2011/05/01

Feb. 3, 1932: The First Stereo Sound Recording Known To Exist

時は1932年2月3日。現存する最古のステレオ録音(とみなすことができるもの)が記録されました(ただし、意図的にステレオ録音されたものではなかった、とされてはいますが)。デューク・エリントン (Duke Ellington) オーケストラによるメドレー録音です。その6日後にも、別のメドレーが録音されました。

It was on February 3, 1932 when the oldest stereo recording known to exist was waxed (although it was not an “intended stereo recording” but an “accidental stereo recording”) – a seven minute medley by Duke Ellington and His Orchestra.

何種類か CD化 されているほか、「First stereo sound recording」(Benjamin S. Beck) で紹介されている以下のリンクでもその有名な音源を聴くことができます。

You can listen to the two “accidental stereo recordings” on several CD releases (such as “The Best Of The Duke Ellington Centennial Edition”) as well as with the following links (as appeared on the “First stereo sound recording” webpage by Benjamin S. Beck):

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2007/07/17

Microgroove War May Be Settled Soon

I have introduced various old record catalogues in my previous articles (see “Old Record Catalogues” articles, Part 1, 2, 3 and 4, although they are currently written only in Japanese), and some articles also featured qutations from disc reviews and ads on Down Beat magazine back issues which I have. Actually it’s always fun and interesting to read from pages to pages, ads to ads, reviews to reviews – such magazines and newspapers of many many years ago still delivers atmosphere of that era, working like “time capsules” of when Jazz was one of the driving forces in the Popular music. Other than that, they are full of invaluable information which is very useful for discographic purpose.

最近ここに書いたエントリでは、古いレコードカタログを紹介してきました。それらのエントリ中で、ダウンビート 誌のバックナンバーからディスクレビューや広告などを引用することもありました。実際、こういう古い音楽雑誌を読むというのは、非常に面白く興味深いものがあります。全ての記事、広告、レビューなど、そのどれもが、あたかも タイムカプセル の様に、ポピュラー音楽においてジャズが重要な位置を占めていた昔の息吹を感じさせてくれます。そして、ディスコグラフィー的に非常に参考になる情報であふれています。

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2004/12/18

大人ノ科學マガジン – 蓄音機

[大人の科学マガジン 06号]

レコード愛好家の間で噂の 学研 大人の科学マガジン の 06号「レコード盤録再蓄音機」を遅ればせながら購入しました。

かなりチープな作りとはいえ、実際にパーツを組み立て、音声やら歌やらを録音し再生できること自体はとても素朴で楽しく、ベルリナーが発明した原理を実際に体験できるということは面白いのは勿論なのですが。

私がより感心したのは付属のブックレット。エジソン〜ベルリナーから始まる音の記録とその機械の歴史はもちろんのこと、付属のソノシート作成の際のカッティング工場の様子、そしてもちろんラッカー〜マスター〜マザー〜スタンパーの話まで仔細に書かれており、しかもその文面の節々に「これは相当造詣のある人が監修にあたっているんやろうな」と思わせる香りが漂っています。レコードコレクターやオーディオマニアではない人が読んでも楽しめる様に平易に書かれている反面、マニアが突っ込みをいれそうな箇所では、それらしきこともちゃんと匂わせている。これは凄い。カッティング工場での各工程の写真も非常に興味深いですし、ちゃんとマスタリング/カッティングエンジニアへのインタビューも忘れておらず、あの小鐡徹さんまでひっぱりだしています。

いやはや、これは予想外に面白い号だった様です。実によく構成されていて、レコードというもの/テクノロジーに少しでも興味のある人には文句なしにお勧めです。そこらへんのしょぼいオーディオ雑誌を年間購読するよりも、この号を一冊買って遊び倒して読みつくす方が、どれだけオーディオファイル入門として役に立つことか。

わたし個人的には、知っている話ばかりではありましたが、こういう内容を写真/図版入りで一般人向けに平易に解説していて、しかも付録で実体験できるようになっている、というこの企画には、大変感銘を受けました。

2003/10/18

平圓盤SP日本初吹込百周年記念「百年前ノ日本語ヲ聴ク」

昨日 web で「100年前の日本人の声録音、パリでロウ管14本発見」という記事を目にし,素朴に「どんな声なんやろう」と 江戸東京博物館 に行ってきました.

記事では単に「東京都墨田区の江戸東京博物館でのイベントで公開される」としか書かれていなかったので,大勢の人がわらわらといる中で音声が公開されるだけなのかと思っていましたが,とんでもない.実に興味深いイベントでした.

会場で頂いた資料によると,そもそもが文部科学省科学研究費補助金・特定領域研究「江戸のモノづくり」計画研究 A04-21「蝋管等の古記録媒体の音声表現に関する非接触的手法の開発と活用に関する研究」の一環で,単に「昔の声が見付かったでー」というだけではなく,文化遺産としての録音及び記録メディアに対する三つの基本的な側面を網羅した研究集会というスタンスでした.

とはいえ,聴衆として非専門家 (=パンピー) も前提にしている為か,発表者の方々が専門用語 (という程のものではないのですが) を必死に平易な言い回しにしようとしてどもりまくっていたのには微笑んでしまいました.

私が参加した土曜日前半は,蝋管のレーザー非接触再生方式についての技術的概説のセッション,土曜日後半は昭和館,東京芸術大学,江戸東京博物館所蔵の目録の紹介及びアーカイブに関するセッション,残念ながら参加出来ない明日のセッションは,今回発見された 1900年〜1901年の日本語音声というコンテンツに関する紹介と分析.実にバランスのとれたプログラムとなっていました.

内容そのものへの興味,記録媒体への興味,保管整理する事への興味.レコードコレクターのはしくれとして非常に参考になる事の多い一日となりました.参加出来ない明日の発表分も含めて全部のハンドアウトも頂けましたので,仔細を読むのが楽しみです.

明日のセッションでは,レコードコレクターズの名物連載でお馴染みの岡田則夫さんも壇上に立たれるらしく,参加出来ないのが本当に残念です.