な人種が少なからず存在します.

いったい,そういう人達はどうして LP を買おうとするのでしょう.人それぞれに多様な理由づけがなされていますが,ここでは私が理解可能な範囲でそれらを概説してみましょう.ただし,ここでは,パフォーマンスの関係上 CD では格好がつかない人達 (*1)DJ – は一応除外しておきます.

(*1) DJ を別扱いにしているのは,単に自分が DJ 的なことをやったことがないため,DJ の皆さんのレコード蒐集に関する感覚が自分には身についてないからです.とにかく,旧来のレコードコレクターとは違う感性が必要とされるのかなあ,とは思っていますが,どうなんでしょうね?

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2006/05/11

Blood, Chet And Tears / Chet Baker

(ごめんね、たまには悪態つかせてください)
(this article is my thoughts (and beyond) on Chet Baker’s famous “guilty pleasure for Chet’s fans” album left on Verve label. English version of this article (probably) will not be available.)

もし、知り合いに Chet Baker コレクターがいたとしたら、 このアルバムについてどう思うか聞いてみて下さい。きっとこんな感じで答えられるはずです。

. . . マニア泣かせの、なんとも言いようがない「迷盤」というところでしょうか . . .

まぁこのアルバムを彼の「最高傑作」だの「一番好きなアルバム」だのと言う人はさすがにいないでしょう (いたらごめんね)。 しかしその一方で、このアルバムを聴く度に、いろんなことに思いがめぐり、私はとても複雑な気持ちになります。

[V6-8798 Front Cover]      [V6-8798 Back Cover]

Blood, Chet And Tears / Chet Baker
(Verve V6-8798)
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2006/05/09

四方山話〜ハイジからラファロまで〜

さてさてお立ち会い。
アルプスの少女ハイジ」と「スコット・ラファロ (Scott LaFaro)」を繋ぐ細く長い線は? (笑)




突然ですが、アルプスの少女ハイジ のサントラを愛聴しています (笑)

[TOCT-9356 Front Cover]

懐かしのミュージッククリップ (1) アルプスの少女ハイジ
(東芝EMI TOCT-9356)
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2006/05/03

Refugee 氏宅訪問

で昨日は車を走らせて Refugee さん のお宅に遊びに行ったのですが。

本当は Re-Equalizer とか フォノイコとか持っていく予定だったのですが、出発直前の大雨と雷にて急遽中止、 カートリッジ2個と LP と SP だけ車に載せていざ出発。

行きは環八も東名高速も混んでおらず、予想外に早く到着。 帰りは環八大渋滞で、行きより1時間も余計にかかってしまったのですが . . .

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2006/04/28

気になること

どうにも気になってしまうこと。

NHK 朝の連続テレビ小説「純情きらり」 の劇中や 美術番組(?)「美の壷」のオープニング に ポータブル蓄音機 が登場するのですが。 ちゃんとターンテーブルが回転して、SP盤がセットされていて、サウンドボックスがついたアームがあって、針を落としているのですが。

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2006/02/16

Sold LP displayed on the wall

相変わらず A3 スキャナ復旧の見込みがたたないので (涙)、もひとつ小咄を。

先日買い取りに出した多数の OJC LP 達。その時 OJC 以外にも、手元にあるダブり盤 (より状態の良い盤や、より初期のプレスが入手できたもの達) も一緒に売りに出していました。300円から10,000円まで、玉石混合の買い取り価格でしたが、その中に一枚、「え、500円の間違いちゃうの? なんでそんなに高い値段で買い取ってくれるの?」という盤がありました。

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2006/02/12

Thanks and Goodbye, OJC LPs

私が Jazz を本格的に聴き出した 1989年からお世話になった OJC (Original Jazz Classics) の再発 LP 達。当時大学1回生だった私は、大阪梅田のレコード屋さんで、1枚1,200円から1,400円という非常にお買い得な値段に惹かれて、多数の OJC 盤を買い求め、Riverside、Prestige、Contemporary、Fantasy といったレーベルの再発盤を楽しんでいました。

[Original Jazz Classics]

その後、大学院生の頃にアルバイトをしていた某レコード輸出入卸会社で、社員価格 700円 (要するに卸値ってことでしょうかね) で買える事を知るや、OJC の購入は更に加速していきました。

1万円のオリジナル盤を 7枚買うより、700円の OJC を100枚買う方が、自分の音楽的嗜好を広げ、知識を蓄積する上でどれだけ役にたったことか。

当時既に OJC の CD リリースも本格的に始まっていましたが、下宿先にはアナログプレーヤーしかなかった (笑) こともあり、ひたすら LP イシューでのみ買い続け、いろんなミュージシャンの演奏を日々楽しみ覚えていきました。何度も聴きまくってノイズが増えてしまい、買い直した盤も何枚かあったっけ。 OJC-655 (Portrait of Sonny Criss) を最後に LP リリースが終わってしまった時は残念だったなぁ。

僕にとって Jazz 入門時にとてもお世話になった OJC の LP 達。去る 1月末に、他のダブり盤と一緒に、とうとう某中古レコード屋さんに売りに出してしまいました。買い取り価格は当然安かった (どの盤も200円から350円の間でした) のですが、収納スペースに乏しい現在の住居では致し方ありません。それに、ほとんどの盤は飽きる程聴き込みましたし、どうしてももう一度聴きたい盤があったとしても、その都度中古で買えばいいだけですし。 お勉強代としては安かった というものです、はい。

今まで本当にありがとう、OJC の LP 達。新しいオーナー達のところで、また活躍してあげて下さいな。