2021/09/05

Technics SU-R1000 試聴記 #03: USB ディジタル入力で試聴

試聴 3日目(2021年6月21日)は、主にUSBディジタル入力とRCAアナログ入力の比較テストです。ディジタル入力のフルディジタルアンプ、対、アナログ入力のフルディジタルアンプ、軍配はどちらに?

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りしての自宅環境で試聴です。

前回 まで同様、当時 Facebook に毎日載せていた試聴記の(加筆修正後の)転載となります。

TAS July/August 2021 pp.104-105

(The Absolute Sound July/August 2021 pp.104-105)

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2021/09/04

Technics SU-R1000 試聴記 #02: LAPC 補正テスト

試聴 2日目(2021年6月20日)は、主に LAPC (Load Adaptive Phase Calibration) 機能のテストです。マイクなしのスピーカインピーダンス自動補正の実力は?

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りしての自宅環境で試聴です。

前回 に続き、当時 Facebook に毎日載せていた試聴記の(加筆修正後の)転載となります。

TRX-P300S and SU-R1000 (rear) Continue reading
2021/09/03

Technics SU-R1000 試聴記 #01: ディジタル系をアナログ入力で試聴

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りして自宅環境で試聴することができました。本当にありがとうございます。

Technics SU-R1000 Web

お借りしていた間、試聴記を毎日 Facebook に投稿していたのですが、2ヶ月近くたった今頃になって、それらをブログに転載しておこうとふと思い立ちました。

特にオーディオマニアでもない人物によるシロート(笑)なりの書き殴り文章のため、分量がとても多くなりましたので、FB 投稿と同様、全14回 の長編で(加筆修正の後)ここにも転載していこうと思います。

まずは、初日の 6月19日、初めて箱から出して単純に繋いで音出ししただけの状態から。

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2021/09/01

King of the Kora: An Introduction / Toumani Diabaté

マリのコラ奏者 トゥマニ・ジャバテ (Toumani Diabaté) のコンピレーション。2009年リリース。

CD 2枚組で、1枚目は自己名義のアルバム(1988〜1999)からの選曲が中心、同じくマリ出身のコラ奏者、NØ FØRMAT! レーベル での諸作も人気のバラケ・シソコ (Ballaké Sissoko) との共演も含む。ただただ美しい調べと響きが心地よい(アルバムによってホールエコー成分多めのものもあり)。

2枚目はタジ・マハール (Taj Mahal) やホセ・ソト (José Soto)、ダニー・トンプソン (Danny Thompson) などとの共演アルバムからピックアップされたコラボレーション集、ブルースやジャズ、フラメンコなどとマリの民族音楽のフュージョン的な楽曲から、コラの可能性を堪能できる。

オーディオ的にも優れた録音が多く、同時にマリの伝統音楽入門としても、コラ(楽器)の幅広い可能性を楽しめる良質なコンピレーションとしても、最適な盤。

2021/07/27

Can’t Sit Down…’Cos It Feels So Good!: The Complete Modern Recordings / The Ikettes

アイク & ティナ・ターナー (Ike & Tina Turner) のバックコーラスとしてスタートし、単独でも人気グループとなった アイケッツ (The Ikettes)。その Modern レーベル時代、Jessie Smith, Robbie Montgomery, Venetta Fields という黄金期の3人時代の集大成となる、聴き応え満点の好編集盤 です。

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2021/07/08

シン・デジタル教育 | I wrote another book on “Digital Education / Kidraising / Lifelong Learning”

(レコードや音楽に関係ないのですが、紹介させてください。)

(Sorry this post doesn’t have to do with vinyl records and music, but please advertise one time…)

2015年の初著 の(精神的な)続編を上梓します。

My new book, the sequel to my first book published in 2015.


[schema type=”book” url=”https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%95%99%E8%82%B2-10%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E6%88%91%E3%81%8C%E5%AD%90%E3%81%8CAI%E3%81%AB%E5%8B%9D%E3%81%A4%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8-%E6%9D%BE%E6%9E%97-%E5%BC%98%E6%B2%BB/dp/4761275499?&linkCode=ll1&tag=microgroove-22&linkId=b2ad712c443c9f4c956c9043935185f1&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl” name=”シン・デジタル教育 ~10年後、わが子がAIに勝つために必要なこと~” author=”松林弘治” publisher=”かんき出版” pubdate=”2021-07-07″ isbn=”9784761275495″ paperback=”yes” ]
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2021/06/14

Calculus (John Zorn) and XXXX (Wollny-Parisien-Lefebvre-Lillinger)

