2006/04/19

Present Tense / Sagittarius

… this article is dedicated to my (personal) melancholic memory for Sagittarius’ LP “Present Tense” when I was a teenager. And the English version of this article (probably) will not be available.

中学二年生の時 (1984) に 〜まだその頃は北九州に住んでいましたが〜 Beatles との衝撃的な出会い (*1) をして以来、少ない小遣いを工面しつつ物凄い勢いで LP やシングルを買っていたあの頃。静岡に引っ越し、高校に進学する頃には、すでに別テイクやミックス違いの類はほぼ全て手元に揃うまでになり、ブート LP などにも手を出し始めていたのですが、ある時ふと疑問がよぎりました。こんなに来る日も来る日も Beatles ばっかり聴いている俺はアホちゃうか? なんで他の音楽を聴こうとしないんやろう?

Continue reading
2006/04/17

[新]ナニワサリバンショー

HIS 出演の音楽夢くらぶ 放送からずっと、どれだけこの日を待ち望んでいたことか。

2006年2月25日、大坂城ホールでの [新]ナニワサリバンショー の放送。

やっとこさ、4月15日が、NHK BS2 にてライブ映像が放送される日が、やってきました。




4時間半の一大イヴェントを1時間半の放送枠に収めるわけですから、相当編集されてしまうのは仕方ありません。特に若手のバンドなどは、演奏シーンが2〜30秒映って終わり、なんてのもありました。この辺りは、実際にコンサートに行っていない私にとってはちょっと不満でしたし、一番期待に胸を膨らませていた HIS 出演シーンは、5曲中 2曲しか放送されなかった (放送されなかったのは「ラジオから愛の歌」「POMPOM蒸気」「幸せハッピー」)。 がー、残り3曲も聴きたかったぞ。がっくし。

とはいっても、これは忌野さんがメインのライブですからね。とにかく忌野さん、最初から飛ばしまくりでカッチョエー。JB や Otis Redding のライブ (更に Beatles の Sgt. Peppers’… ) をオマージュした演出や歌唱、アレンジも最高だし (僕が唯一行ったことのある忌野さんのライブは、あの Booker T & The MGs とジョイントだった、1992年4月、大阪厚生年金会館でのものでした)。

そして最後の数曲での、チャボさんとの共演。これはディープな RC/忌野/仲井戸マニアでない私ですら、ウルウルきましたよ。感動的な場面、そして感動的な演奏でした。

2006/04/16

Touch The Sound / Evelyn Glennie

… this article is my impressions of the movie “Touch The Sound”, a very impressive documentary film with full of fine improvisation music, pictures, and the sound experience. And the English version of this article will not be available.

土曜の昼間っからいい気分になった 後、京王井の頭線に乗り、渋谷へ向かう。

前々からずっと気になっていた映画 (ドキュメンタリー) を観にいくために。

[Touch The Sound]

Touch The Sound
(2004, Germany)
Continue reading
2006/04/14

Capitol Label Variation being updated

3月14日付で初稿を公開した 「Capitol Label Variations (in its early era)」 ですが、多忙な buzzy-bee さんのサイトに merge されないことをいいことに (?) その後判明した (というより、私が新たに知った) 事を次々追加中です。

そのうち、モノーラル盤でレインボーレーベル導入以前 (1958年頃まで?) は、プライスレンジごとにレーベル色が使い分けられていた、という件については、現在 10インチ LP の L- ではじまる盤 (マルーン色) の Long Playing Microgroove 時代と Long Playing 時代を現在入手しようと画策しています。あとは 12インチの W- で始まる盤 (グレー色) のうち Long Playing (3/4 銀枠なし) と Long Playing High Fidelity ですが、これらはまもなく入手できる予定です。

他に、まだあちらには書いてない件として、いつまで AES カーブ (正確にはターンオーバー 375Hz、ロールオフ -12dB) でカッティングされていたか、というものがあります。手持ちの盤を試聴した限りでは、どうやら溝ありの場合はほぼ AES カーブ、溝無しになってから RIAA に変更されたと推察しています。この件については、近々本サイトに掲載予定のとある10インチ LP でも触れる予定です。

buzzy-bee さんのサイトに merge される前に、できるだけ情報をきちんと整理しておきたいのですが、間に合いますかどうか。いえ頑張って間に合わせてみます。それにしても ChangeLog をきちんとつけておけばよかった (初稿公開時から、ちょくちょく追記したり変更したりしていますが、その履歴が一切残っていないのです … とほほ)。

2006/04/12

Sivuca med Putte Wickmans orkester

… this article deals with the legendary Swedish clarinet player Putte Wickman and Brazilian guitarist/accordionist Sivuca. And the English version of this article will not be available.

