Front cover of The Beau Brummels, Bradley's Barn (Warner Bros.-Seven Arts WS 1760)

The 90 Degrees Hidden in Bradley’s Barn: Haeco-CSG on a 1968 LP

The Beau Brummels の 1968年の LP、Bradley’s Barn の裏ジャケットには Haeco-CSG を使ったとあります。モノーラル再生のために左右の位相をずらすこの処理は、溝に本当に刻まれているのか。盤起こしして測ると、右チャンネルが約 90° 遅れていました。例外の1曲もありました。

"NEW! STEREO RECORDS PAGE 98" on the cover of the Schwann Long Playing Record Catalog, June 1958 (eyecatch)

What Was the CBS “Compatible Stereo Record,” and Why Did It Vanish?

ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。

0.5 mil or 0.7 mil? stereo stylus tip radius comparison (eyecatch)

Where Did the 0.5 mil Stereo Stylus Go?

ステレオ LP の交換針は 0.7 mil。ところが規格書には 0.5 mil とあります。ふたつの数字は改訂の前後ではなく、1957〜58年の同じ冬に RIAA と EIA がそれぞれ別に出したものでした。歪の解析は「1 mil より小さく」としか言っていません。どこで止めるかを決めたのは針圧でした。

Two Rivermont Records 78rpm sleeves -- Happy Feet by The Chicago Cellar Boys (596, left) and Okay Toots by Alex Mendham and His Orchestra (593, right) -- with the tagline '78 rpm stereo microgroove!'

78 rpm stereo microgroove – Hooray for Rivermont Records!

78回転、ステレオ、マイクログルーヴ(溝の幅が普通のレコードと一緒)、新録、しかもジャンルはトラッドジャズ。そんなステキなリリースをおこなっているのは、アメリカのリヴァーモントレコード (Rivermont Records) 、自らラグタイムピアニストとして活動されている Bryan Wright さんのレーベルです。

Feb. 3, 1932: The First Stereo Sound Recording Known To Exist

1932年2月3日、デューク・エリントン楽団により、世界初のステレオ録音(意図したものではなかった)が行われました。 / On February 3, 1932, world’s fist “accidental” stereo recording was made – by Duke Ellington Orch.