ジャケットは同類(数学と化学)だけど。

どちらも(わたしの大好物な)ボーダーレスな音楽だけど。

それぞれ、方向性が全く異なるのが面白い、2作品です。

Calculus, XXXX
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2021/05/31

Hooray for Eddie Bo

エディ・ボー (Eddie Bo)。知る人ぞ知る、なんでしょうか、ニューオーリンズの至宝。自己名義での大ヒット作には恵まれることはありませんでしたが、ニューオーリンズ R&B 〜 ニューオーリンズソウル 〜 ニューオーリンズファンク、そしてジャズ、と、その才能を遺憾無く発揮した自己名義作品、および幾多のプロデュース作品で知られます。アーマ・トーマス (Irma Thomas) やアート・ネヴィル (Art Neville) など錚々たるメンバとの共演やプロデュースでも知られています。また、リトル・リチャード (Little Richard) のヒット曲 “Slippin’ And Slidin’” の元ネタ(パクリ元)がエディ・ボーの1956年シングル “I’m Wise” であることも有名です。

 

彼の全盛期の作品は、もともとシングルリリースしかされていないものが多く(もちろんオリジナル盤は入手困難)、そして自己名義に加えてプロデューサとしての作品も多く、結果としていろんなコンピレーションに数曲収録されているのがほとんどなので、全貌をとらえるのがすごく難しかったのですが、さすがに21世紀ともなればいろいろ出ていたり聴けたりするようになってきていますので、それを個人的備忘録的にまとめておこう、というのがこの記事の目的です。

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2021/04/26

The Who Sell Out (Super Deluxe Edition)

The Who のアルバム、The Who Sell Outスーパーデラックスエディション がリリースされました。個人的には、ファーストアルバム よりも Live at Leeds よりも大好きな、思い入れのあるアルバムですし、ブックレットの解説も読みたいので、5CD + 7インチシングル2枚組セットの輸入盤を買いました。

Super Deluxe Edition release of The Who’s seminal album “The Who Sell Out” is out. This album is personal favourite, compared even with their 1st album and “Live at Leeds” – and I’d like to read the liner-notes on the gorgeous booklet, so I bought the 5CD + 2 x 7″ 45rpm box set.

The Who Sell Out (Super Deluxe Edition)

で、今どきらしく、ハイレゾダウンロードでもリリースされているのですが、微妙に収録曲が異なることに気付きました。たとえば 5CD版(108曲収録) には 1-25 “Sunn Amps promo spots” や 1-26 “Great Shakes ad” が収録されているのに、ハイレゾダウンロード版(105曲収録) にはない。逆に、ハイレゾダウンロード版には 25 “Our Love Was (take 12, rejected mono mix)” があるのに、5CD版には収録されてない、などです。この辺りの事情をまとめたサイトとかあったりしないですかね。。。

This comprehensive album is also released in the hi-res download format, and I noticed some of the contents (and track order) are different from the physical release. For example, the 5CD box (108 tracks) contains 1-25 “Sunn Amps promo spots” and 1-26 “Great Shakes ad”, while the hi-res download version (105 tracks) doesn’t; download version contains 25 “Our Love Was (take 12, rejected mono mix)” while the 5CD box doesn’t. Does anyone know about it, or does anyone know the websites describing the difference?

2025/06/13 追記: で、どこにも情報がまとまっていないようだったので、5CD版とハイレゾダウンロード版の違いを調べてみました。

Addendum (Jun. 13, 2025): … since there didn’t seem to be any information compiled anywhere, I decided to look into the differences between the 5CD version and the hi-res download version.

Only on 5CD version Only on Hi-Res download version
1-25:
Sunn Equipment Promo Spots (Mono)
 
1-26:
Great Shakes (Mono)
 
  1-25:
Our Love Was (Take 12 Rejected Mono Mix)
  1-26:
I Can See For Miles (Early Mono Version)
  1-27:
Someone’s Coming (UK Single Mix / Mono Version)
  1-28:
Magic Bus (US / UK Mono Version)
  1-29:
Dr. Jekyll & Mr. Hyde (US Single Mix / Mono Version)
2-16:
Someone’s Coming
 
2-18:
Glittering Girl
 
2-22:
Sodding About
 
3-27:
Shakin’ All Over (Take 3)
 
4-10:
Magic Bus (Unedited Stereo Mix)
 
5-14:
I Can See For Miles (Pete Townshend Demo)
 

さらに、少なくとも Apple Music ストリーミング版 は、両者を合成した 全114曲収録 となっていることに気づきました。。。おかしいですね、私の記憶では、2021年当時は、ストリーミング版も105曲のみ公開されていたはずなのですが。。。

Furthermore, I noticed that at least the Apple Music streaming version contains a total of 114 songs, which is a combination of both versions… That’s strange, because as I recall, in 2021, only 105 tracks were available on the streaming version…

2021/03/11

Solidair Ukishima Feet & Pedersens Gyro Armboard for GyroDec

2003年に中古で購入した GyroDec Mk.III のアップグレードもついに最終章、この2つのアップグレードで「あがり」にしたいと思います。

My GyroDec Mk.III (that I bought second-hand back in 2003) has several upgrade kits installed through the years – and here’s the last two. I would call it quits.

SolidAir Audio Ukishima Feet / Pedersens Gyro Armboard Continue reading