How Records Were/Are Manufactured (5)

射出成形vs圧縮成形、ヴァイナルvsスチレン、というレコード製造の歴史を過去の記事や文献から追ってみた記事です(第5弾)。結局LPでは射出成形およびスチレン盤は主流になることはありませんでしたが、21世紀に入り「環境にやさしい」「EUの危険物質制限」という異なる文脈から、射出成形PET盤LPが新たに登場しました。

How Records Were/Are Manufactured (1)

以前からずっと気になっていた、廉価盤でよく見かける「インジェクションモールド」「スチレン製」の LP (「コンプレションモールド」「ヴァイナル」ではない)について、改めて過去の記事や文献を調べてみました。当時のレーベルやプレス工場のコスト意識と新技術への挑戦が垣間見え、非常に興味深いストーリーでした。

1979 Ampex ADD-1 digital delay advertisement and Studer A80 tape path diagram, with the article title Vinyl: All-Analog Cutting vs. the Digital Delay Line

LPのオールアナログカッティングとディジタルディレイ

アナログマスターからカッティングされるアナログレコードの中には、途中でディジタル経路を通過しているものもあります。1980年代前半にディジタルマスターからカッティングされるようになる前から、ディジタルディレイ(DDL)というカッティング機材が使われていました。今回はこの周辺の歴史と経緯を追ってみます。