Record Makers and Breakers (John Broven)

この John Broven 氏による2009年出版の大作は、1944年から1966年までにかけてのアメリカのレコード業界 (特にインディペンデントレーベルの勃興) について、数え切れないほどの関係者へのインタビューに裏打ちされた情報をもとに、様々な側面から丹念にアプローチした本です。

78rpms Pick-ups: Oct. 31, 2009

土曜日、奇跡的に自宅で一人の時間が少し生じたので、ハカイダーの心配をすることなく (笑) SP 盤を久し振りに聴くことが出来ました。きもちえがったー。 Saturday – I could have a precious time to be alone at home – without ‘the destroyer’ – my two-years-old daughter – so I could enjoy listening to several 78rpm records this afternoon. It was just fun indeed!

The Bright Mississippi / Allen Toussaint

2009年にも新譜アルバムをLPで聴ける幸せ。そして、アレン・トゥーサン (Allen Toussaint) さんの渾身の作品は、戦前ジャズとニューオーリンズR&Bの見事なブレンド。ノスタルジーに浸るだけではない、素晴らしい演奏で満たされた作品になりました。

The Guy Who Saved Invaluable EmArcy Test Pressings

マスタリングエンジニアとして活躍されている Mark Wilder さんが、廃棄寸前の EmArcy テストプレス盤を救ってくれ、そのスキャン写真を提供してくれました。非常に貴重な資料です。その他、手元にある Mercury / Limelight などの各種テストプレス盤を紹介しています。

R.I.P., Mr. Akira Yamato, a great Jazz researcher

私が初めてジャズに興味を持った 1989年、何枚もの LP レコードを買いましたが、その中の数枚のライナーノーツはこの方によるものでした。 その後、(当時の) 新刊、バックナンバーを含め、ジャズ雑誌やジャズ関係の書籍においても、また復刻レコードや CD のライナーにおいても、この方の名前を頻繁に拝見しました。特に、レコードコレクターズ誌における連載「ビリー・ホリディのレコード」 (1985年〜) の緻密な調査に基づくディスコグラフィと音楽への的確なコメントには、大変な感銘を受けたことを覚えていますし、今読み返しても本当に様々な意味で参考になります (最近は就寝前に1982年〜1986年頃の最初期レココレを布団に潜りながら読むのがなぜだか日課になっています)。 その後東京に出てきてから、瀬谷さんに誘われて参加した SP コンサートで初めてそのご本人、大和 明さん にお会いすることができました。その時を含めて 3-4回お会いする機会に恵まれましたが、とても気さくに私の様な若輩者の話に応対してくれたことが本当に印象的でした。 数年前、最後にお会いした時は、ちょうど退院された直後だったかと思いますが、それでもあの好奇心に満ちた衰えぬ眼差しと、いつもの優しい微笑みは健在でした。 さきほど、瀬谷さんの掲示板 を覗いて、大和さんが先日他界されたことを知りました。 ただ数回恐縮気味にご一緒させていただき少し音楽の話をさせていただいただけであり、ディープな音楽談義に花を咲かせたり交流を深めたりする機会も残念ながらなかった私ですら、そのニュースを目にして今のような心持ちになっているのです。 ただただ、ご冥福をお祈りいたします。そして改めて、大和さんのなされてきたことに、これからずっと敬礼し続けさせていただきます。…