Kohji Matsubayashi (松林弘治)

気になること

どうにも気になってしまうこと。

NHK 朝の連続テレビ小説「純情きらり」 の劇中や 美術番組(?)「美の壷」のオープニング に ポータブル蓄音機 が登場するのですが。 ちゃんとターンテーブルが回転して、SP盤がセットされていて、サウンドボックスがついたアームがあって、針を落としているのですが。

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Kohji Matsubayashi (松林弘治)

Sold LP displayed on the wall

相変わらず A3 スキャナ復旧の見込みがたたないので (涙)、もひとつ小咄を。

先日買い取りに出した多数の OJC LP 達。その時 OJC 以外にも、手元にあるダブり盤 (より状態の良い盤や、より初期のプレスが入手できたもの達) も一緒に売りに出していました。300円から10,000円まで、玉石混合の買い取り価格でしたが、その中に一枚、「え、500円の間違いちゃうの? なんでそんなに高い値段で買い取ってくれるの?」という盤がありました。

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Kohji Matsubayashi (松林弘治)

Thanks and Goodbye, OJC LPs

私が Jazz を本格的に聴き出した 1989年からお世話になった OJC (Original Jazz Classics) の再発 LP 達。当時大学1回生だった私は、大阪梅田のレコード屋さんで、1枚1,200円から1,400円という非常にお買い得な値段に惹かれて、多数の OJC 盤を買い求め、Riverside、Prestige、Contemporary、Fantasy といったレーベルの再発盤を楽しんでいました。

[Original Jazz Classics]

その後、大学院生の頃にアルバイトをしていた某レコード輸出入卸会社で、社員価格 700円 (要するに卸値ってことでしょうかね) で買える事を知るや、OJC の購入は更に加速していきました。

1万円のオリジナル盤を 7枚買うより、700円の OJC を100枚買う方が、自分の音楽的嗜好を広げ、知識を蓄積する上でどれだけ役にたったことか。

当時既に OJC の CD リリースも本格的に始まっていましたが、下宿先にはアナログプレーヤーしかなかった (笑) こともあり、ひたすら LP イシューでのみ買い続け、いろんなミュージシャンの演奏を日々楽しみ覚えていきました。何度も聴きまくってノイズが増えてしまい、買い直した盤も何枚かあったっけ。 OJC-655 (Portrait of Sonny Criss) を最後に LP リリースが終わってしまった時は残念だったなぁ。

僕にとって Jazz 入門時にとてもお世話になった OJC の LP 達。去る 1月末に、他のダブり盤と一緒に、とうとう某中古レコード屋さんに売りに出してしまいました。買い取り価格は当然安かった (どの盤も200円から350円の間でした) のですが、収納スペースに乏しい現在の住居では致し方ありません。それに、ほとんどの盤は飽きる程聴き込みましたし、どうしてももう一度聴きたい盤があったとしても、その都度中古で買えばいいだけですし。 お勉強代としては安かった というものです、はい。

今まで本当にありがとう、OJC の LP 達。新しいオーナー達のところで、また活躍してあげて下さいな。

Kohji Matsubayashi (松林弘治)

Sturdy paper sleeve for fragile 78rpm

… this article talks about Disc-o-File, very sturdy paper sleeves for fragile 78rpms …

少なからず SP が手元に集まってくると (とはいってもまだ 100枚もありませんが)、その収納に悩んできます。 なにせ LP とは違い、桁違いに 割れやすい ときてます (末期のヴィニール製 SP ですら!)。 実際、昨年一年間に海外から購入した SP のうち、郵送中に割れてしまった盤が既に 5〜6枚もあります (しくしく)。

現在は薄手の 10インチ LP 用紙スリーブに入れたのち、ディスクユニオンの 10インチ LP 用箱 に収納しています。この箱自体は使い勝手が良いのですが、薄手のスリーブはどうにも不安が募ります。

[Disk Union 10-inch Record Box]

なにより、SP 盤自体が非常に重い ものですので、出し入れをするだけでもスリーブがどんどん痛んでいきそうです。 もちろん、SP を割れから防ぐという意味でもほとんど役に立っていないでしょう。

そこで、SP コレクターの大先輩 瀬谷さん が勧めておられた SP 用スリーブ Disc-o-File を近々買ってみようと考えています。 5.5インチスリーブから16インチスリーブまで、なんと11種類にも及ぶサイズの豊富なラインアップといい、みるからに丈夫そうな作りといい、非常に興味津々です。

10インチ SP 用スリーブは (さすがに大量に売れているのでしょう) 1枚たったの 35セント。 とりあえず 10インチ用 100枚と 12インチ用 6枚 (The Jazz Scene 用に) を買ってみようかしら。送料はそこそこかかってしまうでしょうが…

Kohji Matsubayashi (松林弘治)

Wanna See My (Poor) LP Stockers?

… this article is totally nonsense – bringing disgrace on myself by showing my own record stockers …

新春自爆企画 レコード棚を曝そう ですって。 Parlophone さん とか MASA さん とか 路傍の石 さん のところとか。

なにやら面白そうなので私も参加させてもらうことにしましょう (笑) 2006年 1月 7日現在のうちの収納状況

はぁ、もっと広い家に引っ越したいのう。

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Kohji Matsubayashi (松林弘治)

My Best 5 Acquisitions in 2005

あっという間に2005年は過ぎ、2006年を迎えました。今年も宜しくお願いします。

The year 2005 passed so fast, and here comes the next year 2006 already. I sincerely hope you’ll have another nice year as vinyl/music collectors.

昨年1年間は、コレクターとしてはあまり成果があった年とはいえませんでしたが、またまたいろんな音楽に出会うことができました。振り返って個人的ベスト 5 (プラス、番外編) を列挙してみましょう。

Speaking of myself, the year 2005 was not the best one as a collector, but there are several “great” acquisitions as well as finding a great music. Here is my own “best five” (plus an extra title) …

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Kohji Matsubayashi (松林弘治)

大人ノ科學マガジン – 蓄音機

[大人の科学マガジン 06号]

レコード愛好家の間で噂の 学研 大人の科学マガジン の 06号「レコード盤録再蓄音機」を遅ればせながら購入しました。

かなりチープな作りとはいえ、実際にパーツを組み立て、音声やら歌やらを録音し再生できること自体はとても素朴で楽しく、ベルリナーが発明した原理を実際に体験できるということは面白いのは勿論なのですが。

私がより感心したのは付属のブックレット。エジソン〜ベルリナーから始まる音の記録とその機械の歴史はもちろんのこと、付属のソノシート作成の際のカッティング工場の様子、そしてもちろんラッカー〜マスター〜マザー〜スタンパーの話まで仔細に書かれており、しかもその文面の節々に「これは相当造詣のある人が監修にあたっているんやろうな」と思わせる香りが漂っています。レコードコレクターやオーディオマニアではない人が読んでも楽しめる様に平易に書かれている反面、マニアが突っ込みをいれそうな箇所では、それらしきこともちゃんと匂わせている。これは凄い。カッティング工場での各工程の写真も非常に興味深いですし、ちゃんとマスタリング/カッティングエンジニアへのインタビューも忘れておらず、あの小鐡徹さんまでひっぱりだしています。

いやはや、これは予想外に面白い号だった様です。実によく構成されていて、レコードというもの/テクノロジーに少しでも興味のある人には文句なしにお勧めです。そこらへんのしょぼいオーディオ雑誌を年間購読するよりも、この号を一冊買って遊び倒して読みつくす方が、どれだけオーディオファイル入門として役に立つことか。

わたし個人的には、知っている話ばかりではありましたが、こういう内容を写真/図版入りで一般人向けに平易に解説していて、しかも付録で実体験できるようになっている、というこの企画には、大変感銘を受けました。

Kohji Matsubayashi (松林弘治)

紀伊國屋ホールチケツト

ちょっと前に買った “Live At The Village Vanguard / Thad Jones = Mel Lewis Jazz Orchestra” (Solid State SS-18016) (まあいわゆる基本中の基本,名盤という奴ですね) をさっき聴いていて,うーんいいねぇ,と見開きジャケを持って読んでいると,ジャケの中から紙片がひらりと.

昭和43年 (1968年) 7月21日の紀伊國屋ホールでのコンサートのチケットの様です. チケット裏には,メンバーの名前がカタカナで記載されています (表記が一部変なのは御愛嬌 – セルダム・ポーエル はツボに入ってしまいましたが).

[KinokuniyaHallTicket Front]
[KinokuniyaHallTicket Back]

この LP の最初のオーナーが,このアルバムを買って,来日公演を聴きに行って,チケットをこのジャケットにしまっておいたのでしょうか.なんとも歴史を感じます.ってホントにこのチケット,サド=メルバンド来日公演のものなんでしょうか? というか,1968年 7月21日にサド=メルは紀伊國屋ホールでライブをやったのでしょうか? 情報をお持ちの方は是非御教授下さい.