連作第2回では、Please Please Me (PMC 1202) の隣接盤 PMC 1201 と PMC 1203 を、盤面と番号から見ていきます。発売を伝える記事が見つからない盤でも、レーベルの色、タックスコード、マトリクスから、時期は絞り込めます。マトリクスの番号はカタログ番号の順に進むのかも確かめます。
vinyl / 78rpm / music / audio
連作第2回では、Please Please Me (PMC 1202) の隣接盤 PMC 1201 と PMC 1203 を、盤面と番号から見ていきます。発売を伝える記事が見つからない盤でも、レーベルの色、タックスコード、マトリクスから、時期は絞り込めます。マトリクスの番号はカタログ番号の順に進むのかも確かめます。
ビートルズの Please Please Me (PMC 1202) は1963年に出ました。当時の Parlophone では数ある商品の1つでした。どんな LP が隣に並んでいたのか。連作第1回では、1980年代の思い出と、両隣の PMC 1201 と PMC 1203 を探そうと思ったきっかけをたどります。
LP のモノーラル盤とステレオ盤の並走はなぜ終わったのか。米国でステレオ盤の枚数比は、1966年に 38.6%、1968年には 94.2%。1967〜68年の Billboard から、モノーラル盤の値上げ、「今のモノーラル機でステレオ盤をかけてよい」という CBS の宣言、各社の製造停止の順にたどります。
The Beau Brummels の 1968年の LP、Bradley’s Barn の裏ジャケットには Haeco-CSG を使ったとあります。モノーラル再生のために左右の位相をずらすこの処理は、溝に本当に刻まれているのか。盤起こしして測ると、右チャンネルが約 90° 遅れていました。例外の1曲もありました。
ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。
ステレオ LP の交換針は 0.7 mil。ところが規格書には 0.5 mil とあります。ふたつの数字は改訂の前後ではなく、1957〜58年の同じ冬に RIAA と EIA がそれぞれ別に出したものでした。歪の解析は「1 mil より小さく」としか言っていません。どこで止めるかを決めたのは針圧でした。
78回転、ステレオ、マイクログルーヴ(溝の幅が普通のレコードと一緒)、新録、しかもジャンルはトラッドジャズ。そんなステキなリリースをおこなっているのは、アメリカのリヴァーモントレコード (Rivermont Records) 、自らラグタイムピアニストとして活動されている Bryan Wright さんのレーベルです。
1932年2月3日、デューク・エリントン楽団により、世界初のステレオ録音(意図したものではなかった)が行われました。 / On February 3, 1932, world’s fist “accidental” stereo recording was made – by Duke Ellington Orch.