Author: Kohji Matsubayashi (松林弘治)
Beyond The Little Willies (2) : Roly-Poly
. . . this article deals with The Little Willies’ newest album, as well as original performances they covered on the album. Currently available only in Japanese . . .
Little Willies のアルバム でカヴァーされた楽曲のオリジナルバージョンを探訪する本企画。
前回の “Night Life” (Ray Price) に続き、今度はアルバムの 1曲目、ゴキゲンなウェスタンスウィングナンバー、“Roly-Poly” をとりあげましょう。 オリジナルは 1945年リリースの Bob Wills and his Texas Playboys。 さきほど小包で届いたばかりの、(私にとっては) ホヤホヤの盤です (笑)
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Beyond The Little Willies (1) : Night Life
. . . this article deals with The Little Willies’ newest album, as well as original performances they covered on the album. Currently available only in Japanese . . .
Norah Jones を含む5人のメンバーが、カントリーの渋い名曲 (と数曲のオリジナル曲) を今風にアレンジして好評の Little Willies。ちょうど、Norah のセカンドアルバム “Feels Like Home” のテイストをベースに更にカントリー寄りにアプローチしてみせたサウンド (Norah の片腕 Lee Alexander のお蔭でしょうか) は、改めて好感が持てるものと言えます。Norah が2曲でゲスト参加している、 Joel Harrison の 2003年リリースのアルバム “Free Country” (ACT [Germany] 9319-2) での、ジャンルを越えた自由闊達な再構築 (*1) (それがあのアルバムの良さなんですけどね) とは異なり、本アルバムのカヴァー曲は基本的に原曲のムードとテンポを遵守しており (とはいえ完全コピーではありません)、そこに「あの」現代的な響き〜透明感のあるアコースティックなサウンド〜を付加する、という方向性がみてとれます。
(*1):
とはいっても、Norah Jones 参加の2曲 “I Walk The Line” と “Tennessee Waltz” では、やはりあのスローテンポでムーディなアレンジメントが施されており、この 2曲については Norah のソロアルバムと同じテイストで楽しむことが出来ます。残りの楽曲は本当に面白い。ジャズっぽく、ロックっぽく、ときにはニューウェーブ的なニュアンスも交えながら、あらゆる曲がバラエティ豊かに再構築されていく様はスリリングでさえあります。
ここでは、このアルバムでカヴァーされた数々の曲の、オリジナルバージョンを探訪してみましょう。 といいますか、私がよくこうやって、あるアルバムをきっかけに、いろんな音楽に触れ、嗜好を広げようとするのですが、今回はそれをリアルタイムで本 web に書き記しておこうと思ったのです。
まずは12曲目、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう名曲 “Night Life” から。
Continue readingThe Beatles From Liverpool To San Francisco
昨日 6月25日は WOWOW にて、来日40周年記念と銘打ってあれこれ Beatles 関連の放送があり、ハックに行き詰まりイライラとしていた私はリビングでボーッと観てしまいましたが。
例の「Concert For Bangla Desh」、過去に何度観たか分かりませんが、 Klaus Voormann のベース、Jim Keltner のドラムスが、 このコクのあるリズムを底辺で支えていることを再確認。
全曲やってくれるのか? という淡い期待を見事に粉砕された 「Live In Washington D.C. 1964」 は余りにも期待外れでしたが (たった 3曲だけかよ?!)、意外や意外、その直前に放送していたドキュメンタリー 「From Liverpool To San Francisco」 は、全然違う意味で見どころがありました。 本ドキュメンタリーでは、演奏シーンは一切出て来ず、 主にインタビューや報道フィルムなどで構成されているのですが . . .
Continue readingIndex by Artists
過去の記事のアーティスト別一覧を作りました。一応自動生成にしてありますが、まだ一部抜けがあります。
右の「カテゴリ」の「Artist」というところからたどることができます。
Billy’s Bag / Billy Preston
以前の記事 で触れるのを忘れていた盤です。理屈抜きでカッチョエー。
I just forgot to mention this 45rpm in my previous article regarding Billy Preston’s passaway.
Billy’s Bag c/w Don’t Let The Sun Catch You Cryin’ / Billy Preston
(Vee Jay VJ-653)
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Sunrise, Sunset / Sir Roland Hanna and George Mraz
ここ最近、いろんな デュオ演奏 のアルバムを好んで聴いています。デュオというフォーマットは、ソロ、トリオ (あるいはそれ以上) とはなにか異なる、なにか特別な形態なのかもしれません。二人という形式でしかなし得ない、両者の流れる様な対話が、時に二人だけではなし得ないかの様な音楽的な多様性を生み出すこともあったり。Sir Roland Hanna と George Mraz というスーパーデュオによるこのアルバムも、私にとってはそんな一枚です。
I’ve been picking up and enjoying various duo albums for a while. Sometimes duo performances create something special other than unaccompanied solo, trio or whatsover – they have fluent dialogue and chemistry between two players (which only two persons can achieve), which sometimes results in musical diversity as if more than two persons can achieve. This album by Super Duo – Sir Roland Hanna and George Mraz – is one of such things for me.
(the rest of the English edition of this article will be available in the near future . . .)
Continue readingThat’s The Groovy Thing / Earl Bostic
A few months ago when I posted an article regarding Earl Bostic, Seya-san commented that “That’s The Groovy Thing” was his favourite. Then I tried to find a copy for myself, and this is it (although I have this song on CD).
以前、ここに Earl Bostic に関するエントリ を書いたのですが、その際、瀬谷さんが「私のお気に入り」として挙げられていたものです。 その後しばらくしてやっと入手できたのでした (この曲は CD で持ってはいましたが)。
That’s The Groovy Thing c/w Tippin’ In / Earl Bostic
(Gotham 104)
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Brookland Oaklyn / Alias and Tarsier
Now the world is keeping an eye on FIFA World Cup – How are you doing everybody? I was busy watching Roland Garros until last Sunday, and now I am just worring about how the 2006 Wimbledon will be like 🙂
ワールドカップの TV 観戦に夢中になっている皆さんいかがお過ごしでしょうか。つい先日まで全仏オープンの TV 観戦に大忙しだった私は、今年のウィンブルドンがどうなるかで頭がいっぱいなのですが (笑)
Well, I just came across this double LP album in last month (when the album was just released). Firstly I thought it was good but not superb. However, everytime I play this album, I just come to like it better and better – it would be the masterpiece?
それはさておき、この2枚組 LP アルバムを購入したのは先月のこと (なのでリリース直後に買ったことになります)。最初は、まあこんなものかしら、という程度の印象でしたが、聴けば聴く程、このアルバムが素晴らしいものに感じられてきました。もしかしたらこれはとんでもない名盤なのかしら。
(Anticon ABR-0059)
Retrospective / Django Reinhardt
It was just a few years ago when I decided to listen to Django Reinhardt very seriously – of course I have heard of his music here and there since over a decade ago, but when I happened to obtain the below 3CD box, I was completely shocked by his complete artistry – since then, I have devotedly listened to ths box set dozen of times. And recently, a new desire come on my mind – I would like to listen to his music on 78rpms!
私が Django Reinhardt (ジャンゴ・ラインハルト) を真剣に聴くようになったのは実はここ数年のことです。もちろん、Django の音楽自体は、ずっと前からあちこちで耳にしていましたが、3年ほど前に、以下の 3枚組 CD ボックスを入手して、彼の完璧な音楽性に完全にヤラれてしまいました。それからというもの、この CD を何十回となく聴きまくる日々が続きました。そして最近、新たな欲求がわきあがってきました – SP 盤で聴いてみたい。
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