Technics SU-R1000 試聴記 #07/#08/#09/#10: 引き続きアナログ入力でレコード試聴

試聴7日目 (2021年6月25日) 〜 10日目 (2021年6月28日) は、ターンテーブルから直接 SU-R1000 に接続するケーブル到着待ちのため、6日目と同じ環境でレコードをいろいろ聴いてみました。

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りしての自宅環境で試聴です。

前回 まで同様、当時 Facebook に毎日載せていた試聴記の(加筆修正後の)転載となります。

GyroDec playing "Rhapsodic / Nicolas Repac"

あらすじ

2021/06/25: アナログ入力でのレコード再生、引き続き

先日書いた「現在の設置位置だと、レコードプレーヤから SU-R1000 への接続が距離が届きません」は、まだ解決していません。

ここで長めのアナログ RCA ケーブルを買うのは負けだと思っているので、フォノイコの置いてある位置に SU-R1000 を設置し、その上に暫定的にフォノイコを置く(あまり好ましくないことは理解した上で)のがとりあえずの解かなぁ、という感じで。

My Listening Room as of June 25, 2021

2021/06/25 時点のリスニングルーム
かなり雑然としてる…

なので、まだ SU-R1000 のフォノイコで聴けてないのですが、引き続き Musical Surroundings Supernova II フォノイコを介して、愛聴盤LPのあれもこれも、ますます素晴らしい音で聴けて、感激ものです。

Dosh の “Pure Trash” (2004, ローファイとハイファイが入り乱れるこのエレクトロニカは絶品) や、

Pure Trash / Dosh

Johnny Cash の “American IV: Ain’t No Grave” (2010, ラストアルバムにしてこの魂の楽曲群は鳥肌もの)

American VI: Ain't No Grave / Johnny Cash

などなど、個人的に聴き込んだ愛聴盤は感涙の嵐。

アナログ入力のフルディジタルアンプとしての SU-R1000、改めてすごいです。

個人的に意外だったのは、1950年代中盤のモノーラルLPであっても、違和感なくそのまま元音源の良さが引き出された再生になっていることです。

Tangents in Jazz./ Jimmy Giuffre Four

例えば、特に人気盤ではないこれ:
Tangents in Jazz / The Jimmy Giuffre Four (Capitol T-634, 1955年録音)
Jack Sheldon 入りピアノレスカルテットで、当時の西海岸らしいスリリングな音

さらに SP 時代の復刻CDですら、(まともにマスタリングされているものであれば)瀬谷徹さん のお宅で聴かせてもらったあの音 の感触に近づいている、と感じたほどです。

古い音源であっても、その生々しさや良さがますます増すだけの変化に徹しているのが、順当ではあるとはいえ、個人的には嬉しい発見でした。

さすがにこの環境でSP盤再生はまだやってませんけど(笑)

そういえば昨晩、”Audio Enthusiasts” という Facebook グループに、SU-R1000 を借りて試聴中、という投稿をしてみたところ、ものすごい勢いで世界中のマニアから反応があって、like や comment の通知がうるさいくらいでした。世界中に Technics ファン/マニアが多いんだなぁ、と感じられました。一方、コメントの多くが「音がとてつもなく素晴らしいのはわかる。けど、もっとリーズナブルであれば。。。」というものでした。わたしも同意します(笑)

2021/06/26: 試聴お休み

テニス4時間とチャリンコ移動で疲れたので、今日は特になし(笑)

2021/06/27: 関係ない機器が到着

今日も、いろいろ忙しくて特になにもできず。

やっぱり現在のフォノイコを撤去してフルディジタルアンプを設置するしかないかなぁ、という感じで。いまは単なる(超高級な)仕事 BGM システムと化しています。

その一方、数週間前に手配していた 某機器 が本日午後に届きました。数日間通電してからディジタル再生系に組み込んでみます。SU-R1000 に直では入れられないので、MUTEC に突っ込むかたちで。

Cybershaft Palladium OP17

2021/06/28: ついに諦めてRCAケーブル注文

結局、あきらめて、2m の RCA ケーブルを注文しました(笑)以前から使っている安定の Belden 88760。とりあえず、比較的安価で使い慣れているケーブルということで。

明日以降、アンプ内蔵フォノイコの音を確認できるはずです。

一方、昨日届いた某機器は、通電開始。安定するまで1〜2日かかるそうなので、しばらくそのままにしておきます。というかこの機器に必要な 75Ω BNCケーブルも足りないので、こちらもポチりました。

お借りしている SU-R1000 ですが、あと数日でうちを去るので、耳と感性をダウングレードする練習をすべく(笑)EPM-10W で夕方まで聴いてみることに。

夜はまたR1000に戻します。

SU-R1000 試聴記 #11 (2021/06/29, ディジタルフォノイコ試聴、ただし補正なし状態)」に続く . . .

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *