2006/06/21

Sunrise, Sunset / Sir Roland Hanna and George Mraz

ここ最近、いろんな デュオ演奏 のアルバムを好んで聴いています。二人という形式でしかなし得ない、両者の流れる様な対話が、時に二人だけではなし得ないかの様な音楽的な多様性を生み出すこともあったり。Sir Roland Hanna と George Mraz というスーパーデュオによるこのアルバムも、私にとってはそんな一枚です。LOB レーベルから出たダイレクトカッティング盤です。

2006/06/08

歌のアルバム / 清水ミチコ

カヴァー/マネする相手に対する強烈なオマージュ、そして恐ろしい程の観察眼。 ハイセンスな笑いと、失笑を禁じ得ない程のデフォルメ加減と、クオリティの高い楽曲群。 程よくチープな打ち込み音源。 極上の 冗談音楽 集として、万人にお勧めできる逸品です (笑) 清水ミチコ オフィシャルウェブサイト 極上の笑いが詰まった作品群の中でも更に白眉なのは、清水さんが 「NHK スタジオパークからこんにちは」 に 出演 された際にも話題にあがっていた track 8 「イェルケ・クク」。 あのゲンズブール作の名曲「comment te dire adieu」が、抱腹絶倒の九九の歌へと大変身。 歌のアルバム / 清水ミチコ (Sony Music Direct [Japan] MHCL-489) Amazon.co.jp で買う…

2006/06/07

レコード各社興亡秘話

備忘録も兼ねて。 内外〜タイヘイ〜日本マーキュリー。SP 時代に名を残したこのレーベルの歴史が、1999年に神戸新聞上に掲載された (らしい) 特集記事でまとめられています。その他関西マイナーレーベルの興亡についてもよくまとめられているようです。 関西発 レコード120年 埋もれた音と歴史 第7部 レコード各社興亡秘話 (神戸新聞) 日本マーキュリーが東芝にスタッフ・専属歌手をごっそり引き抜かれたのが昭和33年 (1958年)、 日本ではまだまだ SP 盤が幅をきかせていた時代でしょうか。 果たして昭和33年以前に、日本マーキュリーは LP リリースをしていたのでしょうか。…

2006/06/03

The Zombies To Attack The States On Tour

The news (from Billboard.com) itself sounds quite impressive . . . Wow, welcome back! The Zombies To Attack The States On Tour (at billboard.com) この夏の Ringo Starr’s All-Star Band ツアー参加をかわきりに、Rod Argent と Colin Blunstone の再結成 Zombies が北米ツアーを開始するようです。このビルボードの記事に引用されているインタビューで印象的なのは以下の箇所です。 「ビートルズが最初にデビューした時、リンゴのドラムスが生み出すグルーヴは革命的でさえあったんだ。他の誰でもない、彼にしか出せない音を叩いていたんだ。」とアージェントは言う。「我々の最初のレコード、“She’s Not…

2006/05/29

Songs For Young Lovers / Frank Sinatra

LP黎明期の世界初トータルアルバムの1枚と言って差し支えない、珠玉の名盤 “Songs For Young Lovers / Frank Sinatra”。1954年オリジナルの Capitol H-488 (10-inch) から、1992年再発LP (SGD-87) まで、LP をいろいろ聴き比べてみました。