ここ最近は 例のイコライザ で遊んでいた為、最初は古いモノーラル LP、続いては SP盤をとっかえひっかえ聴いていましたから、アームには (最初は CG25Di、続いて) AT-MONO3/SP が装着されっぱなし。よって、ステレオ盤再生は久し振りです。もちろん、シェルを交換して、ゼロバランスをとり、ラテラルバランスをとって、針圧を適切にかけて… という一連の作業を行えばいいだけなんですけど、これが結構面倒臭かったりするんですよね。あぁ、こんなことなら、工作がかなり面倒そうなダブルアーム化 (1.2cm 厚のアクリルベースに穴をあけたり、アームベースをテンプレートに、アルミ製のサブシャーシにドリル穴をあけたり、など) をしてしまいたいものです。今のところ、やる勇気はないんですけどね。

それはさておき、えっちらおっちらと DL-103R に交換/調整し終わり、フォノイコライザの負荷抵抗とゲインを調整し、最初に再生したのはこの LP でした。 記憶が正しければ、2年ほど前に新宿の某ジャズ専門店で購入したものです。

[ILPS-122 Front Cover]      [ILPS-122 Back Cover]
Sivuca med Putte Wickmans orkester (Putte Wickman Meets Sivuca)
(InterDisc [Sw] ILPS-122)
Continue reading
2006/04/09

スーパーピアノレッスン

昨年 NHK 教育 TV で放送されて好評を博した「スーパーピアノレッスン」が、2006年度も無事放送されます。2006年4月〜7月の講師は ミシェル・ベロフ (Michel Béroff) さん。お得意のラヴェルやドビュッシーのピアノ曲を題材に、どんなレッスンを見せて/聴かせてくれるのでしょうか。今から楽しみです。

Continue reading
2006/04/08

No P. Or D. / Ms. John Soda

以前 MORR MUSIC の web で試聴して、いいなーと思っていたものの、まだ買っていませんでした。 先日、近所の某店で中古 LP が出ていたので捕獲。2002年 9月リリース。

A while ago I listened to their sound samples at MORR MUSIC‘s web site and thought I like ’em. However, I just forgot to buy the album. Then the other day I found a used vinyl LP of this album at a local seller… This album was originally released in September 2002.

(the rest of the English edition of this article will be available in the near future)

[MORR031LP Front Cover]      [MORR031LP Back Cover]
No P. Or D. / Ms. John Soda
(MORR MUSIC [G] MM 031 LP)
Continue reading
2006/04/07

「北酒場」は演歌か

昼過ぎにテレビをつけると、NHK の「金曜バラエティ」という番組をやっていました。昼食を作りながらだったので、画面もほとんど見ずに流していたのですが、細川たかし さんが代表曲「北酒場」を歌うシーンで、ふと思いました。「これってフィリーソウルちゃうんか?

Continue reading
2006/04/06

The Duke Plays Ellington

Ellington のピアノを猛烈に堪能したくなった時にかけるアルバムは? 人それぞれ、Money Jungle” (United Artists) だったり、 Duke Ellington & John Coltrane” (Impulse!) だったり、 Piano In The Foreground” (Columbia) だったり、 あるいは渋〜く The Pianist” (Fantasy) という人もいたり。

Which is your favourite album, when you want to fully appreciate the piano artistry of the great Duke Ellington? Some may say “Money Jungle” (United Artists) – others may include “Duke Ellington & John Coltrane” (Impulse!), “Piano In The Foreground” (Columbia), or even less-known “The Pianist” (Fantasy).

私にとっては長らく This One’s For Blanton!” (Pablo) がそういうアルバムでした。 有名なアルバムですから愛聴されている方も多いでしょう。 かなり晩年の録音ですが、Ray Brown と寄りそう様に、この二人にしかなし得ない世界を表現しています。しかも御大 Ellington のパーカッシブなピアノが迫力充分な音質で堪能できる、まさにうってつけのアルバムです。しかし、ここ暫くはその地位を別のアルバムが奪いつつあります。

For me, “This One’s For Blanton!” (Pablo) has been such an album for a long time. On this great album (in his very last period), Ellington plays duo with Ray Brown, and presents so wonderful world, which cannot be done by anybody else. Also, this album fully features Ellington’s very percussive and powerful piano performances in very nice fidelity. I love this album so much. However, yet another album gradually replaces “This One’s For Blanton!” album in my mind as a “Holy Grail album for Ellington’s piano artistry”.

[H-477 Front Cover] [H-477 Back Cover]

The Duke Plays Ellington / Duke Ellington
(Capitol H-477, 10-inch)
Continue reading