"NEW! STEREO RECORDS PAGE 98" on the cover of the Schwann Long Playing Record Catalog, June 1958 (eyecatch)

What Was the CBS “Compatible Stereo Record,” and Why Did It Vanish?

ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。

Hand-drawn early RIAA recording characteristic chart

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 25

米国のディスク録音再生における EQ カーブの歴史と技術を探究し続けてきた2年強でしたが、ディスク録音再生技術の奥深さを知り、数多くの学びがありました。結論として、モノーラルLP時代は諸説あり客観的調査も難しいが、ステレオLP以降に非RIAAカーブが適用されたとは到底考えられない、という考えに収束しました。

1979 Ampex ADD-1 digital delay advertisement and Studer A80 tape path diagram, with the article title Vinyl: All-Analog Cutting vs. the Digital Delay Line

LPのオールアナログカッティングとディジタルディレイ

アナログマスターからカッティングされるアナログレコードの中には、途中でディジタル経路を通過しているものもあります。1980年代前半にディジタルマスターからカッティングされるようになる前から、ディジタルディレイ(DDL)というカッティング機材が使われていました。今回はこの周辺の歴史と経緯を追ってみます。

Columbia Standard Level (CSL) promotional 45rpm record

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 20

1953 NARTB / 1954 改訂 AES / 1954 RIAA の規格が出揃ったあと、米国の各レーベルはどのように RIAA カーブによるカッティングへと移行していったのか、その変遷をさまざまな資料をたどって追ってみました。同時に、過去〜現在の再生カーブ調査探求の系譜についても調べてみました。