米国のディスク録音再生における EQ カーブの歴史と技術を探究し続けてきた2年強でしたが、ディスク録音再生技術の奥深さを知り、数多くの学びがありました。結論として、モノーラルLP時代は諸説あり客観的調査も難しいが、ステレオLP以降に非RIAAカーブが適用されたとは到底考えられない、という考えに収束しました。
Tag: William Bachman (W.S. Bachman)
LPのオールアナログカッティングとディジタルディレイ
アナログマスターからカッティングされるアナログレコードの中には、途中でディジタル経路を通過しているものもあります。1980年代前半にディジタルマスターからカッティングされるようになる前から、ディジタルディレイ(DDL)というカッティング機材が使われていました。今回はこの周辺の歴史と経緯を追ってみます。
Vinyl: All-Analog Cutting vs. the Digital Delay Line
Preview-head tape machines, the Ampex ADD-1, the Neumann VMS80: how digital delay lines entered vinyl cutting around 1979, and how some analog-mastered LPs pass through one.
Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 20
1953 NARTB / 1954 改訂 AES / 1954 RIAA の規格が出揃ったあと、米国の各レーベルはどのように RIAA カーブによるカッティングへと移行していったのか、その変遷をさまざまな資料をたどって追ってみました。同時に、過去〜現在の再生カーブ調査探求の系譜についても調べてみました。
Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 18
1953年6月19日に承認された、放送局向けの NARTB 録音再生標準規格。1953年12月21日に暫定規格として登場した改訂版AES再生特性、1954年1月29日に米レコード業界団体によって承認されたRIAA録音再生標準特性。この3つの規格の成立の歴史を細かく追ってみました。
Things I learned on Phono EQ curves, Pt.13
1948年6月のLP発表後、1949年1月には 7インチ盤も発表した Columbia でしたが、その翌日 RCA Victor が45回転盤プレーヤシステムを発表、業界を巻き込んだ回転数競争に発展し、最終的には棲み分ける形で共存します。この45回転盤の技術的背景や興味深いオートチェンジャーなどをみていきます。
Things I learned on Phono EQ curves, Pt.12
Pt.11 に引き続き Columbia LP Microgroove レコード登場に関する追加サイドストーリの他、録音記録側(主にカッター針や歪)の技術的背景、録音EQカーブ、再生側の技術的背景、当時の再生EQ補正回路に対する改造など、当時の技術雑誌記事や論文を頼りに読み解いていきます。
Things I learned on Phono EQ curves, Pt.11
1948年6月18日にColumbia LP初登場、その壮大な歴史物語を学びました / On Pt.11, I learned on the advent of Columbia’s Long Playing Microgroove records, and its complicated history.
Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 10
1949年改訂版NAB標準規格策定の流れを学びました / On Pt.10, I learned on the history of the formulation of the 1949 NAB Standards, including maginetic recording standards.