Hooray for Petra Haden!

どれくらい前だったでしょうか。

ペトラ・ヘイデン (Petra Haden) さんの音楽を初めて聴いたのは、このアルバムが最初でした。

「このヒト、頭イカれてる!(いい意味で)」「すげぇこの人」と、すぐに虜になりました。

Petra Haden Sings The Who Sell Out
Petra Haden Sings: The Who Sell Out
(2005, Bar/None Records BRN-CD-160)
Petra Haden Sings The Who Sell Out

アルバムジャケットの通り、誰がどう見ても ザ・フーThe Who Sell Out へのトリビュートアルバム… かと思いきや、なんとなんと、全編ペトラさんのヴォーカルのみのアカペラ多重録音で、あのサイケポップ大名盤をフルカヴァーしたアルバムです。これが異常に偏執狂的な愛に溢れた、イカれ具合ブッ飛び具合が素晴らしく、かつ安心して聴ける良いアルバムなんです。

で、なんですと?! キング・クリムゾン (King Crimson) のアカペラ多重録音カヴァーも公開されているですと?!

そもそも、あの チャーリー・ヘイデン (Charlie Haden) (1937-2014) の娘さんであることを知らずに、なんとなく買って聴いたのが、先入観がなくて良かったのかもしれません。しかも、ペトラ・ヘイデン、ターニャ・ヘイデン (Tanya Haden)、レイチェル・ヘイデン (Rachel Haden) と、みんな1971年10月11日生まれ、なんと三つ子だったなんて。さらに、そのまんまの名前 The Haden Triplets でアメリカーナというかオルタナフォークっぽいアルバムを既に2枚も出してるなんて。

そういえば、最近知ったのですが、この前出たばかりの ROPE によるチャーリー・ヘイデントリビュート的なアルバム In the Moment – The Music of Charlie Haden に、ペトラさんがヴォーカルで「Shenandoah」1曲に参加されていますね。

こんなのもありますね。ペトラさんがチャーリー・ヘイデンの名曲 Silence をアカペラカヴァーした YouTube 動画をベースに、さらにチャーリー・ヘイデンと長年コラボしてきた エグベルト・ジスモンチ (Egberto Gismonti) がハーモニウムをかぶせたコラボ音源。

こうなると、当然ペトラさんの過去の作品や参加作品を聴きたくなるわけです。

で、えっ、私の大好きな ポール・モチアン (Paul Motian) の遺作、 The Windmills Of Your Mind (2011) にも参加していたの? たまたまこの最後のアルバム、聴いてこずだったんです… なんてことだ。もちろんすぐ CD 書いましたよ。この枯れた美しさといったら。

500枚限定でリリースされたというLP、いつかぜひ中古を入手したいなぁ。完全2トラックアナログ録音とのことですし。

The Windmills Of Your Mind / Paul Motian

The Windmills Of Your Mind / Paul Motian
(2011, Winter & Winter 910 182-2)

というか、上のアルバムでギター弾いてる名手にして盟友 ビル・フリゼール (Bill Frisell) さんとペトラさんでアルバムも出してたんじゃありませんか。これも即買いだ。なんという浮遊感。

Petra Haden and Bill Frisell

Petra Haden and Bill Frisell
(2004, Skip Records SKP 9044-2)

When You Wish Upon a Star / Bill Frisell

When You Wish Upon a Star / Bill Frisell
(2016, Okeh 88875142212)

Harmony / Bill Frisell

Harmony / Bill Frisell
(2019, Blue Note B003078202)

おおっ、あの ジェシ・ハリス (Jesse Harris) さんとタッグを組んでアルバム Seemed Like A Good Idea: Petra Haden Sings Jesse Harris (2016) も出てるぞ。そんなん、良い出来に決まってるじゃないですか。Bandcamp でディジタル音源を即買い。

Seemed Like A Good Idea

Seemed Like A Good Idea: Petra Haden Sings Jesse Harris
(2016, Sunnyside SSC1440)

で、なんですか、ジェシ・ハリスと、あの ジョン・ゾーン と組んだアルバムも、ジョン・ゾーンの Tzadik レーベルから出ていたですと!ストリーミング解禁してないレーベルだから、ますます CD か LP を早めに入手しないと。。。(追記: iTunes Store ではダウンロード販売されているようです)

いやいや、その前に、ペトラさんが1997年まで在籍していた(レイチェル・ヘイデンさんは現在も在籍)、摩訶不思議なオルタナロック ザット・ドッグ (that dog.) も、しっかり聴き直さないと…

その他、ペトラさんのソロアルバムもたくさんあるので、順に追っていこうと思います。楽しみ楽しみ。


Similar Posts / 関連記事:

Some similar posts can be found on this website (automatically generated).

  • Charlie Haden – Jim Hall (Live From Montreal International Jazz Festival, Canada – 1990) (2014/10/06)
    ジム・ホール (Jim Hall) ファンの間では以前から話題になっていた、1990年7月2日、モントリオールジャズフェスでのライブ録音、やっと公開されました。リリースを前提とした録音ではなかったようですが、これからも大事に聴いていきたいと思います。
  • Calculus (John Zorn) and XXXX (Wollny-Parisien-Lefebvre-Lillinger) (2021/06/14)
    ジャケットは同類(数学と化学)だけど。 どちらも(わたしの大好物な)ボーダーレスな音楽だけど。 それぞれ、方向性が全く異なるのが面白い、2作品です。
  • Technics SU-R1000 試聴記 #04/#05: S/PDIF 入力で試聴 (2021/09/06)
    お借りした Technics SU-R1000 の試聴記/レビュー、4日目(2021年6月22日)は娘の比較試聴、5日目(6月23日)は S/PDIF ディジタル直入力のテスト。
  • Hooray for Eddie Bo (2021/05/31)
    全盛期の音源がシングルしかない、ニューオーリンズの至宝 エディ・ボー (Eddie Bo)、デビュー当時から近年の音源まで、いろんなアルバムやコンピレーションを探してみました。
  • 78 rpm stereo microgroove – Hooray for Rivermont Records! (2021/02/24)
    78回転、ステレオ、マイクログルーヴ(溝の幅が普通のレコードと一緒)、新録、しかもジャンルはトラッドジャズ。そんなステキなリリースをおこなっているのは、アメリカのリヴァーモントレコード (Rivermont Records) 、自らラグタイムピアニストとして活動されている Bryan Wright さんのレーベルです。
  • The Complete Live At The Village Vanguard 1961 / Bill Evans (2006/07/03)
    高価なオリジナル盤LPを買わなくても、1961年6月25日の Village Vanguard にタイムスリップできる、素晴らしい音質でノーカット収録の3枚組CD。2014年には4枚組LPでも再発されました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *