2006/06/26

The Beatles From Liverpool To San Francisco

昨日 6月25日は WOWOW にて、来日40周年記念と銘打ってあれこれ Beatles 関連の放送があり、ハックに行き詰まりイライラとしていた私はリビングでボーッと観てしまいましたが。

例の「Concert For Bangla Desh」、過去に何度観たか分かりませんが、 Klaus Voormann のベース、Jim Keltner のドラムスが、 このコクのあるリズムを底辺で支えていることを再確認。

全曲やってくれるのか? という淡い期待を見事に粉砕された 「Live In Washington D.C. 1964」 は余りにも期待外れでしたが (たった 3曲だけかよ?!)、意外や意外、その直前に放送していたドキュメンタリー 「From Liverpool To San Francisco」 は、全然違う意味で見どころがありました。 本ドキュメンタリーでは、演奏シーンは一切出て来ず、 主にインタビューや報道フィルムなどで構成されているのですが . . .

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2006/06/03

The Zombies To Attack The States On Tour

The news (from Billboard.com) itself sounds quite impressive . . . Wow, welcome back!

この夏の Ringo Starr’s All-Star Band ツアー参加をかわきりに、Rod ArgentColin Blunstone の再結成 Zombies が北米ツアーを開始するようです。このビルボードの記事に引用されているインタビューで印象的なのは以下の箇所です。

「ビートルズが最初にデビューした時、リンゴのドラムスが生み出すグルーヴは革命的でさえあったんだ。他の誰でもない、彼にしか出せない音を叩いていたんだ。」とアージェントは言う。「我々の最初のレコード、“She’s Not There” は、僕が最初期に書いた曲だけど、この曲の冒頭部分のリズムは、リンゴのドラムからインスピレーションを受けて作ったんだ。だから、何十年もたった今、リンゴと一緒に演奏するなんて本当に素晴らしいとしかいいようがないよ。」
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2006/05/16

The Revised Byrds Box Set!

以前 「The Revised Byrds Box Set?」 として掲載した 4枚組? 5枚組? 改訂版 CD ボックス、ボツになったのかとおもいきや、プロモ盤が出回り出した らしいです。

A while ago I wrote about the rumor about the Byrds’ CD box as “ The Revised Byrds Box Set? ”. I thought it was banned already . . . However, according to an interesting source, promotional copies start to circulate . . . Wow.

[C5K-86424]

プロモ盤のパッケージはこんなのらしい / Promo box looks like this, according to the source.

情報源は こちら

Take a look at the source for more details.

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2006/05/14

Brother, Brother, Brother / The Isley Brothers

(this article deals with my favourite Isleys album, “Brother, Brother, Brother”. English version of this article (probably) will not be available.)

私が Isley Brothers を初めて聴いたのは、15年ほど前に購入した “It’s Our Thing” (T-Neck / Buddah TNS-3001) でのこと。1969年当時、文句なしの全盛期を迎え黒人音楽の分野では完全に最先端を走っていた James Brown からの影響が濃厚な力強いファンクで溢れた、彼らののちの活躍を考えるとマイルストーン的なアルバムといえます。続く “The Brothers: Isley” (T-Neck / Buddah TNS-3002)“Get Into Something” (T-Neck / Buddah TNS-3006) もグルーヴ溢れる力強いファンク系の作品として、聴き所満載です。この辺りでは今では最後の “Get Into Something” が一番好みです。 前作、前々作よりぐっとタイトで切れ味抜群なリズムセクションが曲によってセカンドラインを聴かせたり、なかなか面白い。

その後私は、最初期の “Shout”“Twist And Shout” までさかのぼったり、セールス的に絶頂だった 3+3 時代のネチネチファンクととろけるバラードまで、ひととおり楽しむ様になりましたが、現在最も良くターンテーブルに載る機会が多いのは、過渡期とされる 1972年にリリースされた本アルバムです。

[TNS-3009 Front Cover]      [TNS-3009 Back Cover]

Brother, Brother, Brother / The Isley Brothers
(T-Neck / Buddah TNS-3009)
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2006/05/11

Blood, Chet And Tears / Chet Baker

(ごめんね、たまには悪態つかせてください)
(this article is my thoughts (and beyond) on Chet Baker’s famous “guilty pleasure for Chet’s fans” album left on Verve label. English version of this article (probably) will not be available.)

もし、知り合いに Chet Baker コレクターがいたとしたら、 このアルバムについてどう思うか聞いてみて下さい。きっとこんな感じで答えられるはずです。

. . . マニア泣かせの、なんとも言いようがない「迷盤」というところでしょうか . . .

まぁこのアルバムを彼の「最高傑作」だの「一番好きなアルバム」だのと言う人はさすがにいないでしょう (いたらごめんね)。 しかしその一方で、このアルバムを聴く度に、いろんなことに思いがめぐり、私はとても複雑な気持ちになります。

[V6-8798 Front Cover]      [V6-8798 Back Cover]

Blood, Chet And Tears / Chet Baker
(Verve V6-8798)
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2006/04/28

My World Fell Down c/w Libra / Sagittarius

Present Tense / Sagittarius」 より:
あるいは近い将来にきっと入手することになるであろう当時のシングル盤

というわけで 1も 2もなく探して購入しましたがな。

あーこれでんがな、中間部の SE がないとやっぱりあかんな〜。夢の3分37秒。

しかし、 Nuggets の CD ボックス 収録のシングルバージョンより音が悪いという事実に直面して . . .

[4-44163 Side-A] [4-44163 Side-B]

My World Fell Down c/w Libra / Sagittarius
(Columbia [US] 4-44163)

以下備忘録。

2006/04/20

Soothing Music For Stray Cats / Edgar Jones

時代錯誤と揶揄されようとも信念を貫き通した、レトロマニアの愛すべき頑固親父。ラーズ (The La’s) の リー・メイヴァース (Lee Mavers) と並び、1990年代初頭の UK インディーロックシーンで強烈な個性を発揮した ステアーズ (The Stairs) の エドガー・サマータイム (Edgar Summertime)。その彼が昨年 (本名の Edgar ‘Jones’ Jones 名義で) ソロアルバムを出していたことを最近になって知り、大急ぎで CD を購入しました。本当に最近の情報に疎くなってしまい、悲しいやら情けないやら . . .

Two lovable guys, hopelessly stubborn kinda individuals, perfection of anachronism – they are Lee Mavers (of The La’s) and Edgar Summertime (of The Stairs), both of who left remarkable individualities in the UK Indie Rock scene in the early 1990s. Recently I happened to know Edgar Summertime released his first solo album (under his real name, Edgar ‘Jones’ Jones) in 2005, which is so astonishing and astounding. It’s really awful and shameful to me that I know few things about recent music scene nowadays…

[Soothing Music For Stray Cats]

Soothing Music For Stray Cats / Edgar ‘Jones’ Jones
(Viper CD029)
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2006/04/19

Present Tense / Sagittarius

… this article is dedicated to my (personal) melancholic memory for Sagittarius’ LP “Present Tense” when I was a teenager. And the English version of this article (probably) will not be available.

中学二年生の時 (1984) に 〜まだその頃は北九州に住んでいましたが〜 Beatles との衝撃的な出会い (*1) をして以来、少ない小遣いを工面しつつ物凄い勢いで LP やシングルを買っていたあの頃。静岡に引っ越し、高校に進学する頃には、すでに別テイクやミックス違いの類はほぼ全て手元に揃うまでになり、ブート LP などにも手を出し始めていたのですが、ある時ふと疑問がよぎりました。こんなに来る日も来る日も Beatles ばっかり聴いている俺はアホちゃうか? なんで他の音楽を聴こうとしないんやろう?

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2006/04/08

No P. Or D. / Ms. John Soda

以前 MORR MUSIC の web で試聴して、いいなーと思っていたものの、まだ買っていませんでした。 先日、近所の某店で中古 LP が出ていたので捕獲。2002年 9月リリース。

A while ago I listened to their sound samples at MORR MUSIC‘s web site and thought I like ’em. However, I just forgot to buy the album. Then the other day I found a used vinyl LP of this album at a local seller… This album was originally released in September 2002.

(the rest of the English edition of this article will be available in the near future)

[MORR031LP Front Cover]      [MORR031LP Back Cover]
No P. Or D. / Ms. John Soda
(MORR MUSIC [G] MM 031 LP)
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