ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。
vinyl / 78rpm / music / audio
ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。
1959年、ロックフェラー財団の助成で米議会図書館が刊行したレコード保存調査レポートを精読。シェラック、ヴァイナル、アセテートなど素材ごとに異なる劣化の「敵」、ヴァイナル盤における反りの3つのメカニズムと保管温度の影響、内袋のシワが盤面に転写されるビニ焼けの原因と推奨保管方法を概説します。
“Mercury Popular Autographed Photograph Series” という聞いたことのないシリーズ。スリーヴのみですが入手して、これがいったい何なのかを調べてみました。すると、レーベル創立直後の Mercury が78rpm盤販促用に使っていたことが分かりました。
米国中古盤でよく見かける、ラーメン丼鉢の柄のようなインナースリーヴ、Twitter で話題になっていたので、某所で質問してみたり、いろいろ調べてみることにしました。主に1970年代にジェネリックスリーヴとして普通に流通していたもののようです。
「EP」とは元々45回転シングル盤を拡張(Extended Play)したもので、1949年シングル盤登場の3年後、1952年にRCA Victorによって生み出された新フォーマットです。本稿では、2012年に拙ブログに掲載したEPの歴史をたどる記事ののちに新たに学んだり知ったりしたことを書いています。
78回転の古いレコードのことを、日本では「SP盤」と呼びますが、海外ではそう呼ばれません。回転数で78rpmと言ったり、Shellac records / Gramophone / Phonograph と言ったり。なぜ日本だけ「SP盤」なのか、いろいろ調べてみました。
1903年(明治36年)〜1912年(明治45年/大正元年)の日本の録音が Sublime Frequencies レーベルからコンパイルされてリリースされました。メインタイトルは “Sound Storing Machines” つまり「蓄音機」です。
78回転、ステレオ、マイクログルーヴ(溝の幅が普通のレコードと一緒)、新録、しかもジャンルはトラッドジャズ。そんなステキなリリースをおこなっているのは、アメリカのリヴァーモントレコード (Rivermont Records) 、自らラグタイムピアニストとして活動されている Bryan Wright さんのレーベルです。
1991年リリース、My Bloody Valentine の Loveless (Creation CRELP 060) ですら、オリジナル1stプレスのマトリクス刻印がどのパターンか議論がされ、中古市場では価格が高騰していることを知り、びっくりしました。マトリクスは3パターンあるようです。
ビルボード (The Billboard) 誌、1949年8月13日号、pp.109-110 の “Record Reviews” に掲載されている New Jazz レーベルの新譜紹介です。 New Jazz 804 (Terry Gibbs, Earl Swope, Stan Getz & others) New Jazz 800 (Terry Gibbs’ New Jazz All Stars) New Jazz 802 (Stan Getz Bop Stars) New Jazz 80.001 (Lennie Tristano Quintet) New Jazz 803 (Stan Getz – Terry Gibbs’ New Jazz Stars) New Jazz 807 (Lee Konitz Quartet) New Jazz 805 (Stan Getz Quartet) New Jazz 801 (All Star Sextet, Alan Dean)